拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ジャミラ

2023-04-14 10:07:57 | 日記

毎朝の認知度チェックは朝うどん作りで。「うどん」「肉」「野菜」「めんつゆ」をちゃんと入れたか。その尺度で言うと今朝は不調。肝心のうどんを入れ忘れた(もはやうどんではない)。だが悲観することはない。パンツを履くのを忘れて出勤しようとする女子アナがいるというし。入ってないことに気づけばまだ大丈夫である。うどんが入ってないのにうどんを食べたと言い張ったなら、それは危ない証拠である。

それより問題なのは昨日のJアラート。「ミサイルが北海道付近に落ちる」と発表した後、「その可能性がなくなった」として「訂正」。え?「訂正」ってことは間違ったってこと?するとその後、「訂正」を「取消し」に「訂正」した。なにごともなくて良かったが、狼少年のたとえ話もあるしねぇ。

高田馬場に行くのに神楽坂から歩いた。馬場下(早大の正門近く)から左に穴八幡を見ながら高田馬場に向かう通りが上り坂になっていた。

で、しばらく行くと今度は下り。

そうか!早稲田は「田」というくらいだから低地。近くに神田川も流れてるし。その低地と高田馬場の間が台地になっているのだな。45年前、学生だったときは、ブラタモリをやってなかったから、そういうことには無頓着だった。

通りの途中に早稲田松竹(映画館)があった。

おお!昔もあった!「タクシードライバー」を見たのはここだっけ?

ということで、映画の話である。昨日、「科学特捜隊」について触れたが、北野武監督の作品の中で、科学特捜隊のパロディーみたいなのが出てくるのは「みんな〜やってるか!」。「世界の北野」を尊敬するファンは、この作品については口をつぐむそうだ(ネタバレあり)。なにしろ、ダンカン扮するヒーローが透明人間になって女湯に入ったりして、最後はハエ人間になって、それに対峙するのが科学特捜隊もどきであり、その隊長を演じてる小林昭二は、まさにウルトラマンの科学特捜隊のキャップである。因みに、ダウンタウンの松本人志が監督した「大日本人」って映画があるが、ちょっとテイストが似ている。

ついでだ、この俳優さんがよくこんな映画に出たな、と思うものを挙げておこう。メリル・ストリープが出た「永遠に美しく」と、デミ・ムーアが出た「絶叫屋敷にいらっしゃい」。どっちも、馬鹿馬鹿しくて笑える。私は好きである。後者は、なんかのコンクールで「最低作品賞」と「最低主演女優賞」を獲得した。

因みに、初代ウルトラマンの副主題歌的な歌に「科学特捜隊のうた」って言うのがあって、ちょっと口ずさんでみた。「わーるいやーつらをやっつけるー」……「悪い奴ら」って怪獣のことだが、怪獣を悪者ととらえるのはあくまでも人間目線である。怪獣からしてみれば、自分達を攻撃する人間こそが悪者である。「ウルトラマン」では、そういう目線にたった回もあった。例えば、ジャミラ(ネタバレあり)。私らが小学生のとき、セーターを頭までかぶってジャミラの真似をしていたが、このジャミラは、元人間の宇宙飛行士だったのが宇宙で置き去りにされて怪獣に変身し、地球に舞い戻ってきたもの。その事実をひた隠しにする科学特捜隊のパリ本部は日本の科学特捜隊にジャミラの駆逐を命ずる。動揺する隊員たち。最後、ウルトラマンの水攻撃で絶命するときのジャミラの赤ん坊のような泣き声が胸にささる。このときの監督は実相寺昭雄。子供番組とは思えない重い回だった。実相寺昭雄が監督のときはそういう話が多かった。