拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

餃子になりそこねたハンバーグ

2023-04-01 09:33:41 | グルメ

実はドイツ人と付き合ってます。相手の名前はアプリーレ・シェルツさんです。

終わった朝ドラの台詞で気に入らなかったヤツ=「年甲斐もなくなくワクワクしてます」。ワクワクするのに歳は関係ない。

来週からの新しい朝ドラは、植物学者の話だそうだ。そそる!草木の名前をたくさん覚えられる……だろうか。油断は禁物。「ちむどんどん」は料理がテーマだって言うから期待してたら3人の脚本家が揃って料理のことは何も知らなかったし。脚本家が自分の得意分野に持って来られるか、である。過去、落語が大好きの脚本家が書いた「ちりとてちん」には落語知識が満載であった。

さて。昨夜作ったハンバーグもどきがこれ。

「もどき」と書いたのは、もともとハンバーグを作る予定はなく、餃子を作ったのだが、具が余ったので、もどきにしたから。餃子の絵はこれ。

構図は毎度おなじみだが、今回、具材のラインナップをがらっと入れ替えた。4番のキャベツはそのまま。豚肉に代わる鶏の胸肉はときどき代打で登場するが、ほうれん草、セロリ、長ネギは今回初出場だし(見切り品コーナーで買ったほうれん草とセロリを使いたかった。色が緑っぽいのはそのせい)、香辛料としてのクミンは前回ちょこっと使って期待外れだったので、今回は一瓶まるごと使って挽回を期した。セロリは正解。十分にその食感と香味を伝えていた。だが、クミンは、あんなにどどっと入れたのに全然効果がない(トルコ風ハンバーグのときはあんなに主張するのに)。いや、実は、今回使ったヤツは開栓してから10年以上は経っている。そのせいで香りがとんでしまったのだろうか。うーん、やはりとっとくことがよいとは限らない。使うときに使ってしまわないと。因みに、昨夜餃子にしたのは、餃子の皮の賞味期限が2か月前に切れていたことが判明したからである。考えてみたら、2か月も3か月も同じだからあわてる必要はなかったかもしれない。今朝、胃腸の具合はなんともない。

「餃子になりそこねたハンバーグ」というタイトルは、しかし正確ではない。ハンバーグが餃子に進化したわけではない。共通の「具」があって、そこから一方は餃子に、他方はハンバーグに枝分かれしたからである。人間が猿から進化したのではなく、猿と共通の祖先から枝分かれしたのと同様である。人間と原人の関係もそうである。因みに、原人にもいろいろあって、アウストラロピテクスなどは脳の容積から見ると人間よりゴリラに近いが、ネアンデルタール人ともなると、現在の人間=ホモサピエンスとかなり近く、両者間の混血もあったようである。なお、ネアンデルタール人を現代の会話風に発音すればネアンダータール人。バッハの歌詞の語尾の「er」を「アー」と言う人が、「ネアンデル」と発音していたら、私は憤慨するに違いない。

混血と言えば、虎とライオンの間でも混血が可能で、トラが母親の場合はライガーで、ライオンが母親の場合はタイゴンと言う。ちょっと思った。「鬼畜米英」と言っていた時代、野球の「ストライク」を「よし」と言い換えていた時代、動物園でライオンのことを「獅子」と言い換えていたのだろうか。もしそうだとして、ならライガーやタイゴンはどう呼んだんだろう。まあ、これらは当時の動物園にはいなかったろうから今そんな心配をする必要はない。因みに、「ストライク」を「よし」と言うのは意味的には間違いである。「打てっ」が正しい読替えである(いい球だから「打てっ」と審判が打者に命じているのである)。