とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2023第4回箱根ガイリーン:1日目

2023-12-19 10:50:13 | 山登り
箱根の外輪山を一周する箱根ガイリーンを歩きだして今回が4回目となる。今回で全コース完歩の予定で御殿場駅に着いた。ところが、東海道線で来る仲間が、沿線の火災事故で列車が止まっていて予定の時間に着かないという。また、バスで御殿場に来る仲間も、下車するバス停を間違えたとかで遅れるという。そして、同行したメンバーにも体調がいまいちという話もあり、1日目のコースを短縮することにした。幸い、1時間遅れでメンバー9人が揃い、御殿場駅から乙女峠行のバスに乗る。

10:05。乙女峠のバス停に着き、登山口に向かう。この時間からでは、長時間の山行では、下山時には真っ暗になってしまうので、金時山のみ登ることにする。


5分ほどで金時山の登山口に入る。


朝方は雨が降っていたが、ほとんど上がり曇り空となり、雨具は着ずに済みそうだ。


30分ほどで乙女峠に到着する。乙女峠からは、晴れていれば富士山がくっきり見えるのだが、あいにく雲の中だ。


乙女峠には、こんな悲しい伝説が伝わっている。
昔、箱根の山奥に貧しい農家があった。父と乙女(娘のとめ)の二人暮らし。父親は年老いて病気がちの日々でした。とめは村一番の器量良しの働きもの。その上心優しく誰からも愛されていた。そのとめは父親の病気を治そうと夜になるとそっと家を出て峠の先にある地蔵堂に日参し、吹雪が止んだばかりの寒い夜にも出掛けていた。丁度100日の満願の日に父親の病気は治ったが、とめは雪に埋もれて死んでしまったという。
そんなとめの霊を哀れみ「乙女峠」と呼んだと言われている。


乙女峠から10分ほどで長尾山に到着。


長尾山からは、険しい岩場の道が続く。


金時山山頂の茶屋が見えてきた。あと少しだ。


金時山1212mの山頂に到着。富士山は、全く見えず風が強く寒くてたまらない。


坂田金時に因んだ鉞の標柱もたっている。


寒いので茶屋の中に入り、暖かい飲み物を頼み一息つく。その後、風が吹きあれる外に出て明神ヶ岳方面に向かう。山頂を下っていくと、風が遮られて、それほど寒くない。登山道からは、噴煙が上がる大涌谷や芦ノ湖など展望が広がってきていた。


そして、前方には明神ヶ岳に続く笹原のなかにくっきりと登山道が見える。


矢倉沢峠手前の分岐から、うぐいす茶屋を経て仙石原方面に下山する。


登山道が終わると車道を歩く。


国道に着くとバス停があるが、時間的には13:30とまだ早い。宿までは8.5キロほどあるが、歩き足らないので国道を歩いていこうという事になり、国道をテクテクと歩く。


15:30頃、大平台にある宿に無事到着する。ゆっくり熱い温泉に入ることが出来る。


当初の予定では、金時山、明神ヶ岳、明星ヶ岳を縦走して強羅に下山する予定だったが、スタートが遅れたので下山時は真っ暗になっていたに違いない。今回、ショートカットした分は、今後の宿題となった。

参考1.1日目の高低図&コースタイム(アプリを止めるのを忘れたのでゴール時間は1時間ほど早い)


参考2.1日目のコースマップ


「2023第4回箱根ガイリーン:2日目」に続く。