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お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

異形石仏

2005年07月17日 | その他
 日光に一緒に行った仲間の一人から「異形石仏研究会」というものがあると聞いた。

 「異形石仏研究会」?何それ?
 彼はこの研究会で役員をしていると言い、日本経済新聞(5月17日付け)に載った記事のコピーをくれた。

 それによると、兵庫県加西市に珍しい石仏群があるという。どこが珍しいかと言うと、ここの石仏は教会の神父のようなガウンを身に付け、十字やω(オメガ)などの文字が刻まれている。そして、なんとこういう石仏が千体もあるというから驚く。

 なぜこういう石仏が作られたのか?その謎を解くためにできたのが「異形石仏研究会」ということだ。

 新聞記事によれば、このような石仏が作られたのは隠れキリシタンが作ったのだろうということになったらしい。まあ、他には考えられないからそうだと私も思う。

 異形石仏で私が思い出したのは、の出身者たちの墓石のことである。
 石仏と墓石で全く違うものだが、教員時代の人権研修会で、の人たちは墓石に刻まれる名前まで差別されていたと知り衝撃を受けたことがよみがえった。

 どちらも、物言わぬ石だが、歴史の裏側を語っている。

 今の世の中、また物言わぬものに語らせなければならないようにはなって欲しくないものである。

 
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