ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

4/3「第5回Riesling Ring Tasting」参加者募集中

2013-03-21 10:07:32 | ワイン&酒
リースリングワインにフォーカスした試飲会 のご案内です。

第一部は業界関係者のみご参加いただけます
※試飲会のみの場合は申し込み不要

ワイン愛好家の方は18:30からの第二部にお申込みください
※申し込みが必要。詳細は → コチラ

【参考】 第4回 Rieslin Ring Tasting(2012年)の様子 → コチラ

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(追記:2013/3/26)
第一部のセミナー(参加費1000円)は “無料” になりました


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Bioのピノ・グリージョ

2013-03-20 10:00:57 | ワイン&酒
カジュアルワイン が続きます。

こちらも、家で最近飲んだワインです。
仕事柄、いろいろなワインを飲む機会がありますが、家庭の食事に合わせるとなると、どうしてもカジュアルなワインになってきます(スタイルも価格も)


IL SOLE Pinot Grigio delle Venezie (イタリア、ヴェネト)

イタリア北部ヴェネト州のIGTワインで、ブドウ品種はピノ・グリージョ。
ヴィンテージは入っていませんし、生産者もよくわからない…

そんなワインをなぜ買ったのかというと、 “Bio” の認証 があったから。

このワインは ビオロジック認証で栽培されたブドウ でつくられています。
ただ単純に、ビオだからすべていい、というわけではなく、健全でおいしさも伴わないと本末転倒ですよね?

が、ピノ・グリージョという好きなブドウ品種であり、価格も非常にお手頃だったため(「やまや」で700円以下)、また、スクリューキャップ栓 だったことから、試してみても面白いと思いました。



飲んでみると、果実味が豊かでジューシー感があり、しかも健全でピュア。アルコール12%と軽いのも嬉しく、樽のニュアンスが全くないので、爽やかに飲め、合わせる料理も選びません。
3日かけて飲みましたが、劣化はありませんでした。

これなら、ハウスワイン、デイリーワインとして合格でしょう

「やまや」直輸入のお手軽価格帯ワイン、いい仕事していると思います


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ニューフェイスワイナリーのタパスワイン@スペイン

2013-03-19 10:06:24 | ワイン&酒

The Tapas Wine Collection Tempranillo 2010 Blackboard Wines
(スペイン、バレンシア)

先月、家で飲んだ カジュアルなスペインの赤ワイン を紹介します。

Blackboard Wines は、スペインのアリカンテに 2012年に設立されたニューフェイス
今のところ、ラインナップは、この“The Tapas Wine Collection”のみで、赤のほかに、白(ヴェルデホ)とロゼ(ガルナッチャ)があります。



テンプラニーリョ種でつくられたこの赤ワインは、アルコール度数は14%と高いですが、果実味豊かで、タンニンがスムース。するすると入ってくる心地よいワインです。



眉間にしわ寄せながら飲むワインではなく、サイドラベルのイラストが示すように、いろいろなフードとともに、肩の力を抜いて気軽に楽しむのが身上

パン+オリーブオイルも美味しかったし、チーズは白カビ系がよく合いました





ただし、ワイングラスにはちょっと気を遣った方がよく、いくつか飲み比べた結果、上の「Chef & Sommelier」の「アロマップ」シリーズの“フルーティー” のような形が、果実の豊かなアロマと味わいをもっとも引き出せました。

カジュアルなワインだからこそ、ピッタリなグラスを選ぶと、よりおいしくいただけますね



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4/3 リースリングワインだけのTasting参加者募集

2013-03-18 12:00:00 | ワイン&酒


リースリングワインを愛し、広める団体 「Riesling Ring」 は、4月3日(水)に試飲会を開催 します。

この試飲会では、リースリングというブドウ品種のワインだけが登場します。
一つの品種にフォーカスした試飲会ということで、第1回(2009年)より好評をいただいています。

第一部は業界関係者のみの試飲会ですが(13:30-17:00、申し込み不要、参加費1000円)、
夜からの第二部は、ワイン愛好家の方にもご参加いただけます(申し込み必要、会費3000円)。

