prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」 上野の森美術館

2014年10月27日 | アート
初期の歌舞伎の舞台面を写したような作品群は、建物が平面ではなく手前の壁をはずし奥の奥まで通して見られる透視図のような構図で、天井の羽目板の描き方など遠近法がはっきり取り入れられているのがわかる。
しかし一方で人物の大きさを見てみると、必ずしも遠近法に従わず、奥の方にいても姿がはっきりわかるよう大きめに描かれているのがおもしろい。

似たような構図で何枚も描いているのもまとめて見ると、何か写真集みたいな趣もある。
そう考えるとその展覧会の目玉である「諸国瀧廻り」の数々で水の多彩な表情を一瞬に固定してみせる動態視力の冴え(「神奈川沖浪浦」あたりにも通じる)は、ほとんど写真的なものに思えた。

浮世絵の実物を見るとどうしても文字通り色褪せているのは物足りなくて、ショップで新たに着色したレプリカが売られていると綺麗に見えます。ただのレプリカではなくて顔料もこだわったらしいが。
素の浮世絵に着色して遊ぶソフトなんてのあったら売れるかと思ったりした

相当な混雑、休日だからにせよ10分待ち。「蚊に注意」という張り紙が眼に入る。そのすぐそばをヒトスジシマカが飛んでいるので、いやぁな気分になる。刺されなかったが。

中に入っても列がなかなか動かないもので、後ろから伸び上がって見て歩く。なんかエスカレーターで左一列で固まって動かないのにいらいらしながら右側を上がっていく気分。



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「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」上野の森美術館

10月26日(日)のつぶやき

2014年10月27日 | Weblog

園児が軍歌、教育勅語・・・在特会元幹部の教育団体に関与している幼稚園がすごい - NAVER まとめ matome.naver.jp/odai/214113954… 北朝鮮のこと嗤えないな、こりゃ。


「奥さまは魔女」の続編がテレビドラマに サマンサの孫が主役(シネマトゥデイ) headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141026-… 独身で奥さまは魔女はないだろ、と思ったが原題はBewitchedなのだな。しかしニコール・キッドマン版は惨憺たる出来でした。


今見ると、奥さまは魔女に出てくる夫婦はサマンサとダーリン以外、みんな仲が悪いのが皮肉。


かなり長いことダーリンの会社の中の地位がどの程度なのかわからなかった。社長のラリーと友達付き合いしているかと思うとすぐクビだと脅されたり。vice president=副社長というと偉いようだけれど、広告屋はクライアントを特別扱いしているように見せかけるため担当の肩書を→


→立派なものにすること多かったと。偉いようだけれど不安定な地位ということか。
60年代の広告業界を描いているという点で、裏「マッドメン」といった意味もあるのかも。


広告屋ではないが、一時期のチェイス・マンハッタン銀行にはvice president=副社長が百人以上いたらしい。


タバサの娘が主役、ね。アダムの子孫の方はただの人間なのだろうか。魔力が遺伝するのは女系だけ、という設定だと思ったが。


北野武「米アカデミー賞の日本代表というのは、日本で推薦された作品しかノミネートされない」 cinematoday.jp/page/N0067546 shall we ダンス?を推薦していればかなりの確率で取れただろうと言われたが、実際に推薦されたのは学校2といった具合に、およそ戦略がない。


J COMテレビでエンニオ・モリコーネのヴェニスコンサートを放映中。まとめて聞くと、まあゴージャスなものです。どれだけの音楽のヴォキャブラリーを持っているのだろう。