prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「カルテット!人生のオペラハウス」

2013年05月27日 | 映画
引退したオペラ歌手が晩年を過ごす施設「ヴェルディの家」を扱った映画はドキュメンタリーとしてはダニエル・シュミット監督、レナート・ベルタ撮影の「トスカの接吻」がある。こちらは本物の元オペラ歌手を使いながらオペラの世界をのぞかせる虚実皮膜を打ち出したつくりだったと記憶する。

こちらは一流俳優を揃えてはいるけれど、歌手ではないから歌う(ふりをする)のを上手に再現してみせる場面というのはない。ウソがばれるのを嫌ったというか、人が娑婆っ気を持ちながら同時に香気を保って年をとる姿を一流俳優その人のドキュメンタリーとして捉えたといった趣がある。
ふつうの意味でドラマチックに歌の場面で盛り上げるということはない代わり、本物のアリアを歌っている人の顔と名前入りで堂々と流している。俳優と歌手をともに大事にした扱いととれる。

場内、年配の客で一杯。ほとんどの人が千円で見ていると思しい。

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カルテット!人生のオペラハウス@Movie Walker

カルテット!人生のオペラハウス@ぴあ映画生活


先の5月1日に亡くなった夏八木勲の推薦文が添えられているのが、なんともいえない感じ。

5月26日(日)のつぶやき

2013年05月27日 | Weblog

【これ聴いてます】モーツァルト/コープランド:クラリネット協奏曲集/カッツ=チェルニン:オーナメンタル・エアー(コリンズ/スウェーデン室内管) ml.naxos.jp/album/CHAN10756 #nml


【これ聴いてます】ピアソラ:ブエノスアイレスの四季/オブリヴィオン(忘却)/チキリン・デ・バチン/私はマリア(サラ/ミュンヘン・ピアノ三重奏団) ml.naxos.jp/album/GEN88110 #nml 


「探偵はBARにいる」のシリーズ第三弾が製作決定と聞いて、三作目が公開されるのに合わせて今やってる二作目をテレビでやるな、と思ってしまった。


今頃、GWのテレビ案内を流している。