下にご案内のフライヤーを貼り付けますので、よくお読みの上、参加を希望される方は、参加申し込みフォームよりお申込みください。

◆参加申し込みフォーム(第二部) → http://form.os7.biz/f/1a8fb8cd/



※ワインの試飲会のため、20歳以上の方のみお申込みいただけます。

※“Tasting”の会です。飲酒量にご注意ください。また、フード類の提供はありません。



【参考】 第4回 Rieslin Ring Tasting(2012年)の様子 → コチラ

私もRiesling Ring の執行部を務めていますので、当日は会場で皆さんをお待ちしています


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一足先に和菓子で桜を

2013-03-17 12:27:10 | 甘いもん
静岡の叔母から、季節限定の最中 が届きました


田子の月桜最中  御菓子庵 田子の月(静岡県富士市)

小豆あんの中に白い求肥餅が入る「田子の月最中」は、季節限定の最中を出します。
春は です。


刻んだ塩漬けの桜の葉が入った白あんの中に桜色の求肥 が入っています

この最中はもう何回も食べていますが、今年は特に桜の葉っぱの存在感が際立っているような?葉の刻み方も大振りで、量も多いような気がします。
だから、本当に、あ~、桜



北海道十勝産の小豆あん+求肥 のレギュラータイプ、ミニサイズの黒ゴマ渋皮栗入りあん が入った、合計18個の詰め合わせで、しばらくシアワセな時間が過ごせそうです

いつも送ってくれる叔母に感謝!


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期間限定!フォションのアーモンドチョコレートバー

2013-03-16 15:50:01 | 甘いもん
ホワイトデーにいただいた、甘~いフォションのスウィーツ


アーモンドチョコレートバー (ホワイト)  FAUCHON  735円

キャンディ型にかわいくラッピングされた、キュートなスウィーツです。
包装紙の上にかかっていたリボンもかわいいピンク色でした。


長さ約8.5cm 重さ50g

食べる前にしっかり測りました(笑)
かなりずっしりボリュームがあります。



ザクザクとカットされたアーモンドを混ぜ込んだサクサクのクッキーが、なめらかなホワイトチョコでコーティング されています。

アーモンドとクッキーの食感がザックリ!アーモンドが香ばしく、まったりしたホワイトチョコがリッチで超濃厚 甘さはかなりしっかりめ。

このバー1本を1人で食べるとかなり満足感が得られますが、カロリーが気になる方は、1本を仲よく半分ずついただきましょう(笑)



2本入りで735円。
3月下旬までの期間限定販売品のようなので、ほしい方はお早めに~

ちょっとしたプレゼントにもいいですね。
女子にはかなり喜ばれるカワイサです




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4/18-23 日本橋高島屋で初のワインフェア開催

2013-03-15 10:25:53 | ワイン&酒
2013年3月20日に 開店80周年 を迎える 日本橋高島屋 では、これを記念し、
初のワインフェア を4月18(木)~23日(火)の日程で開催します。

意外や意外!
日本橋高島屋が初のワインフェア?



フランスフェアやイタリアフェア、スペインフェアなど、国単位でのフェアの開催の際にワインを出してきていたものの、ワインだけのフェアは、創業80年目にして初めてだそうです。
そのため、かなり力の入った内容となっています。

出展ワインは、約20か国、500アイテム になる予定。
中には、世界に先駆けて初登場するワインや、日本だけでしか買えない、この先もつくられるかどうかわからないワインなどもあります。

例えば、“世界初登場のワイン”には、以下のものがあります。


Bourgogne Gamay 2011 Maison Leroy (仏、ブルゴーニュ) 5,250円(税込)

高島屋といえば 「ルロワ」 です。

以前に紹介したように、マダム・ビーズ・ルロワが率いるルロワのワインを、高島屋では40年にわたって扱っています。
その深い縁から、マダムが初めてガメイで1タンクのみ仕込んだ6000本の「ブルゴーニュ・ガメイ2011」を、全本数、日本で仕入れることができ、このフェアで発売されることになりました。

2011年は非常にいいガメイが収穫できたため初めてつくった、ということですが、どこの畑かは高島屋のバイヤーにも明かしてもらえなかったそうです。なんともミステリアスですよね。

また、この先、ガメイを仕込むかどうかはマダムにもわからないそうですから、このガメイが幻の1本になる可能性は非常に高そうです。まさに一期一会のワイン。
うーん、これは飲んでみたい!



