せっかくなので、イタリアワインの話題をもうひとつ。
古くからワインを飲んできた方にとっては、イタリアと言えば、赤はキアンティ、白はソアーヴェ。
赤いチェックのクロスのかかったイタリア料理店には、必ずといっていいほど、この2つのワインがありました。
だからこそ、現代では、ちょっとノスタルジックな印象があるわけですが、どちらもそれぞれ進化し、魅力的なワインになっています。
今回は、イタリア北部 ヴェネト州のDOCワイン 「SOAVE ソーアヴェ」 を改めて紹介します。
ソアーヴェは、とても使いやすいワインです。
日本では、ソアーヴェワイン協会が飲食店での「バイ・ザ・グラス-ソアーヴェ」キャンペーンを2013年から展開してきましたので、ソアーヴェの認知度が徐々に高まってきたでしょうか?
ちなみに、「バイ・ザ・グラス-ソアーヴェ 2015」キャンペーンの入賞店は以下2店です。
2店には、2016年5月にソアーヴェへの招待旅行が贈られます。
第一位 KASA (福岡県福岡市中央区大名1-14-28 第一松村ビル1F)
第二位 ルミーノカリーノ (愛媛県新居浜市西喜光地町9-42-1F)
※第一位はワイン売上げ絶対本数による選定、第二位はワイン売上げ本数と店舗席数の両者を考慮して算出した数値をパラメーターとして選定
■キャンペーン参加生産者 (10生産者)
カンティーナ・ディ・ソアーヴェ、カンティーナ・ディ・モンテフォルテ、
カンティーナ・デル・カステッロ、コルテ・アダミ、ファットリ、レ・バッティステッレ、
マルカート、モンテトンド、ジーニ、ヴィチェンティーニ
この「バイ・ザ・グラス-ソアーヴェ 2015」キャンペーンの報告会が、2015年11月下旬にウエスティンホテル東京内の日本料理「舞」にて行なわれました。
ソアーヴェは、心地よい酸に加えてミネラル感があり、和食との相性が非常によい白ワインです。
ただし、ソアーヴェといっても画一的な味ではなく、ブドウ品種や生産者のコンセプトなどによって、味わいにかなりの違いがありますので、ぜひ色々と飲み比べて、お気に入りを見つけてください。
※ソアーヴェに関しては詳しい記事を以前に書いているので参照ください
→イタリアの白ワイン「ソアーヴェ」再発見 【前編】/【後編】
[ソアーヴェと合わせた料理]
先付け(鱈白子、鯵トマト酢和え、甘海老醍醐豆富あえ) お造り(塩、酢橘、山葵で)
焼き物(鰆の塩焼き、うどの金平、金時豆) 肉料理(牛肉鍬焼き、海老芋唐揚げほか)
煮物(天王寺蕪含め煮、雲丹あん、山葵) 食事(握り寿司3貫、赤出汁)
あっさりした味のものには軽快なワインを、味わいが濃厚なものや複雑なものにはボディのあるワインを合わせると、難しくありません。
寿司ネタの中にイクラがありますが、これは店との行き違いがあって出されたもので、ワインと合わせるとさすがに生臭さがあってダメでした。
水菓子(峰岡豆富、黒蜜、うぐいす粉)は、ソアーヴェのスパークリングと
ソアーヴェには、スパークリングワインもあります。
峰岡豆富はゴマ豆腐ですが、炭酸がゴマ豆腐と合い、黒蜜もワインとよく合いました。
スパークリングワインは食前酒で登場することが多いですが、食事の最後のデザートの時に出すのもオススメです。
未輸入のためキャンペーンには参加していませんが、「コルテ・マイネンテ Corte Mainente」から31歳のダヴィデ・マイネンテさんが来日し、ソアーヴェと和食とのマッチングを初体験しました。
ダヴィデ・マイネンテさん
コルテ・マイネンテがは小さなワイナリーで、ダヴィデさんは他のワイナリーで修行をしていましたが、今ようやく実家に戻り、ワインメーカーとして始めたばかりです。
Soave Classico Tovo al Pigno 2014 Corte Mainente
和食とソアーヴェの組み合わせについて、「今日の料理がこれほどソアーヴェに合うと思っていなかったのでビックリした。次は、ぜひソアーヴェの地元の料理とも合わせてほしい」とダヴィデさん。
今回の指南役は、イタリアワイン・プロフェッショナル・ソムリエの林 茂さん
「イタリアも島国的な国なので、日本とテロワールが似ている。どちらもハーブが多く、シンプルな料理を食べ、ソースも不要という食文化なので、日本の食にソアーヴェが合わないわけがない。だから、日本の家庭料理においても、もっとイタリアワインを飲むことが増えるのでは?」と林さん。
たしかに、ソアーヴェは日本の食卓になじみやすいワインだと思います。
爽やかな白ワインということで、初夏から夏のイメージが強いかもしれませんが、寒い時季の鍋料理にも合わせられますし、山菜の天ぷら、それから、海老はもちろん、キスやメゴチなどの天ぷらもいいですね。花見の宴会料理にもオススメです。
価格も手頃なものからあるので、気張らず、試しやすい点もいいですよね。
“和食”というと身構えがちですが、“日本の家庭の料理”と気軽に考えてみましょう
ソアーヴェのようなワインをサラリとさりげなく楽しむって、素敵なことですね
古くからワインを飲んできた方にとっては、イタリアと言えば、赤はキアンティ、白はソアーヴェ。
赤いチェックのクロスのかかったイタリア料理店には、必ずといっていいほど、この2つのワインがありました。
だからこそ、現代では、ちょっとノスタルジックな印象があるわけですが、どちらもそれぞれ進化し、魅力的なワインになっています。
今回は、イタリア北部 ヴェネト州のDOCワイン 「SOAVE ソーアヴェ」 を改めて紹介します。
ソアーヴェは、とても使いやすいワインです。
日本では、ソアーヴェワイン協会が飲食店での「バイ・ザ・グラス-ソアーヴェ」キャンペーンを2013年から展開してきましたので、ソアーヴェの認知度が徐々に高まってきたでしょうか?
