とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014笹子雁ヶ腹摺山登山

2014-12-07 23:18:18 | 山登り
今日は、山梨県大月市と甲州市(旧東山梨郡大和村)の境にある笹子雁ヶ腹摺山(ささごがんがはらすりやま)に登ってきた。一見すると漢字ばかり何て読むのかと悩みそうな名前の山だが、漢字の通りに読めばいい。名前の由来は、渡り鳥であるガンが、その腹をするようにして尾根を飛んでいくことからその名がついたと言われている。また、ややこしい事に大月市には当山のほか、雁ヶ腹摺山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山という山もある。

中央高速道大月インターから国道20号で甲府方面に向かい、笹子トンネルの手前にある空き地に車を止めて出発する。


登山道入り口は、国道20号と旧道の分岐のあるカーブのところだ。




歩きだしてすぐに足元を見ると立派な霜柱が立っていた。気温は0度でかなり冷え込んだ朝だった。


笹子雁ヶ腹摺山への登山道は、最初から険しい登りが続いている。




1時間半ほど登ってきたところで、ちょっと休憩してから再び登りだすと前のほうに休憩している登山者が見えた。何で?と思ったら、そこはいきなり頂上だった。歩き出して2時間も経たないうちに頂上に着いてしまい、何だか拍子抜けだった。それでも、山頂からの展望は素晴らしい。富士山はもちろん、南アルプス、八ヶ岳連峰など雪を被った名山が一望だ。




早速、登頂を祝ってビールで乾杯する。


今回は、寒い時期という事もあって前回の朝日岳に続き鍋料理とした。特に寒さに負けないようキムチ鍋とし、野菜や肉、キノコ類、豆腐、うどん、ラーメン等とにかくいろいろ煮込んで食べた。






鍋をやるのでつい忘れてしまっていたが、下山前に山頂到着証拠写真を撮る。笹子雁ヶ腹摺山は、標高1357.7メートルで山梨百名山の一つだ。また、山頂からの富士山の眺めがいい山として秀麗富嶽十二景の一つにも選ばれている。


下山は、同じルートではなく笹子峠方面に向かう。こちらのコースも、しばらくは急な下りが続く。


下りルートから見る富士山も秀麗だ。


険しい尾根道が続き、切り立った崖ぷちの場所もある。


落ち葉が積もった下り道は、結構難儀な場所だ。ロープを持ちながら下りても滑りやすい。




笹子峠に到着する。


笹子峠からしばらく下ると笹子隧道がある。旧国道20号のトンネルで、県道になってからは車がほとんど通らなくなってしまったが、文化庁の登録有形文化財に登録された文化的価値がある建造物だ。




旧道沿いに旧甲州街道の道が続いているので、我々は昔の旅人に思いをはせながら山道を進む。


さらに下って行くと、「矢立の杉」に着いた。樹高28m、根回り14.8mで、樹齢一千年におよぶ甲州街道きっての杉の大樹である。昔、出陣する武士がこの木に矢を射立てて戦勝を祈った事が名前の由来である。安藤広重や葛飾北斎の名画にも残っているそうだ。


杉良太郎が“矢立の杉”という歌を作り一躍有名となったらしく、立派な歌碑も建っている。


歌碑の横には、ゼンマイ式のスピーカーがあり20回くらい回すと解説や杉良太郎の歌を聴くことが出来る。


「矢立の杉」から30分ほど歩くと、最初の登山口まで戻ることが出来た。その後、甲州市の「天目山温泉」に寄る。この温泉は、標高1000mの場所にあり、泉質はペーハー(PH)10.3という高アルカリ性のため、肌ざわりがよく、入浴後の肌はつるつるになり、筋肉痛や疲労回復などの効果があるという。施設が、ちょっと古いという気がしないでもなかったが、泉質は良かった。

帰りは、勝沼インターから中央高速に入り河口湖経由で東名高速で帰宅する。前回の山と比べると、ずっと楽な行程だったので疲れもなく冬の陽だまりハイキングとして楽しめた。

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2 コメント

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お疲れ様でした (見切り発車)
2014-12-11 08:57:34
明るく見えますが 霜柱もあって 0℃でしたか、
寒い日ですね。
富士山が秀麗。
私もお休みの日に夫と少しお出かけして 綺麗な富士山を見ました
晴れた日の富士山はどちらから見ても美しくて感動しますね。
寒い頂上でのキムチ鍋 本当においしそうです、
ラーメンもうどんも豆腐も入れると食べるのが難しそう、
山ならではのご馳走ですね。
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見切り発車さんへ (とっちー)
2014-12-12 00:04:21
寒くなると聞いていたので、積雪も想定していましたが、幸い雪はありませんでした。
冬場は、富士山がきれいなので、富士山が良く見える山を探しては登っています。
鍋には、時間差で入れてますので、豆腐やうどん、ラーメンが混ざってはいないですよ。
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