Clarendelle Rouge Pessac-Leognan 2008 (仏、ボルドー) 5,250円(税込)

「クラレンドル」 は、ボルドー屈指のシャトー「シャトー・オー・ブリオン」や「シャトー・ラ・ミッション・ブリオン」を所有するグループ(ドメーヌ・クラレンス・ディロン)を率いるルクセンブルクのロベール殿下が生み出した新たなボルドーワインです。オー・ブリオンと同じスタッフが醸造を手掛けます。

通常の「クラレンドル・ルージュ」は、グループが所有するボルドー各地のブドウからつくられますが(AOC Bordeaux)、オー・ブリオンとラ・ミッション・ブリオンの畑のブドウのみをブレンドした限定ワインが2008年に仕込まれました。

それが、この「クラレンドル・ルージュ ペサック・レオニャン 2008」(AOC Pessac-Leognan)です。

このワインの正式なリリースは、今年6月にボルドーで開催される見本市「VINEXPO」ですが、このフェア限定で世界に先駆けて先行販売 されるというのですから、これも要注目!

しかも、この特別なワインには、通常の「クラレンドル・ルージュ」も無料サービスで付いてくるとかで(このフェア限定)、つまり、2本セットで5250円?! 購買意欲を大きく刺激してきますね(笑)



“世界初登場ワイン”はまだあります。
“日本初登場ワイン”は、もっと色々と

フェア期間中に来日するワイナリー などの情報も含め(セミナーなどが開催される予定)、お知らせしたいことがまだまだあります。また追ってご案内していきたいと思いますが、ひとまず、フェアの日程だけはしっかり押さえといてくださいね



日本橋高島屋開店80周年記念 「世界のワインフェア」

日時:2013年4月18日(木)~23日(火)

会場:日本橋高島屋 8階催事場


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ドイツの若い世代に人気のワインがヒント

2013-03-14 17:20:07 | ワイン&酒
昨日は、3月7日に開催された 「ワインプリンセスとドイツワインを楽しむ会」 を紹介しました。

この会には一般消費者の方にもご参加いただきましたので、さまざまなドイツワインに触れ、ドイツワインに目覚めた方もいらっしゃるでしょう。

が、まだあまりドイツワインに触れたことのない方や若い世代にとっては、ドイツワインは入り口が狭く、敷居も高く感じるかもしれません。

それは、かつてドイツ留学時代に嗜んだ医師たちが好むもの、とか、弁護士や外交官といった階級の人で、しかも壮年以降の男性が好むもの、というイメージが、知らず知らずのうちに植え付けられていることも、理由のひとつにあるでしょう。

フランスのシャンパーニュのように、“華やかでウキウキした気分で楽しめ、女性にもよく似合う”というイメージに比べて、ドイツワインは “堅苦しく、閉じて、冷たく” 感じるかもしれません。

でも、ドイツワインが “堅苦しく、閉じて、冷たい” って、本当にそうでしょうか?

それは、もしかして、“リースリング”のイメージの一面ではないでしょうか?



先週、幕張メッセで開催された見本市「FOODEX」に、ドイツのワイン生産者(未輸入)が来日しました。

そのうちのひとつ、ナーエ地域で9代続く 「Emmerich-Koebernik」若い女性担当者 から興味深い話を聞きました。

彼女の紹介していた6アイテムはすべて白で、うち、リースリングは2つ(ドライ、シュペトレーゼ)。
残り4アイテムは、ドライタイプのグラウアー・ブルグンダー(ピノ・グリ)、ミディアムドライのシルヴァーナヴァイサー・ブルグンダー(ピノ・ブラン)、シュペトレーゼの ショイレーベ でした(6アイテムとも2011年)。

