拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

「タケノコ」「メンマ」「シナチク」の関係

2023-04-03 08:43:14 | 日記

麹味噌合唱団の練習に向かう途中の電線。異常事態である。

夕方のこの時間、いつもはあんなに群がってギャーギャー鳴いていたムクドリが一羽もいない。季節鳥ではないはずなのに。鳥獣保護法により勝手に駆除はできないはずなのに(Wikipediaには、駆除が難しい理由の一つとして法的問題を挙げていた)。

異変と言えば、ついこの間まで、ダイコン、ブロッコリー、長ネギが植えられていた畑が一新、別の野菜畑になっていた。

これはなんの野菜だろう?新しい朝ドラの牧野博士に聞けば教えてくれるだろうか。だが、今日の放送ではまだ子供である(博士になってない)。

田園風景から一転、ビルの建設現場。おお!クレーンだ。こないだのチコちゃんのお題は「建設中の高層ビルのクレーンはなぜいつもてっぺんにあるのか」だった。チコちゃんによると、マストをクレーンが這い上がるからなのだが、そのマストの延ばし方には二つあって、一つはマストをビルの中に立てて、ある程度ビルの高さが増すたびにマストを上に移行させる方法。

もう一つは、マストをビルの脇に立てて、どんどん上に継ぎ足していく方法である。

おかげで、日頃は見過ごしていた工事現場も、格好の被写体となった。さて、練習後、いつもの「独り寂しく呑もう」会は最近よく行く綾瀬の中華。

マイブームであるキクラゲと卵と豚肉の炒め物を注文。ときどきお疲れなのだが(今注目の高校生スイマーがスランプのときは泳ぐ前から疲れていた、と。高校生だって疲れるんだから、半世紀余分に生きている私が疲れてもなんら不思議はない)、疲労の解消には、やはり「食」(と睡眠)。炒め物は家でも作るが、お店の具だくさんにはかなわない。具だくさんこそ疲労回復の切り札!そうした中でも、この日の具だくさんぶりはかなりのもの。歓喜にうちふるえながら具の種類を勘定する。料理名に入っている「キクラゲ」「卵」「豚肉」のほか、「もやし」「キャベツ」「タマネギ」「ニンジン」「小松菜」「タケノコ」……いや待て、「タケノコ」は「メンマ」か?いや、「シナチク」という言葉も脳裏に浮かんだ。この際、整理してみた。「メンマ」はマチクという種類の「タケノコ」を発酵させたもの。「シナチク」と「メンマ」は同義である。「パクチー」「コリアンダー」「シャンツァイ」が同じモノであるごとし。だが、「パクチー」等々はそれぞれタイ語、英語、中国語なのに対し、「メンマ」と「シナチク」はどちらも日本語。すなわち、「シナチク」は原料のマチクが中国産であったことによる呼称であり(ラーメンも「志那そば」と言っていた時代があった)、「メンマ」は「ラー『メン』に入れる『マ』チク」を縮めた呼称だそうだ。他の具に移ろう。む?マッシュルームをスライスしたみたいなヤツがある。中華にマッシュルーム?ググってみた。「中華 マッシュルーム」と入力したところで「中華 マッシュルームみたいなもの」が出てきた。多くの国民が抱く疑問なのだな。で、その答えは、「フクロダケ」であった(家庭ではマッシュルームでいいわね)。

だいぶ、飲んで食べた。とくれば、綾瀬から歩くしかない(もはや、ウォーキングは強迫観念である)。

大昔、放置自転車の山だった駅前はきれに整備されて、夜桜もきれいである。