prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「歓待1.1」

2017年05月27日 | 映画
同じ深田晃司監督の「淵に立つ」と似た感じの小さなごちゃごちゃした感じの印刷会社にいきなり金髪白人女性が裸にバスタオルを巻いただけの姿で現れるあたりから、外国人の闖入者が増えていき、それまでの世界が壊れていくオフビート感は「家族ゲーム」の下町版みたい。

ストレンジャーが大勢わさわさしながら一定のアンサンブルが成立しているのは珍しい。

日本が否応なくさまざまな外国人とつきあわなくてはいけない現状のカリカチュアではあるだろうけれど、社会の反映というだけでなく一見リアルな状況の崩壊感そのものに奇妙な快感がある。

1.1とは何でついているのかわからないが、劇場公開版にはついていないはず。今回日本映画専門チャンネル放映にするにあたってのディレクターズ・カット版のことだろうか。英語字幕つきなのが、日本をいくらか外から見て異化する効用があるよう。

歓待 公式ホームページ

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5月26日(金)のつぶやき

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