へえ~と思ったのは、彼女がリースリング以外のワインについて語る内容が多かったこと。
例えば、「ドライのグラウアー・ブルグンダーは、野菜料理や魚料理、軽いソースのパスタによく合う」、とか、「ショイレーベのワインは、今、ドイツの若い世代に大変人気がある」 とか。

ショイレーベ
20世紀初めにシルヴァーナとリースリングの交配でできた白品種で、生産性が高く、よく成熟するが、酸も高いため長熟し、品質が重視される品種です。
栽培面積は全体の1.6%(2008年の統計)と非常に少なく、白品種の中では第8位。
※第1位リースリングの数字は21.9%(2008年)

となれば、ショイレーベの日本での知名度は低いのは当然といえば当然ですが、ドイツの若者に人気とは、どういうこと?

尋ねてみると、「ショイレーベはオープンマインドだから。パーティーでもよく飲まれているの」 と返ってきました。

“オープンマインド”(open-minded)は、“心の広い、偏見のない”という意味。
今のドイツの若い層は、自分たちのフィーリングに合うワインを自由に楽しんでいる ようです。



私が最も近くドイツを訪問したのは2年近く前になりますが、その時に、ショイレーベやヴァイサー・ブルグンダーなどのリースリング以外の白ワインも色々と買ってきました。
というのも、それらのワインを飲むシーンや食とのマリアージュをすぐに思い浮かべられたから。


その際に買ってきたワインのラベルたち

先日の 和食とワインのマリアージュ会 の時も、最も食事に寄り添ったのはドイツのシルヴァーナ でした。



ドイツワインといえばリースリング、と来るのは当然です。
が、その定石にこだわらず、お値段的にも味わい的にも親しみやすいピノ・ブラン、ピノ・グリ、シルヴァーナ、ショイレーベ、といった白品種のワインから入って行くと、ドイツワインの楽しさをより気軽に感じられるかもしれません

そのためには、もっとバラエティ豊かなドイツの白ワインが日本に入ってくると嬉しいですね。
ぜひ輸入業者の方に頑張ってほしいと思います。


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「ワインプリンセスとドイツワインを楽しむ会」報告

2013-03-13 15:08:10 | ワイン&酒
ご案内していた「ドイツワインプリンセスと日本初登場のドイツワインを楽しむ会」 が、3月7日に駐日ドイツ大使館で開催されました。

この会は、私も執行部を務めるRiesling Ring と、ドイツ大使館ドイツワイン基金の協力の下、実現したイベントです。

2013年3月5日~8日に幕張メッセで行われた見本市「FOODEX」 に合わせて来日していたドイツワイン生産者を迎え、業界関係者のほか、公募した一般消費者の方にもご参加いただき、開催しました。


ドイツワインプリンセス アナ・ホーホデルファー さん

いただいていたポートレイト写真よりも、実物の方が若々しくてキュート
ファルツ地域のランダウ出身です。ランダウには私も行ったことがあるので、ランダウに関するおしゃべりをアナさんとさせていただきました。気さくでチャーミングな女性でした


出番を待つワインたち (バックヤードのセラーの中です)


リースリングだけでなく、赤ワインも含め、さまざまなドイツワインが出されました


FOODEXに出展していた ドイツ産チーズ も並びました



イベントには約150名の方が来場し、大盛況の会となりました。
皆さんには、各生産者ご自慢のワインとお料理を楽しんでいただけたと思います。


開場前のドイツ大使館内 アトリウムホールの様子

私はスタッフ側で、受付付近に張り付いていたため、ステージの話まったく聞けなかったのが残念でしたが、一般の参加者の皆さんにとっては、普段はなかなか入れない大使館で、ワイン業界の重鎮やワイン生産者と直接会うことができたので、満足していただけたのではないでしょうか?

これを機に、ドイツワインファンになった方がきっといるのでは?(笑)



最後になりましたが、関係者の皆様に深くお礼申し上げます。


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微発泡ワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」がおいしい!

