prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「恋するプリテンダー」

2024年05月19日 | 映画
原題はANYONE BUT YOU。
わざわざプリテンダー pretender=なりすましなんて耳慣れない言葉に直すことあったのかな。

冒頭からシェイクスピアのエピグラフの文字が壁に描かれていたり絵に描かれたいたりするのだが、この自体がシェイクスピアの「空騒ぎ」ほかの喜劇のテイストを持つ。
さらっと同性婚が出てくるのだが、それがぐるっと巡ってシェイクスピアの時代は少年俳優を女優代わりに使っていたり、「十二夜」で女を男と間違えたりしていたなと思ったりした。

他愛ない間違いの喜劇と見せて古典が芯にあると見るべきか、古典自体が下ネタ含めて普遍的なものととるべきか。