日本三大渓谷と呼ばれる渓谷がある。それは、清津渓谷(新潟県)、黒部峡谷(富山県)、大杉谷(三重県)の3つだという。ふつう、日本三大と付くと大体が有名な観光地で、大勢の人が来る場所である。ところがこの三大渓谷というのは、あまりにも秘境すぎて誰でも簡単に行くことはできない人跡未踏の地にあるのが普通だ。今回は、そんな三大渓谷の一つ「大杉谷」に行ってくることができた。
因みに、日本三大渓谷美は、妙義山(群馬県)、寒霞渓(香川県)、耶馬溪(大分県)だという。
さて、大杉谷(おおすぎだに)は、三重県多気郡大台町の宮川上流の吉野熊野国立公園内にある渓谷であり、国の天然記念物(天然保護区域)に指定されており、噂にたがわず素晴らしい渓谷であった。今回は、道の駅「奥伊勢おおだい」で仮眠後、宮川第3発電所まで車で移動し、桃の木山の家の先にある七つ釜滝までの往復コースを歩いた。桃の木山の家から林道経由で、大台ケ原まで行くこともできるが、行くだけで二日はかかるので、あくまでも大杉谷の渓谷美を訪ねてゆっくり歩く山旅とした。
まずは、宮川第3発電所手前にある駐車場に車を止め元気よく出発する。
ゲートをくぐり、いよいよ大杉谷に入っていく。
しょっぱなから、岩壁をくりぬいた歩道を、鎖を頼りに進む。
渓谷を流れる宮川の色は、エメラルドグリーンに輝き、ゆったりと流れている。清流で知られる宮川は伊勢湾にそそいでいる。伊勢神宮式年遷宮のお白石持ち行事に使用する石は、この宮川の河原から採集するそうだ。
モミジがいい具合に色づいていた。
この先、いくつもの吊り橋を渡っていく。
1時間半ほど歩くと、大きな水音が聞こえてきた。今回のコースで、最初に出会う大きな滝だ。名前は、千尋滝(せんぴろたき)。落差は160mとも170mとも言われていている。まるで、山のてっぺんから流れているように見え、水源がどこにあるのか不思議な感じがする滝である。
千尋滝の展望小屋で、今回の山旅が誕生日に当たるというK子さんのバースディパーティをささやかに行う。
千尋滝から先に進み、岩壁を眺めると不気味な岩を発見する。なんだか怖い顔をした人面岩のように見える。
水滴が流れ落ちる岩の隙間を通り抜ける。
険しい岩場が続く。
まるで絵葉書に出てくるような美しい景観のシシ淵からは、ニコニコ滝が見えていた。
こちらにも、名前がついてはいないけどいい滝が幾筋も流れていた。
オレンジと緑のグラデーションがいい感じだ。
さらに間近でニコニコ滝を眺める。まるで数千本、数万本の絹糸を垂らしたような美しい滝だ。
これは、平等。まるで仙人が住んでいそうな切り立った巨大な岩壁だ。
平等直下の吊り橋を渡る。
川面の色は、さらに濃いエメラルドグリーンだ。
大杉谷看板前で、小休止。
吊り橋の先には、この日の宿「桃の木山の家」が見えてきた。
「桃の木山の家」に荷物を置いて、片道30分の七ツ釜滝(ななつがまだき)まで歩く。この滝はその名の示す通り多くの釜を有し、落差は120m以上で「日本の滝百選」にも選ばれている。
「桃の木山の家」の夕食。大きなエビフライとトンカツが出されボリュームある食事だ。
「桃の木山の家」は定員330名という大きな山小屋である。お風呂、水洗トイレがありこんな秘境にある山小屋としては、心地よすぎるくらいだ。寝床は、一人づつ布団が確保され、隣とのスペースも十分ありゆっくり眠ることができる。
「日本三大渓谷の一つ「大杉谷」を歩く:2日目」に続く。
因みに、日本三大渓谷美は、妙義山(群馬県)、寒霞渓(香川県)、耶馬溪(大分県)だという。
