prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「天地明察」

2012年10月04日 | 映画
碁、数学、暦学、天文学といった今で言う理数系の学問が江戸時代に相当程度発達していたのがわかる。絵馬を使って誰でも数学の公案と証明のやりとりできるようになっている情景など、十分に近代的。
それら画にしにくそうな素材を日食がいつ来るか当てるといった目に見える形にうまく翻訳している。

中井貴一演じる水戸光圀が信長かと思うようなハデな異国趣味で衣食住を固めているのがおもしろい。同じ原作者の「光圀伝」とつながるのかもしれない。
さまざまな計測機器なども含めて、通常の時代劇とは違う道具を大量に見せる美術の仕事がみもの。

出演者がそれぞれ短い出番でも生かされている。
武藤敬司が出ていると知らなかったのでびっくり。ちゃんと太い丸太を振り回してニンジャ(?)をぶっ倒します。
(☆☆☆★★★)

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