7月4日、パレスホテル東京にて、ドイツワインセミナー&試飲会 Riesling & Co.が、Wines of Germany の主催にて開催されました。
2009年に日本から撤退したドイツワイン基金(DWI)は、2016年1月にWines of Germany 日本オフィスを改めて開設しました。
再スタート初のプロ向けイベントですので、大いに期待して伺いました。
まず、プレス対象の Generation Riesling ワインセレクション2016記者発表会 に出席しました。
Generation Riesling(ジェネレーション・リースリング)は、ドイツの35歳以下の若手醸造家グループのことで、10年前にDWIが立ち上げました。
ジェネレーション・リースリング結成されてから10年になり、当時50人ほどでしたが、今や500人を超え、全生産地をカバーしています。
年齢が35歳を超えるとジェネレーション・リースリングから卒業しなければならないのですが、それでも10年で人数10倍ということは、ドイツでは若い生産者がどんどん育っているということです。
ということは、ドイツでは、若手生産者は無視できない大きな存在であり、彼らがドイツワインを牽引している、といってもいいかもしれません。
なお、“リースリング”という名前が付いてますが、リースリングのワインをつくるという意味ではなく、ドイツらしいアイキャッチとしてリースリングの名前を使っているそうです。
そんなジェネレーション・リースリングのワインから、ドイツワインの「現在」を味わえる20アイテム として日本のワインの精鋭5名がセレクトしたのが、「Generation Riesling セレクションワイン 2016」です。
記者発表会では、この度 ドイツワイン・スピーカーとなった、ワインライターの葉山考太郎さんがプレゼンテーターを務め、うち5アイテムをテイスティングしながら紹介しました。
20本のうち、リースリング・ゼクト(スパークリング)が1本、赤ワインのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)が4本、白ワインは、ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)が2本、グラウブルグンダー(ピノ・グリ)が2本、ジルバーナが3本、リースリングが7本という内訳です。
若手生産者のワインということで、見るからにスタイリッシュ。
若い世代は国外でも経験を積んでいる人が多く、世界のワインおよびワイン市場をよく知っているので、エチケットだけでなく、味わいも含め、総合的に世界市場を見据えてつくっています。
彼らのワインを、生産国、生産地域を隠して飲んだら、すぐにはドイツと思われないかもしれません。
20のセレクションワインを試飲して感じたのは、これらが日常に寄り添うワインだということです。
ドイツワインの古くからのイメージとしては、糖度の高いものが崇められるという独特のヒエラルキーがありました。
しかし、20のセレクションワインは、それとは無縁の選び方がされています。
現代人のライフスタイルは変わり、食の嗜好は軽くナチュラルなものに変わってきています。
当然、ワインの飲み方、楽しみ方も変わってきました。
ワインは、特権階級だけが飲むもの、儀礼的な場面で恭しく、しかめっ面で飲むものではなく、若い世代が気軽に飲めるものになってきています。
ゼネレーション・リースリングの生産者たちは、伝統は守りながらも、自分たちが自然に楽しめることを大事にしながらつくっているように思います。
そんな彼らのワインは、日本でも自然に受け入れられるはずです。
ですから、これまでドイツワインを飲んでこなかった方、敢えて避けてきた方、少しも気にしていなかった方には、これからは、ぜひともゼネレーション・リースリングのワインセレクションに注目をしてほしいと思います。
ただ、問題なのは、これらのワイン達が未輸入であるということ。
インポーターがつきそうなワインもありそうですけれど・・・
スピーカーを務めた 葉山考太郎さん
葉山さんといえば、シャンパーニュやブルゴーニュに造形が深い方です。ドイツワインは、以前からシュペートブルグンダーをよく飲まれていたそうですが、ドイツ訪問はこの4月が初とのこと。
そんなわけで、葉山さんがお話された内容は、私はすでによく知っていることばかりでしたが、記者発表会は一般誌のプレスの方が多そうでしたので、マスコミに名前の知られた葉山さんの親しみやすいお話しぶりは、そうした方々には良かったかもしれません。
記者発表会後は、ドイツワインを輸入する日本のインポーターと、輸入元を求めるドイツの生産者ら21社が出展し、Wine of Germany の主催による試飲会が行なわれました。
Black Tower Riesling にOrganic登場!
あれこれ見ると、あ~、もう!どれでもいいから、ドイツワイン飲みたい!