さて、大杉谷(おおすぎだに)は、三重県多気郡大台町の宮川上流の吉野熊野国立公園内にある渓谷であり、国の天然記念物(天然保護区域)に指定されており、噂にたがわず素晴らしい渓谷であった。今回は、道の駅「奥伊勢おおだい」で仮眠後、宮川第3発電所まで車で移動し、桃の木山の家の先にある七つ釜滝までの往復コースを歩いた。桃の木山の家から林道経由で、大台ケ原まで行くこともできるが、行くだけで二日はかかるので、あくまでも大杉谷の渓谷美を訪ねてゆっくり歩く山旅とした。
まずは、宮川第3発電所手前にある駐車場に車を止め元気よく出発する。
ゲートをくぐり、いよいよ大杉谷に入っていく。
しょっぱなから、岩壁をくりぬいた歩道を、鎖を頼りに進む。
渓谷を流れる宮川の色は、エメラルドグリーンに輝き、ゆったりと流れている。清流で知られる宮川は伊勢湾にそそいでいる。伊勢神宮式年遷宮のお白石持ち行事に使用する石は、この宮川の河原から採集するそうだ。
モミジがいい具合に色づいていた。
この先、いくつもの吊り橋を渡っていく。
1時間半ほど歩くと、大きな水音が聞こえてきた。今回のコースで、最初に出会う大きな滝だ。名前は、千尋滝(せんぴろたき)。落差は160mとも170mとも言われていている。まるで、山のてっぺんから流れているように見え、水源がどこにあるのか不思議な感じがする滝である。
千尋滝の展望小屋で、今回の山旅が誕生日に当たるというK子さんのバースディパーティをささやかに行う。
千尋滝から先に進み、岩壁を眺めると不気味な岩を発見する。なんだか怖い顔をした人面岩のように見える。
水滴が流れ落ちる岩の隙間を通り抜ける。
険しい岩場が続く。
まるで絵葉書に出てくるような美しい景観のシシ淵からは、ニコニコ滝が見えていた。
こちらにも、名前がついてはいないけどいい滝が幾筋も流れていた。
オレンジと緑のグラデーションがいい感じだ。
さらに間近でニコニコ滝を眺める。まるで数千本、数万本の絹糸を垂らしたような美しい滝だ。
これは、平等。まるで仙人が住んでいそうな切り立った巨大な岩壁だ。
平等直下の吊り橋を渡る。
川面の色は、さらに濃いエメラルドグリーンだ。
大杉谷看板前で、小休止。
吊り橋の先には、この日の宿「桃の木山の家」が見えてきた。
「桃の木山の家」に荷物を置いて、片道30分の七ツ釜滝(ななつがまだき)まで歩く。この滝はその名の示す通り多くの釜を有し、落差は120m以上で「日本の滝百選」にも選ばれている。
「桃の木山の家」の夕食。大きなエビフライとトンカツが出されボリュームある食事だ。
「桃の木山の家」は定員330名という大きな山小屋である。お風呂、水洗トイレがありこんな秘境にある山小屋としては、心地よすぎるくらいだ。寝床は、一人づつ布団が確保され、隣とのスペースも十分ありゆっくり眠ることができる。
「日本三大渓谷の一つ「大杉谷」を歩く:2日目」に続く。
滝も渓谷も紅葉も何もかもすばらしいです。
こちらは見ているだけだから 狭い岩場も深い淵もワクワク愉しむだけですが とっちーさん 渉りながら写真に撮るのは大変であぶないでしょう?
おつかれさまです、
秋の深山渓谷 堪能させていただきました。
山奥のサプライズケーキ 時々登場しますが 嬉しいでしょうね、なんだか ほのぼのします。
K子さん お誕生日おめでとうございます。
もう一度奥さんを連れていきたいという人もいて、
企画した者としては、クリーンヒットを打ったような気分です。
紅葉の時もいいですが、新緑の時もいいそうです。
5時間歩ける自信がある方には、是非行ってほしいですね。