【人工股関節置換】お尻キュッのリハビリで別の効果も から続きます
人工股関節置換手術後は、以前のように身体が動かせなくなります。
そのためにリハビリをしていますが、手術から2カ月半が経った今も、まだまだ元のようには動かせません。
身体が自由に動かせなくて一番困ったのは、「着替え」です。
手術の翌日、手術着からパジャマに着替える際に、まず下着(ショーツ)に足を通せませんでした。
手術した左側の膝が曲げられないので、身体が前に曲がらないんです。
右膝は曲がるので、右手で右のつま先は触れますが、左はまったく手が届きません。
つまり、右は下着に足を通せますが、左ができないんです。
この時は、まず尿道カテーテルを外したので、それをしてくれた看護師さんが着替えも手伝ってくれました。
その後は、下着(ショーツ)に関しては、ストレッチで少し身体の柔軟性を取り戻した後は、自分ひとりでなんとか足を通すことができるようになりました。
が、問題は靴下です。
靴下は難易度が高く、なかなかひとりで履けません。
私の場合、入院していたのが6月で、靴下を履かなくても問題ない季節だったので、ああ、できない!と思った時は素足で過ごしました。
が、靴下を履かないと足が冷たくなる季節だと困ります。
靴下を履くための補助具があり、販売されている話は以前に書きましたが、それと同時に、100均グッズで自分で作れる方法も紹介しましたので、参考にしてください。
[参考] 入院中&退院後に便利なグッズ
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/ea78952da437c89a916bf993317466b6
入院中の着替えで苦労するのは、下着と靴下くらいです。
パジャマのズボンは、着脱は楽とはいえませんが、たぐり寄せてできます。
問題は 退院後の自宅での着替えです。
私は昨年12月に膝の半月板の手術をした際、退院後は頭から被るニットのロングワンピースと、膝までの5分丈スパッツ+ハイソックスでしばらく過ごしていました。
膝の手術痕が良くなってからは、ロング丈のスパッツと普通丈の靴下に変えましたけれど、基本はロング丈ワンピでした。
これがとても楽でしたので、人工股関節手術後もロングワンピース+スパッツにしようと思っていました。
が、今回は季節は夏ですので、スウェットやTシャツ素材のロングワンピや膝丈ワンピ、チュニックが活躍してます。
上は頭から被れる衣服で、腰が隠れる丈があれば、下は涼感タイプのスパッツで完成!
今まで普通に穿いていたパンツ、スラックス、ジーンズ類は、縫い目が手術痕に当たるので、痛くて穿いていられません。
スキニーデニムも当然ダメ。
細身パンツは、しばらく穿けません。
これは楽ちん、と思ったのが、幅広のワイドパンツ。
ジャージー素材と、リネン混じりの素材の2タイプ持っていましたが、ヒップ回りにもゆとりがあるので、手術の傷に当たりません。
また、幅広なので、足の出し入れがしやすいんです。
今は、家にいる時は、上はTシャツ、下はワイドパンツ、靴下なし、が多いです。
Tシャツロングワンピ+スパッツの時もあります。
リハビリに行くときは、上はチュニック、下はスパッツで、靴下を履きます。
女性は、服にバリエーションがあるので、ワンピース、チュニック、ワイドパンツ、スパッツと、好きなように組み合わせて着られますが、男性は選択肢が少ないので、苦労するかもしれません。
上衣はなんでもいいですが、パンツ類はサイドに縫い目のないもの、ソフトな素材、ゆるめ形状のものを用意しておくといいと思います。
でも、術後2カ月くらい経つと、手術痕の傷がこすれる痛みも感じなくなり、リハビリの進行とともに足も曲がるようになってきますので、以前の服も問題なく着られるようになります。
ですが、スリムなパンツだと、家でリハビリをしようとした時に、膝が曲げにくかったりするので、今もまだゆるめな服で過ごしています。
退院後の快復期は、リハビリが重要なポイントになってきます。
以前にも書いていますが、手術の時期を選べるのであれば、重ね着する寒い季節ではなく、薄着の季節の方が、家でちょっとした時間に身体を動かすことができ、着替えの枚数も少なくて楽ですので、オススメです
何年か前にイタリアのトスカーナに行ったときに偶然出合えたヒマワリ畑