prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「泣く男」

2014年10月30日 | 映画
「アジョシ」に続くイ・ジョンボム監督の新作。
話はまったく関係ないが、前作の女の子を守り続ける殺し屋に対して、女の子を誤って殺してしまった殺し屋がその罪をどう贖うか、といった具合にテーマが発展しているといえる。

チャン・ドンゴンが何か子供っぽく見えるくらい髪を短く刈っていて、実際タイトル通り子供のように泣く。母親に男の子は泣くな、と言われ続けたことと、死なせた女の子の母親に対する態度が結びついてくる。アクションのハードさと思い切った情緒の濃さ、鍛え上げられたボディと甘いマスクといった両極端の同居は韓国映画独自の境地。

冒頭がアメリカだったり、中国と韓国の犯罪組織の抗争がどうなっているのか見分けがつきにくかったりと、全体の構図が頭に入りにくいところはある。

アクション・シーンでは、前作のナイフの接近戦に対して今回は遠距離からのライフルの連射の怖さがたっぷり描かれる。
アクションの連打でひっぱって、大詰めまで大事なところから目をそらさせる語りの計算も成功している。
(☆☆☆★★)



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公式ホームページ

泣く男@ぴあ映画生活

映画『泣く男』 - シネマトゥデイ

10月29日(水)のつぶやき

2014年10月30日 | Weblog

食べ物を電子レンジで温めるのは意外と難しいことがよく分かる画像いろいろ dailynewsagency.com/2014/10/28/mic… @dailynewsagency


「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」 #eiga  #映画  goo.gl/8gjuHl


おまえの墓に唾を吐きかける、というのも凄いタイトルだけれど、イングマール・ベルイマンの自伝で自作を酷評した批評家が落ちぶれたところを見かけて一瞬同情しかけたのをぐっとこらえて、こいつが死んだら墓の上で踊ってやろうと考え直すくだりがあった。おっかね。


公教育の予算を削ることばかり考えるって、アメリカの教育がそれでどうなったか知らないのかよ。 #ss954


テレビが写すところでは地味な法律に関する議論や政策論争ではなく、政治家のパフォーマンスが始まってしまう。本質的に見えないところでしか議論されていない感。  #ss954


教師にやたらと責任おっかぶせて雑用やらせるのをやめたら、ずいぶん余裕できると思う。 #ss954


損得だけだったら、子供なんか育てられるかと言ったのは誰だったか。 #ss954


そのうちに小学校も給食を廃止して弁当を持ってきなさいということになるのではあるまいな。 #ss954


【本棚登録】『経済成長という病 (講談社現代新書)』平川 克美 booklog.jp/item/1/4062879…


特に可もなく不可もなく、しかし一定の学力と常識は身につけた人間って、まあ評価の対象にならないのね。そういう人間の層が厚みを持つのは大事なことだと思うが。 #ss954

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小学一年の時に今思うと発達障害の子がいたけれど、すごい手がかかっていた。授業時間になってもじいっと一心にタイヤ遊びをやめないでいるもので、教室に戻すだけで教師が数人がかり、ほどなく特殊学級に転校した。今だと同じ教室で教えるようにしているのだろうか。 #ss954


『スウィート・スウィートバック』といえば冒頭で少年時代の主人公が娼婦と交わるシーンが、今回のバージョンではどうなるかと思ったが、上映前に館内放送で断りがあり、やはり少年の全身がボカシ処理されていた。全身なので宇宙人かダッチワイフにしか見えない。これほど映画を汚す行為もあるまい。

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | RT