2013-03-12 11:45:51 | ワイン&酒
ポルトガルの微発泡ワイン ヴィーニョ・ヴェルデがブレイクする! と以前書きましたが、それを確信するヴィーニョ・ヴェルデに出会いました。

ポルトガルに特化したインポーターが輸入する ヴィーニョ・ヴェルデ です。


Aphros LOUREIRO Vinho Verde DOC 2011  Aphros TEN Vinho Verde DOC 2011
Casal do Paco Padreiro (ポルトガル)

どちらも果実味がキレイで透明感があり、酸がフレッシュ!スーッとナチュラルにノドを流れます。ごく軽い発泡も好ましく、ああ、どちらも私の求めるエレガントで軽やかな白!
「テン」の方がややデリケートでしょうか。

どちらも、ポルトガルのニューニョ・ヴェルデ地方やスペイン北部ガリシアのリアス・バイシャス地方で栽培されているローレイロ種100%

「ロウレイロ」はオーガニック認定・ビオディナミ、アルコール度数12%、
「テン」はオーガニック認定(ECOCERT)、アルコール10%。

銘柄名となっている「アフロス」は、ギリシャ神話の美の女神からとっています。



ポルトガル料理は日本人の味覚によく合う と言われますが、このヴィーニョ・ヴェルデも、日本人の繊細な舌によく合うワインだと思います。

だいぶ春めいてきましたが、春先から初夏、真夏はもちろん、寒い季節の鍋料理などとともにも楽しめる守備範囲が広いワインです。

ヴィーニョ・ヴェルデ、知っておくと、ちょっと鼻が高いかもしれません


(輸入元:株式会社岸本)
※同社の直輸入ワインが買えるサイト → http://www.wineportugal.jp/index.htm


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3.11からの食の安全を考える

2013-03-11 12:17:45 | 雑記
2011年3月11日から2年。

東日本大震災で被災した地域への支援が少なくなっている、と聞きます。
大震災の記憶がだんだんと薄れてきているのでしょう。
それなのに、原発の被害を受けた福島の生鮮品や食品を敬遠する人は、今もまだまだいます。

私の母は福島の会津出身です。母のきょうだい、私のいとこたちは今も会津にいて、福島は子供のころには夏休みなどに遊びに行く場所でした。
それゆえ、特に母は、福島の野菜、果物、魚など、産地に“福島”と表示されたものを好んで買っていました。

しかし、2年前の原発事故以来、福島の産物は、放射性物質が検出されていないものであっても、消費者から敬遠されるようになりました。いわゆる、“風評被害”です。

私たちは、東日本大震災による、津波、原発事故を忘れてはいけないし、金銭的、マンパワー的な支援ももちろん継続していくことが求められると思いますが、福島の産物に関しては、正しい認識の下、受け入れていくことが、大きな支援になるのではないでしょうか。

“食の安全”に関しては、日本のどの地域でも、誰もが気になるテーマです。
根拠のない噂や風評に踊らされず、客観的な視点かつ広い視野の下、選んでいくことが、日本の未来につながる気がします。


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庭の花が一気に開花!

2013-03-10 16:35:23 | 雑記
ここ数日、暖かい日が続きました
そのおかげで、うちの庭の春の花たちも、一気に開きました
そこで、先ほどパチリと撮った花々の姿を紹介します。


黄水仙
背丈15cmほどのミニサイズ。
小さいけど、キレイに咲いている姿がけなげです。



ほんのりピンク色がかっています。
初夏には梅の実が少し収穫できます。


クロッカス
1輪だけ咲きました。
花が紫のサフランも庭にありますが、まだ咲きません。


きんかん
小さい木ですが、今年初めて1個だけ実を付けました!
これを家族で分け合うのは難しい!(笑)


ゆず
初冬からあれこれ活躍してきた柚子は、まだ20個近くあります。
柚子の香りって、本当にやさしくて癒されますね



明日からはまた寒さが戻ってくるようですが、もうひといきで春ですね~


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肉厚でジューシー!特大マッシュルーム

2013-03-09 22:07:00 | おいしい食べもん
今日の夕飯に、特大マッシュルーム を食べました!


