ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

優秀なソムリエとは?

2017-08-25 10:00:00 | ワイン&酒関係雑記
日本ソムリエ協会(JSA)による 呼称資格認定試験 一次試験が8/20に行なわれ、その問題がJSAの公式ホームページにアップされました。

ザッと見てみましたが、今受験したら、受からないこと間違いありません(笑)
下にサイトのURLを貼りつけますので、興味のある方は見てみてください。
今年から始まったSAKEディプロマの試験も掲載されています。

ちなみに、私が持っている資格は、20世紀の時代に取得したJSAワインエキスパートです。



さて、ソムリエといえば、近年はソムリエコンクールが白熱しているように思います。

日本でも、日本最優秀ソムリエコンクール、若手向けコンクール、イタリアワインのコンクール、ポルトガルワインのコンクールと、さまざまなコンクールが開催され、公開決勝には多くの観戦者を集めます。




2017年5月にはウィーンで開催された「第14回ヨーロッパ&アフリカ・ベストソムリエコンクール」取材してきました。


コンクールで優勝した選手は一躍有名になり、日本を代表するソムリエの一人となっていくわけですが、「いいソムリエとは?」を考えた時に、コンクールの結果は、それほど重要ではないように私は思います。

仕事柄、たくさんのソムリエの方と接してきましたが、本当に色々な人がいます。

●立て板に水、といった話し方をする人
●早口過ぎたり、追い立てるようなせわしい話し方の人
●動きがせわしくて落ち着かない人(キビキビとは違います)
●早く飲みたいのに、動きがゆっくり過ぎる人
●自分に酔っている人
●話が長すぎる人
●表情がない人
●態度がエラそうな人

XXコンクール優勝というような肩書を持つソムリエでも、こういう方はご遠慮願いたいかなぁ…



ほどよい間合いや距離感が取れ、店のワインリストの説明がちゃんとでき、気持ちのいいサービスができる人であれば、私はもうそれで充分です。

コンクール優勝の肩書は持っていなくとも、こんなソムリエさんは、街の小さなレストランやショップにさりげなくいそうかも?




「第14回ヨーロッパ&アフリカ・ベストソムリエコンクール」はライモンズ・トムソン選手(ラトビア)が優勝しました。

彼のサービスは、真摯で、見ていてとても気持ちがいいものでした。



これからソムリエの資格試験に臨む方には、「この人にサービスしてもらって良かった」と思ってもらえるようなソムリエになってほしいなぁ~、というのが、私からのエールです。


2017年度呼称資格認定試験 一次試験問題
https://www.sommelier.jp/topics/view/2017exam_1


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