麻里布栄の生活と意見

小説『風景をまきとる人』の作者・麻里布栄の生活と意見、加えて短編小説。

生活と意見 (第441回)

2014-07-19 06:08:09 | Weblog
7月19日

集英社文庫から「若い藝術家の肖像」が出ました。丸谷訳です。加藤光也訳ではないのがかなり残念ですが。これで新潮文庫の「肖像」にあまり価値がなくなったような気もします。

第一章を読んで、いまさらながらジョイスは天才だと思いました。圧倒的ですね。これが読まれなくなるときは人間が滅びるときでしょう。いまの職業作家など全員失せろ、という感じです。「文章がすごい」。「作者の感性が」。そういうくそ次元の「文学的」な会話や思考。死にさらせ。まあどうでもいいことですが。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生活と意見 (第440回) | トップ | 生活と意見 (第442回) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事