ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

不揃いの稚鮎とサンジョヴェーゼのペアリング

2019-08-05 21:29:42 | ワイン&酒
執筆していた原稿を送り、キリが良かったので、スーパーに買い物に行ったところ、珍しい稚鮎(ちあゆ)を発見!

鮎はお高いですが、これは稚鮎だし、不揃いなので安い!
1パック200円以下で購入できました~


稚鮎

15匹いました。
天ぷらもいいですが、唐揚げの方が楽なので、さっと唐揚げにしました。



稚鮎の唐揚げ

鮎って、小さくても骨がしっかりしています。
小さいから頭からバリバリ食べられるかと思いましたが、意外と硬く、これはムリ。
南蛮漬けにすればいいでしょうけれど、すぐに食べたいですから、このままいただきました。

内臓はそのまま取らずに丸揚げしたので、内臓の苦みがあります。
あと、キュウリの香りなどと言われることもあるようですが、鮎独特の香りがあります。

仕事用で残っていたブルゴーニュのシャルドネと、イタリアのサンジョヴェーゼの赤ワインを合わせてみました。

白身の川魚ですから、白ワインの方が合いそうな気がしましたが、樽のニュアンスのあるシャルドネとの組み合わせでは、苦みやギシギシ感があり、しっくりしません。
しかし、赤ワインのサンジョヴェーゼと合わせると、ジューシーな酸味のある赤ワインのピュアな果実味と鮎の内臓のほろ苦さが意外と合い、こっちのペアリングの方が断然おいしい~



サンジョヴェーゼは、樽のニュアンスがなく、タンニンのキメも細かで、果実味が前面に出ているタイプだったのが良かったと思います。

もったいない食べ方だったかもしれませんが、この季節ならではの稚鮎、たっぷり堪能しました~





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