prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「憐れみの3章」

2024年10月08日 | 映画
三話のオムニバス形式なのだが、キャストがほぼ完全にだぶってそれぞれ別の役をやっており、役者たちの芸達者ぶりを見せるとともに役の交換可能性とでもいうべきことを示していたのではないかと思える。
というのも、ランティモスはマット・ディロンが地下鉄で時間をきいただけの女性と役割を文字通り交代させるという妙な内容の短編「NIMIC/ニミック 」を撮ったことがあるからで、「ロブスター」にせよ「聖なる鹿殺し」にせよ、人間の個性とか人間たらしめているものとかを無視して動物扱いしているように思える。

細かいところだけれど水のないプールに走って飛び込んで死ぬのをワンカットで撮っているのはどんなトリックなのだろう。底だけ柔らかい素材にするにしてもかなり高さあるし。






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