ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

カップ酒を飲み比べーその3(ワンカップ大関)

2020-01-17 10:00:27 | ワイン&酒

好評?「カップ酒」飲み比べシリーズ()

 

3弾は、いよいよ本家の「ワンカップ大関」が登場です 

 

左)上撰 金冠 ワンカップ180ml)  右)ワンカップ 淡麗辛口200ml

大関株式会社(兵庫県西宮市)

 

左が基本のワンカップ大関ですが、商品名は「上撰 金冠 ワンカップ」なんですね。

 

ちなみに、「ワンカップ」は、大関株式会社の登録商標なので、他では使えません。

つまり、第1弾、第2弾で取り上げた他社の酒は、「カップ酒」/「コップ酒」としか呼べないんです。

 

 

 

「上撰 金冠 ワンカップ」は、アルコール度数15%、日本酒度±0、酸度1.4で、味わいは「普通~やや淡麗」。

 

「ワンカップ 淡麗辛口」は、アルコール度数13%、日本酒度+5、酸度1.1で、味わいは「淡麗辛口」。

 

 

例によって、温度を変えながら飲み比べます。

 

「上撰 金冠 ワンカップ」は、冷やで飲んで旨い!

これはよくできています。

お燗もオススメとありましたが、アツアツよりは、ほどよいぬるめの方が旨味、広がりを感じました。

 

「ワンカップ 淡麗辛口」は、冷やだとあっさり軽く、「上撰 金冠 ワンカップ」との違いがはっきりわかります。

冷やだと物足りなく感じたので、お燗したところ、ボディが出てきました。

これは、アツアツすぎない程度の、やや熱めくらいが好みかな。

 

 

「上撰 金冠 ワンカップ」は 180mlで、希望小売価格が218

「ワンカップ 淡麗辛口」は 200mlで、希望小売価格が 157

 

量が少ない方が高いって、どういうこと?と最初は思いましたが、飲んで納得。

味わいは「上撰 金冠 ワンカップ」の方がコクがあり、完成されたバランスで、飲み飽きません。

さすが、練りに練って開発された商品だけあります。

 

結論としては、本家「ワンカップ」は、やっぱりうまかった!です 

 

 

ワンカップ大関の歴史を調べると、「ヤング層をターゲットに」東京オリンピック開催の19641010日に誕生していました。

「ヤング層」(昭和の表現ですね)とは思いませんでしたけれど()

 

2019年で誕生から55年、今年2020年はふたたび東京オリンピックの年ですから、なにか特別バージョンのワンカップが発売されそうな気もします。

期待していいでしょうか 

 

 [参考]

カップ酒を飲み比べーその1(白鶴まる/白鶴上撰) 

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/fa7f252b8497a5e94a5221ecae73fe15

 

カップ酒を飲み比べーその2(日本盛/白鹿)

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/05cbe9d8eccfa0efb4f58a34edc5fe98

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
第3弾、ありがとうございます。 (閑斉)
2020-01-18 16:52:37
納得しております。
大手の酒造はこれくらいでしょうか。
あとは、地方に行かないといけないようですね。
返信する
まだまだ続けたいです(笑) (まゆ@管理人)
2020-01-20 11:33:23
閑斉さん
まだありそうですので、不定期になりますが、この企画は続けたいと思います(笑)
返信する

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