上)ブラウンマッシュルーム (ポルトベーロ)  
下)ホワイトマッシュルーム(テイスティマッシュルーム) / 千葉県香取市産

どちらも特大サイズ(約10cm) ですが、このままでは大きさがわかりにくいので、玉子と一緒に撮ってみました。


Lサイズ玉子と比べてもビッグ!

マッシュルームは、大きくてもせいぜいピンポン玉ほどですが、このマッシュルームは大きいだけでなく 厚み もあります。



ホイルに包んでグリルで蒸し焼きにし、醤油とオリーブオイルをたらしていただきましたが、焼いた際に出てくるジュースの多さにビックリ!
ホワイトの方が繊細な味わいで、ブラウンの方がやや濃厚でしょうか。
超ジューシーで弾力があり、歯ごたえむっちりでボリュームたっぷりです
出てきたジュースはもったいないので、スープに活用します(笑)

先日このマッシュルームのポタージュをいただきましたが、キノコの旨味が濃厚で、クリーミーでやさしく、ほっと癒される滋味なお味で、大ファンになりました

バターやオリーブオイルで丸のままソテーして、ステーキのように豪快に食べるのもいいですね!



キングギガマッシュルーム  直径15cm

これにはもっと上のサイズがあり、その名も“キングギガマッシュルーム”

見た感じ、15cmよりも大きいようでした。
右のレギュラーサイズと比べると超巨大!画面右下に見えている“テイスティマッシュルーム”(今回私が食べたサイズのホワイトマッシュ)と比べても、やはり大きい!

この巨大マッシュルームは飲食店で食べることができるほか、自宅に直送してもらうこともできます。気になる方は、下記のHPの問い合わせフォームで相談してみてください。

株式会社ワキュウトレーディング
http://www.waq.jp/index.html

※ここはマッシュルームだけを扱うユニークな会社です


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世界最優秀ソムリエコンクール決勝を生で観戦しよう!

2013-03-08 22:11:22 | ワイン&酒
第14回 A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール が、今月末に東京で開催されます。

この大会は、世界一のソムリエ を競うコンクールです。
1995年の第8回 東京大会で田崎真也さんが優勝したことで知られていますが、あれから18年、再び東京に帰ってきました。

そして、嬉しいことに、この大会の決勝が一般公開されます!
事前登録が必要 ですが(とても簡単)、登録をすれば誰でも決勝観戦できる のです

平日の午後なので、お勤めの方には厳しいかもしれませんが、午後半休を取れる方はぜひ。
定員が埋まり次第、受付終了となりますが、まだ大丈夫です。
でも、どうぞお早めに



当コンクールの説明会が先月、都内で行われ、国際ソムリエ協会から3名の役員が出席しました。


左より)副会長セルジュ・デュプス氏(フランス、1989年大会優勝)、広報ミシェル・シャントン氏(モロッコ)、会長の田崎真也氏(日本、1995年大会優勝)
※右端は、当大会のオフィシャルグラスを提供するアルク・インターナショナル・ジャパン社長

今回は、国際ソムリエ協会の加盟国+オブザーバー国+過去の優勝者3名=58名 で世界一のソムリエの座を競います。
日本からは森 覚(もり さとる)さんが挑戦します。

第14回大会スケジュール
  3月27日(水) クオーターファイナル:セミファイナルに進む12名を選出

  3月28日(木) セミファイナル:筆記と実技試験で3名のファイナリスト選出

  3月29日(金) ファイナル:公開決勝 ←皆さんが観戦できるのはこれ



世界最優秀ソムリエコンクール公開決勝

日時:2013年3月29日(金)13:30~17:30 受付12:30~

会場:「東京国際フォーラム」ホールA

入場無料 ※事前登録制(下記のURLを参照してください)

   http://www2.sommelier.jp/asi/2013-tokyo/3.html

私ももちろん観に行きます


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レバノンのワインが日本でも楽しめます【後編】

2013-03-07 15:00:02 | ワイン&酒
【前編】 より続きます

レバノンワインの白とロゼは、とてもクリーンな印象でした。



赤ワイン については、各ワイナリーの紹介をしながら見ていきましょう。



DOMAINE DE TOURELLES

左より)
Marquis des Beys 2009 / Domaine de Tourelles Rouge 2010 / Syrah du Liban 2009

