お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

ハルモニに教わった韓国料理・・・・美味しい!

2009年05月08日 | ほっとすぺーす

 今日は、在日のハルモニお二人から韓国料理を教わりました。  

 初めてお目にかかったKさんとSさん。昭和2年、6年生まれのお二人は80歳前後ですが、想像していたよりもずっとお元気そうできびきびした方達でした。

          

(写真は、奥の二人がハルモニで、前の女性は識字教室で在日の方と知り合ったという、今回のコーディネーターのRさん)

 教わる生徒はスタッフ含めて10名。みんな興味津々です。勿論私も。  

今日のメニューは 

 ○サバと大根の煮物  

 ○ナムル4種・・・ほうれん草、大根、もやし、ぜんまい 

 ○チヂミ2種・・・ニラ、にんじん  (大根が余ったので、急遽大根のチヂミも作りましたが、これが大根餅のようにもちもちして美味しくて、一番人気に!)

 ○わかめのスープ  

 ○きゅうりとわかめの和え物 (あとは、スタッフが用意したデザート、杏仁豆腐といちご)

 チヂミは小麦粉を水で溶いて、にんじんだけ入れるという超シンプルなもの。今日はジャガイモとタマネギのすり下ろしも入れましたが、卵は入れないそうです。(家庭料理だから簡素なんですね)

       

  (写真はにんじんのチヂミを薄く焼いたあと、きれいな菱形に切り、続いてニラチヂミを焼いているところ。ハルモニは混ぜるのも焼くのも手で直接なのでちょっとびっくり)

  ここで、私はハッとする!  「しまった、ご飯炊くのを忘れてるウ!」

 もう一人のハルモニは大鍋に大根とサバを入れて煮ている。そして、ナムル、わかめスープも作る。もう手順が分かっていてどんどん進めるので、私達は右往左往するもの、おしゃべりするものといろいろ。コーディネーターのRさんにちょっとあきれられた・・・すみません。

 さて、何とかご飯も炊けて、ご馳走がテーブルに並んだ。今日の参加者は総勢13名なので、予備のテーブルも出してきた。

         

 (並んだご馳走を前に、嬉しそうな参加者。どれも、とっても美味しくてみな大満足)

 韓国料理は取り皿を使わないそうで、なんでもご飯に載せて食べちゃうらしい。合理的ですね。

  さて、食後は自己紹介のあと、二人のハルモニ達のこれまでの辛い、過酷な歴史を傾聴しました。ほとんどはRさんが代わって話してくれましたが、Kさんの「どろぼうとパンパン以外なら何でもやったよ」という言葉と、太平洋戦争と朝鮮戦争の二つに巻き込まれ投獄もされたSさんの「韓国に置いてきた子供に会いたかった」(今は一緒に住んでいる)という言葉が胸に刺さりました。

         

 みんなでいつか、ハルモニ達のいるふれあい館を尋ねたいと思います。

(私は、お話を聞きながら 帚木 蓬生の小説『三たびの海峡』が頭から離れませんでした)

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