拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

クロウ

2023-04-22 10:40:38 | グルメ

チコちゃんに教えてもらって疑問は一層深まるばかり。例えば、

「アフタヌーンティーの習慣は日本では1990年代のバブル景気時に入ってきた」と言うが、バブル景気は1991年2月に終焉を迎えている。つまり、1990年代のバブル景気は1年と2か月しかなかった。「1990年代のバブル景気」がしっくりこない。

アフタヌーンティーのときボート(競艇)の話をするのは、研究家に言わせると「残念」(マナー違反)なのだそうだ。だったら、競馬の話をする私も「残念」と言われそうである(もともと私にはアフタヌーンティーの文化はない。「今度お茶に行きましょう」を「今度一杯やりましょう」の意味にとるワタクシである)。

アフタヌーンティーのスタンドの段々に置かれた食べ物は下から食べるべき、と言っていたが、これって「昇順」「降順」のどっち?下から登っていく点は昇順だが、一番最後のものが一番上にある点は(パソコンで写真を時系列で並べるときの言い方で言えば)降順である。

野菜を食べるときシャキッと音がするのはなぜ?という問いに対して、テレビに向かって「セルロースがあるから」と答えたら、正解は「細胞壁があるから」だった。私の理解では細胞壁=セルロースだが、チコちゃんでは、えてして、正解と思われても番組が用意した言い方でないと「ぼーっと生きてるんじゃないよ」と怒られる。はたして私は怒られただろうか?

なんかの解説のとき(もはやその解説自体はどうでもいい)、「わしづかみ」という言葉が出てきて、画面には「claw-hand」の文字が映った。え?「クロウ」ってカラスだよな、そうか、カラスのような猛禽が脚でモノをつかむ様子か!カラスが日本は鷲になったのか!「ワッシとつかむ」からではなかったのか!と思ったら、カラスの「クロウ」は「crow」だった。「claw」は「鳥獣のかぎ爪」だった。ま、しかし、「猛禽が脚でモノをつかむ様子」という理解自体は間違っていないようである。因みに、ウルトラQに出てきた怪鳥・ラルゲユウス(シン・ウルトラマンにも出てきた)に少年がつけた名前が「クロウ」だった。私が「クロウ」で最初に思い浮かべるのは「九郎義経」である。

ポイントカードが日本で作られたきっかけの解説のとき、その解説よりも、画面に映ってるのは明らかに猫なのに「クマ」となっていたことが気になった。

チコちゃんの話はこのくらいにして、次は私からの出題である。次の写真に一個だけ他と違うものがある。どこにあるでしょう?

簡単!真ん中の2個のうちの右側である。餃子作りの際、皮が足りなくなった(具が余った)とき、これまでは、ハンバーグにして焼いたり、ピーマン肉詰めにしたりしてたが、今回はハンバーグにするほどの量はなく、冷蔵庫にピーマンもなかった。そこで、「皮でつつまずに」「他の餃子と一緒に」焼いてみた。つまり「1人だけ裸」である。「裸」という文字を使っていても、これはグルメ(B級グルメ)ネタであり、下ネタではない。だが、フェイスブックのAIは1個の単語だけを捉えて、つまり、言葉尻をとらえて人に見せるか見せないかを判断しているらしい。はたして、今回の記事は人目につくであろうか。

因みに、ドイツ語で読んでいる「カラマーゾフの兄弟」は、長男のドミートリー(ミーチャ)が父親殺しの容疑をかけられて取調べを受けるところまで読み進んだ。取調べで裸にされたミーチャが「みんなが裸なら恥ずかしくない。恥ずかしいのは、みんなが服を着ていて自分だけ裸のときである」と思った、という話は昨日読んだ部分である。この小説を学生のとき日本語訳で初めて読んだとき、途中で数か月間が空いたので完読に1年かかった。今回は、ちんたらちんたら読んでるが継続はしてるので(兎でなく亀なので)、もしかしたら1年かからずに読み終えるかもしれない(兎を抜くかもしれない)。因みに、ヴァーグナーの「指輪」の完成に20年かかったといっても、それはジークフリート第2幕を書き終えてから何年も放置されたからである。