西ベカー高原にある「ドメーヌ・デ・トゥレール」の創業は1868年。レバノンで最初の商業ワイン、蒸留酒のアラックやスピリッツを売り出した生産者です。創業者はフランス人の冒険家フランソワ・ユジェーヌ・ブラン氏で、ベカー高原が故国フランスを彷彿させたことから、この地でワインづくりを始めました。
2003年にブラン家が途絶えた後は、ブラン家と親しかったイッサ家とイッサ・エルクーリに引き継がれて現在に至っています。畑は標高1050mにあり、収穫はすべて手摘みで行っています。

3つの赤ワインのうちで、最もベーシックなものが、“ドメーヌ・デ・トゥレール・ルージュ”。同比率のシラーとカベルネ・ソーヴィニヨンに、サンソーが10%加わります。アルコール度数14%。
若々しくハツラツとした果実味が魅力で、しっかりしたタンニンのボリュームもあります。スパイシーさもあり、非常にバランスが取れています。これはコスパ良好!(参考価格2520円)

“マルキ・デ・ベイ”は、シラーとカベルネ・ソーヴィニヨン各50%の構成で、フレンチオークの新樽で18カ月熟成させています。アルコール度数14%。
ワインにパワーがありますが、樽のニュアンスを感じません。果実味がジューシーで、飲み心地はエレガント。力でグイグイ押してこないスタイルのフルボディです(同4600円)

“シラー・デュ・リバン”は、樹齢の高い(30年)シラー100%。熟成は、新樽ではないアメリカンオーク樽で24カ月。アルコール度数14%。
よくこなれていて、まろやかで、今からおいしい!同じ2009年ですが、カベルネの入る“マルキ・デ・ベイ”よりも早く飲み頃になっています。丸くふっくらとした果実味にうっとり(7800円)

ここのワインメーカー、ファウージ・イッサは、フランスのモンペリエ大学でエノロゴのディプロマを取得しており、仏ローヌはコート・ロティのルネ・ロスタンや、仏ボルドーのシャトー・マルゴーでも学んでいます。だから、ワインにもフランスのエレガントなニュアンスが漂っているんですね。


CHATEAU KHOURY

左より)
Ste. Therese 2008 / Symphonie 2006 / Perseides 2007

ベカー高原の1300mに位置する 「シャトー・クーリー」 は1995年創業。創業者レイモンド・クーリー氏の妻ブリジットがフランス人で、夫妻で仏アルザスに数年暮らしていたことから、ベカー高原でアルザスのブドウ品種を育てることにチャレンジしました。それゆえ、リースリングやゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ピノ・ノワールなどを栽培しているんですね。そういえば、昨日紹介した“レーヴ・ブラン”はアルザス型のボトルでした。
レバノンのこの地域の夏の平均気温は25~35度ですが、1300mの高原では夜間の気温がグッと下がり、その差が20度になることもあります。この特徴的な気候が良質のブドウを生み出しています。

赤いバラが描かれた“サントテレース”は、カラドック(Caladoc)80%とピノ・ノワール20%のブレンド。カラドックはグルナッシュとマルベックの交配品種で、フランスのローヌ川南部の流域のみに見られるブドウのはずですが、レバノンのワインに使われているのは興味深いですね。タンニンと香りの添加のために使われる品種ということです。アルコール度数13.5%。
飲んでみると、まろみがあっておいしい!複雑味もあります。以前に飲んだ時よりも旨味が増し、いい飲み頃になってきています。これはブレンドがユニークなので、知的好奇心をくすぐるワインだと思います(同2580円)

