prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」

2019年05月29日 | 映画
本物のルドルフ・ヌレエフが映画で本格的に踊ったのはケン・ラッセルの「バレンチノ」で、サイレント映画時代の二枚目バレンチノに扮してタンゴを踊るというラッセルらしいなんともいえない戯作っぷりを見せ、それはロシア・バレエというと創成期のディアギレフ、ニジンスキー、パブロワといった名前が彩るスキャンダリズムにつながるものだろう。

ここでは芸術家が求める自由とソ連の硬直した体制との板挟みのドラマが展開するわけだが、スキャンダリズムや危なさといった要素は薄くスクエアに過ぎて、これ自体がソ連的といったら言い過ぎだろうが面白みに欠ける。

「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」 - 公式ホームページ

「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」 - 映画.com

5月28日(火)のつぶやき

2019年05月29日 | Weblog