ちなみに、「バイ・ザ・グラス-ソアーヴェ 2015」キャンペーンの入賞店は以下2店です。
2店には、2016年5月にソアーヴェへの招待旅行が贈られます。
第一位 KASA (福岡県福岡市中央区大名1-14-28 第一松村ビル1F)
第二位 ルミーノカリーノ (愛媛県新居浜市西喜光地町9-42-1F)
※第一位はワイン売上げ絶対本数による選定、第二位はワイン売上げ本数と店舗席数の両者を考慮して算出した数値をパラメーターとして選定
■キャンペーン参加生産者 (10生産者)
カンティーナ・ディ・ソアーヴェ、カンティーナ・ディ・モンテフォルテ、
カンティーナ・デル・カステッロ、コルテ・アダミ、ファットリ、レ・バッティステッレ、
マルカート、モンテトンド、ジーニ、ヴィチェンティーニ
この「バイ・ザ・グラス-ソアーヴェ 2015」キャンペーンの報告会が、2015年11月下旬にウエスティンホテル東京内の日本料理「舞」にて行なわれました。
ソアーヴェは、心地よい酸に加えてミネラル感があり、和食との相性が非常によい白ワインです。
ただし、ソアーヴェといっても画一的な味ではなく、ブドウ品種や生産者のコンセプトなどによって、味わいにかなりの違いがありますので、ぜひ色々と飲み比べて、お気に入りを見つけてください。
※ソアーヴェに関しては詳しい記事を以前に書いているので参照ください
→イタリアの白ワイン「ソアーヴェ」再発見 【前編】/【後編】
[ソアーヴェと合わせた料理]
先付け(鱈白子、鯵トマト酢和え、甘海老醍醐豆富あえ) お造り(塩、酢橘、山葵で)
焼き物(鰆の塩焼き、うどの金平、金時豆) 肉料理(牛肉鍬焼き、海老芋唐揚げほか)
煮物(天王寺蕪含め煮、雲丹あん、山葵) 食事(握り寿司3貫、赤出汁)
あっさりした味のものには軽快なワインを、味わいが濃厚なものや複雑なものにはボディのあるワインを合わせると、難しくありません。
寿司ネタの中にイクラがありますが、これは店との行き違いがあって出されたもので、ワインと合わせるとさすがに生臭さがあってダメでした。
水菓子(峰岡豆富、黒蜜、うぐいす粉)は、ソアーヴェのスパークリングと
ソアーヴェには、スパークリングワインもあります。
峰岡豆富はゴマ豆腐ですが、炭酸がゴマ豆腐と合い、黒蜜もワインとよく合いました。
スパークリングワインは食前酒で登場することが多いですが、食事の最後のデザートの時に出すのもオススメです。
未輸入のためキャンペーンには参加していませんが、「コルテ・マイネンテ Corte Mainente」から31歳のダヴィデ・マイネンテさんが来日し、ソアーヴェと和食とのマッチングを初体験しました。
ダヴィデ・マイネンテさん
コルテ・マイネンテがは小さなワイナリーで、ダヴィデさんは他のワイナリーで修行をしていましたが、今ようやく実家に戻り、ワインメーカーとして始めたばかりです。
Soave Classico Tovo al Pigno 2014 Corte Mainente
和食とソアーヴェの組み合わせについて、「今日の料理がこれほどソアーヴェに合うと思っていなかったのでビックリした。次は、ぜひソアーヴェの地元の料理とも合わせてほしい」とダヴィデさん。
今回の指南役は、イタリアワイン・プロフェッショナル・ソムリエの林 茂さん
「イタリアも島国的な国なので、日本とテロワールが似ている。どちらもハーブが多く、シンプルな料理を食べ、ソースも不要という食文化なので、日本の食にソアーヴェが合わないわけがない。だから、日本の家庭料理においても、もっとイタリアワインを飲むことが増えるのでは?」と林さん。
たしかに、ソアーヴェは日本の食卓になじみやすいワインだと思います。
爽やかな白ワインということで、初夏から夏のイメージが強いかもしれませんが、寒い時季の鍋料理にも合わせられますし、山菜の天ぷら、それから、海老はもちろん、キスやメゴチなどの天ぷらもいいですね。花見の宴会料理にもオススメです。
価格も手頃なものからあるので、気張らず、試しやすい点もいいですよね。
“和食”というと身構えがちですが、“日本の家庭の料理”と気軽に考えてみましょう
ソアーヴェのようなワインをサラリとさりげなく楽しむって、素敵なことですね