“サンフォニー”は、英語ではシンフォニー、つまり交響曲。エチケットにはバイオリン(ですよね?)が描かれているので、音楽好きの方には、これだけで嬉しくなるワインでは?(笑)シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロが25%ずつブレンドされています。アルコール度数は15%。
口当たりが非常になめらかで、ほどよい厚みがあり、しなやかな赤ワインです。今とてもいい飲み頃になってきています。2006年はこの地域では特別にいい年だそうで、そのおかげもあるのでしょうか。アルコールの高さを感じさせず、するりするりと入っていきます(同3600円)

“ペルセイド”は、シラー50%、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロ各25%のブレンド。20hl/haと、かなり厳しい収量です。アルコール度数は15%。
タンニンの骨格がガシッとパワフルで、まだ若々しさいっぱいの状態です。ボディは緻密で濃密で、酸も豊かで、非常に長命なワインですね。しばらく存在を忘れ、何年後かの楽しみにするといいかもしれません(同4800円)

シャトー・クーリーのブドウは、地中海認定研究所(Mediterranean Institute of Certification、IMC)による有機認証を受けています。
なお、現在は創業者夫妻の息子であり、フランスのランス大学でシャンパーニュを専攻して学位を取得したジャン・ポール・クーリーも2005年から加わり、新たな時代に入っています。


KARAM WINERY

左より)
Maison 2010 / Syrah de Nicolas 2007 / Saint John 2007

「カラム・ワイナリー」 はベカー高原から離れた地域にあります。レバノンの南部、ジェジーンという地域で、この地で唯一のワイナリーになります。とはいえ、この地は前ローマ時代からワインづくりが行われてきた歴史ある地域です。首都ベイルートから車で1時間半ほど南にあり、標高は1400m。斜面、谷、沿岸地域と地形がバラエティに富んでいるだけでなく、土壌もモザイク状になっているため、さまざまなブドウ品種の栽培が可能となっています。
創業者はカラム兄弟。兄のハビブは航空会社のパイロット。空から見た土地の美しさに魅了されてブドウ畑を購入し、長年の夢だったワインづくりを始めたそうで、今は彼がワイナリーを仕切っています。

“メゾン”は、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラー、プティ・ヴェルドのブレンド。ワラなどの、ちょっと独特の香りがある、ミディアムタイプのワインです。ピザやパスタなど、カジュアルなフードと合わせると、おいしくいただけそうです。提供温度も、やや低めがよさそうです。アルコール12.5%(同2700円)

“シラー・ドゥ・ニコラ”は、シラー100%。発酵はステンレスタンクで行い、熟成はフレンチオーク樽で12カ月。アルコール度数は13.5%。
タンニンがとてもしっかりしている、濃厚なワインで、ボリュームたっぷり。また、しなやかさがあり、キレイな果実味、若々しい酸とのバランスがよく、ウマイ!もう少し寝かせると、もっと本領発揮しそうですね(同3480円)

“セイント・ジョーン”は、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラーのブレンド。こちらも発酵はステンレスタンクですが、熟成はフレンチオークの新樽で12カ月。アルコール度数は13.7%。
前回飲んだ時も思いましたが、今回も、若い!骨格がしっかりしていますが、まだまだ若さいっぱいです。今すぐ飲むのなら、炭のニュアンスを少し感じるので、炭火焼の肉、私のオススメはラム肉、などがいいと思います。でも、これは数年は寝かせたいですね(同4200円)

ここのワイナリーのブドウの樹齢はどれも約10年。ワイナリーもブドウ樹も若いですが、英国の専門誌で高く評価され、航空会社の機内ワインや、英国の5つ星ホテルでも採用されています。



以上、レバノンの3ワイナリーを見てきましたが、気になるワインはありましたか?

レバノンワインというと、日本ではミュザールやケフラヤといったところが以前から知られていましたが、レバノン出身のスヘイルさんが輸入会社「Vin d'Olive」を立ち上げたことにより、新たなワインが日本でも飲めるようになりました。
下記のサイトでは通販で入手ができますので、ぜひチャレンジしてください。



Vin d'Olive
http://www.vinsdolive.com/ja/

※ワインだけでなく、レバノンのオリーブオイルなどもありますので、チェックしてみてください。


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