ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

高速での事故&飲酒運転ルール@イタリア

2015-08-15 15:19:00 | お出かけ&旅行
6月にイタリアを訪問した際、フィレンツェからシエナに向かう途中の高速道路がノロノロ渋滞になったので、何事かと思ったら、対向車線のトラックが倒れていました。



なぜ、こちらの車線まで渋滞してるんでしょう?



積んでいた木材の切れ端が、こちらの車線に散乱していました!

これを避けるためのノロノロだったんですね。



中央分離部分のガードレールが曲がっているので、おそらくガードレールにぶつかり、荷台の木材が反対車線にぶちまけられたのでしょう。

事故現場には警察車両らしき車と人がすでに来ていましたが、私たちの走っている車線の方は、交通整理する人もいなかったですし、片づける気配もありません。
日本だったら迅速な対応がなされるかと思いますが、なんだかのんびりムード。



車での事故といえば、飲酒運転によるものもありますね。
イタリアでももちろん飲酒運転はNGですが、え?そんなルールがあるの?というのを聞きました。

キアンティワインコンクールで優勝した各国のメンバー約10名が私たちのツアーで、チャーターしたマイクロバスで各地を移動していました。
シエナ近郊のワイナリーでディナーをいただいた時のこと。
それまでは、運転手はワインを口にしていなかったのですが、なぜかこの時はワインが出され、それを何杯も飲んでしまった、というのです。
そのワイナリーは、曲がりくねった山道の上にあり、山道には街灯もありません。


山の上のワイナリーから見た夕焼けがキレイでした -夜は真っ暗確実!

酔っ払った状態で運転することはできません。ましてや10名もの人を乗せ、しかもスーツケース満載で重くなっている車ですから、言語道断です。

ええ~!こんな山の上で、今夜はどうなるの?と、皆で心配しましたが、
飲んで3時間が過ぎたら運転してもOKで、もしくは、日付が変わったらOKというのです。
そんなルールあるんでしょうか?

今日こそは日付が変わる前にホテルにチェックインできるかもしれない、と思っていた期待もむなしく、ディナーが終わった場所で手持ち無沙汰のまま、むなしく待機…

結局、それでも、人と荷物を乗せて暗い山道を下るのは危険ということから、人間の方は、ワイナリーの主人とマダムのマイカーに分乗してホテルまで運ばれました。
やれやれ…



この“3時間ルール?”について帰国してから調べてみましたが、見つけられませんでした。
もしかしたら、ローカルルールとか?

いずれにしても、飲酒運転は重大な事故につながりますので、“飲んだら乗るな”です。

お盆期間はアルコールを飲む機会も多く、また、高速を使っての長距離の移動も多いと思いますので、くれぐれも、飲酒運転と交通事故にはご注意くださいね。

コメント
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