prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ザ・フォッグ(2005)」

2008年01月22日 | 映画


霧が怨霊が住む一種の巣なのか、それ自体がモンスターなのか、なんだかはっきりしない。霧のせいで起きる交通事故の怖さ、というのもまた別の性格のものだし。
霧のヴィジュアルな効果は当然オリジナルより進歩しているわけだけれど、炎に人が包まれたり、ガラスの破片が宙をとんで襲ってきたりといった趣向がなまじ多い分、その一つに格下げになった感じ。
スティーブン・キング原作、フランク・ダラボン監督による「霧」はどんな按配だろう。
(☆☆★★★)

ザッツ・エンターテイナー!よみがえる伝説のステージ ジュリー・アンドリュース

2008年01月22日 | Weblog
ジュリー・アンドリュースは1935年10月1日生まれというから、この1993年のコンサートの時、58歳。
オープニングはもちろん「サウンド・オブ・ミュージック」だが、コーダのキーの上がり方がすごい。
この後、喉のポリープをとる外科手術が失敗したとかで歌えなくなったというのだから、どれくらいショックだったか想像するに余りあるが、なお自身の原作(童話)のステージ化に意欲を燃やしているとのこと。

「マイ・フェア・レディ」「メリー・ポピンズ」「サウンド・オブ・ミュージック」のおなじみのナンバー以外にもガーシュインのメドレーなど、ジュリーのレパートリーとは少し違う曲が聴けたのも楽しい。
最も好きなのはワルツだとか、二十歳の時に初めてリチャード・ロジャースのオーディションを受けた時、他にオーディションを受けたかと言われ、「マイ・フェア・レディ」のを受けてますと答えると、ちょっと考えて「それをやりたまえ」とアドバイスされたといったインタビューが面白い。

アンドレ・プレヴィンのピアノや指揮のパートがかなり多く、事実上コラボのステージ。
(NHK BS-hi 20:00~21:45)


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