ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

個性派ワインを探している方にオススメのジョージア(旧グルジア)&クロアチア

2015-12-04 10:18:16 | ワイン&酒
12月に入り、パーティー、ワイン会もあれこれ多くなるシーズンとなりました。
いつもとはちょっと違ったワインを探したいと思っている方のために、いくつか紹介したいと思います。

まずはジョージアのワイン。
旧名のグルジアの方がまだなじみがあるでしょうか。
このところ、日本市場に徐々に入ってきていますので、見かけることも多くなってきました。



ジョージアでは、“クヴェゥリ”と呼ばれる壺でのワインづくりが伝統的で、その壺に似せたデザインや、独特の素焼きのデザインの陶器のボトルのワインが販売されています。

中身は、ジョージアのローカル品種で、最近人気急上昇のサペラヴィを使った赤ワインが多く、中には甘口のものもあります。
見た目がとてもユニークですし、テーブルに置くと楽しいと思います。



Duruji Valley Kisi Qvevri 2012 Kindzmarauli (Georgia)

ジョージアの東に位置するカヘチ地方の伝統的な製法“クヴェゥリ”でつくられた辛口白ワインで、Kisi(キシ)はブドウ品種の名前。
このKisiはジョージアの東部が主要産地のローカル品種で、酒精強化ワインになることも多いようです。

キシというブドウ品種名は、日本人の苗字「岸」を想像させるので、岸さんへの贈り物にいかが?(笑)
また、「騎士」も想像できますから、そちら方面に興味のある方などにも使えそう?(笑)


お次は クロアチア


Vina Punta Skala Posip (Croatia)

「ヴィーナ・プンタ・スカラ ポシップ」クロアチアの辛口白ワインです。
ヴィンテージ入りですが、確認を失念しました。

品種は Posip(ポシップ)。クロアチアのダルマチア地方(アドリア海沿岸地域)のローカル品種で、アプリコットなどの強い芳香を持ち、フレッシュな酸とイキイキとしたシトラスのノートを特徴とするブドウです。


ローカルブドウのプラヴッツ・マリ種、ツェリエナック種などからの赤ワインもあります

日本ではなじみが薄いですが、クロアチアも古くからのワイン産地で、独特のブドウ品種が残り、個性豊かなワインがつくられている一方、国際品種を使った高品質ワインもポピュラーのようです。


ガラス栓のヴィノロック 進んでます!




いずれのワインも日本で入手できます。

一部のジョージアワインは、以前紹介した The Ancient Worldさんで購入可能です。
交通会館(有楽町)のマルシェなどにもよく出展しているので、マルシェで出合えるかもしれません。

The Ancient World http://ancient-w.com/


クロアチアは、ワイン名をカナで検索するとショップが出てきますので各自探してみてください。

(輸入元:富士貿易株式会社)

コメント (2)
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