って気になってきますよね?(笑)
※何を飲んでいいかわからない方のヒント → コチラ
※最新ドイツワイン産地、生産者、食文化事情 → コチラ
2009年に日本から撤退したドイツワイン基金(DWI)は、2016年1月にWines of Germany 日本オフィスを改めて開設しました。
再スタート初のプロ向けイベントですので、大いに期待して伺いました。
まず、プレス対象の Generation Riesling ワインセレクション2016記者発表会 に出席しました。
Generation Riesling(ジェネレーション・リースリング)は、ドイツの35歳以下の若手醸造家グループのことで、10年前にDWIが立ち上げました。
ジェネレーション・リースリング結成されてから10年になり、当時50人ほどでしたが、今や500人を超え、全生産地をカバーしています。
年齢が35歳を超えるとジェネレーション・リースリングから卒業しなければならないのですが、それでも10年で人数10倍ということは、ドイツでは若い生産者がどんどん育っているということです。
ということは、ドイツでは、若手生産者は無視できない大きな存在であり、彼らがドイツワインを牽引している、といってもいいかもしれません。
なお、“リースリング”という名前が付いてますが、リースリングのワインをつくるという意味ではなく、ドイツらしいアイキャッチとしてリースリングの名前を使っているそうです。
そんなジェネレーション・リースリングのワインから、ドイツワインの「現在」を味わえる20アイテム として日本のワインの精鋭5名がセレクトしたのが、「Generation Riesling セレクションワイン 2016」です。
記者発表会では、この度 ドイツワイン・スピーカーとなった、ワインライターの葉山考太郎さんがプレゼンテーターを務め、うち5アイテムをテイスティングしながら紹介しました。
20本のうち、リースリング・ゼクト(スパークリング)が1本、赤ワインのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)が4本、白ワインは、ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)が2本、グラウブルグンダー(ピノ・グリ)が2本、ジルバーナが3本、リースリングが7本という内訳です。
若手生産者のワインということで、見るからにスタイリッシュ。
若い世代は国外でも経験を積んでいる人が多く、世界のワインおよびワイン市場をよく知っているので、エチケットだけでなく、味わいも含め、総合的に世界市場を見据えてつくっています。
彼らのワインを、生産国、生産地域を隠して飲んだら、すぐにはドイツと思われないかもしれません。
20のセレクションワインを試飲して感じたのは、これらが日常に寄り添うワインだということです。
ドイツワインの古くからのイメージとしては、糖度の高いものが崇められるという独特のヒエラルキーがありました。
しかし、20のセレクションワインは、それとは無縁の選び方がされています。
現代人のライフスタイルは変わり、食の嗜好は軽くナチュラルなものに変わってきています。
当然、ワインの飲み方、楽しみ方も変わってきました。
ワインは、特権階級だけが飲むもの、儀礼的な場面で恭しく、しかめっ面で飲むものではなく、若い世代が気軽に飲めるものになってきています。
ゼネレーション・リースリングの生産者たちは、伝統は守りながらも、自分たちが自然に楽しめることを大事にしながらつくっているように思います。
そんな彼らのワインは、日本でも自然に受け入れられるはずです。
ですから、これまでドイツワインを飲んでこなかった方、敢えて避けてきた方、少しも気にしていなかった方には、これからは、ぜひともゼネレーション・リースリングのワインセレクションに注目をしてほしいと思います。
ただ、問題なのは、これらのワイン達が未輸入であるということ。
インポーターがつきそうなワインもありそうですけれど・・・
スピーカーを務めた 葉山考太郎さん
葉山さんといえば、シャンパーニュやブルゴーニュに造形が深い方です。ドイツワインは、以前からシュペートブルグンダーをよく飲まれていたそうですが、ドイツ訪問はこの4月が初とのこと。
そんなわけで、葉山さんがお話された内容は、私はすでによく知っていることばかりでしたが、記者発表会は一般誌のプレスの方が多そうでしたので、マスコミに名前の知られた葉山さんの親しみやすいお話しぶりは、そうした方々には良かったかもしれません。
記者発表会後は、ドイツワインを輸入する日本のインポーターと、輸入元を求めるドイツの生産者ら21社が出展し、Wine of Germany の主催による試飲会が行なわれました。
Black Tower Riesling にOrganic登場!
あれこれ見ると、あ~、もう!どれでもいいから、ドイツワイン飲みたい!
って気になってきますよね?(笑)
※何を飲んでいいかわからない方のヒント → コチラ
※最新ドイツワイン産地、生産者、食文化事情 → コチラ