今週はスペインに関する話題が多かったですが、本日はスペインワインの話題をお届けします。
本日、いいタイミングで、スペインワインの新リリースニュースが届きました。
リオハの「C.V.N.E. 社」(クネ社)の特別なワインの数量限定入荷情報なのですが、その特別なワインというのがこちら。
C.V.N.E. Monopole Classico Blanco Seco Gran Reserva 2015
クネ モノポール クラシコ グラン・レセルバ 2015(Spain, Rioja)
1897年に創業したリオハのクネ社では、リオハの少数の生産者のみが知る特別な製法の白ワインを1960年代に生産していました。
その特別な製法というのが、白ワインにシェリーを少量加えること。
シェリーはスペイン南部アンダルシア地方でつくられる酒精強化ワインです。
同じスペインではありますが、北部のリオハと南部のアンダルシアでは気候も文化も、もちろんワインもまったく違います。
白ワインにシェリーを加えていたかつての特別なワインを、クネ社では、2015年に「クネ モノポール クラシコ」としてリメイクしリリースしました。
この時のワインは2014年ヴィンテージでした。
クネ社には、1915年から造っているヴィウラ100%の辛口白ワイン「クネ モノポール」がありますが、シェリーを加えた製法に思いを馳せ、1915年から100年後の2015年にリリースしたのが、「クネ モノポール クラシコ」になります。
この経緯の詳細、2つのワインの比較試飲などは、以前に詳しくリポートした記事がありますので、参考にしてください。
下にURLを貼り付けておきます。
そこで、このたびの「クネ モノポール クラシコ グラン・レセルバ 2015」です。
「グラン・レゼルバ」と付いていますので、長い熟成をしていることが予測できます。
60カ月(5年)もの長い樽熟成をしているとのこと。
熟成が長いだけではありません。
日照条件の良い自社畑”La Plana“区画のブドウの2015年は非常に出来がよく、灌漑なしで育った高品質のブドウが収穫できました。
そこで、モノポール クラシコを醸造する際に、”La Plana"区画分だけを特別に長く熟成させ、「モノポール クラシコ グラン・レセルバ 2015」が誕生しました。
発酵にも熟成にも300リットルの古い樽と500リットルのシェリーの古樽(ボタス)を使用しています。
ブドウ品種はヴィウラが主体で、ほかの品種も使われています。
アルコール度数13.5%
参考小売 18,000円
「モノポール クラシコ2014」が3,500円でしたので(リリース当時)、それよりは高価格になると予想しましたが、18,000円とはいいお値段ですね。
入荷数限定品ということですから、逃したら、この後はお目にかかれないかもしれません。
気になる方は、まずは、「モノポール クラシコ」を試してみてはいかが?
※輸入元:三国ワイン
[参考]
古きよきリオハ伝統の白ワインが復活して日本初上陸!
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/daa4a37de34995f70d0d735f29538564