prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「プロフェッショナル」

2021年10月04日 | 映画
かなりシリアスに振れたベルモンド主演作品。
裏切られてアフリカの独裁国に無実の罪で服役して強制労働に虐待を受け、囚人仲間と脱獄し(ホントにベルモンドはよく脱獄する)フランスに舞い戻って復讐を果たそうとする。

女と再会すると留守中に男ができたのがわかったりと、ダンディなのは相変わらずだが笑いは封印気味。

復讐を果たす時も一方的に闇討ちするのではなく、堂々と昔の西部劇の決闘のように呼吸を合わせて同時に撃ち合うようにしているのはシリアスな中のダンディなところを見せる。やはりスターなのです。

本国では大ヒットしても日本では当時劇場未公開になったのもシリアスさが敬遠されたか。

ベルモンドを全面的にフューチャーした上にエンニオ·モリコーネの音楽がかかるタイトルが格好いい。