昭和31年製作、谷崎潤一郎原作、八住利雄脚本、豊田四郎監督
出演 森繁久彌 山田五十鈴 香川京子 浪花千栄子
森繁の女たちに尻に敷かれっぱなしのダメ男ぶりが見事。尻に敷かれっぱなしのくせに、結局ワガママを通しているのだからほとんどご立派。
猫を溺愛して女たちよりよっぽど大事にしているのだが、当人が猫みたいなところあり。一方で、女たちがほいほい猫をぶん投げたりしている。アレ、今の猫好きが見たらひきつるかも。
題名は「二人のをんな」だが、浪花千栄子の母親が凄くて、お引きずり気味の女の山田五十鈴と三人に包囲されている観。
香川京子が享楽的な現代娘役っていうのが意外。初め誰だかわからなかったぞ。享楽的といったら、今は当時とは比較にならないくらいエスカレートしているし、今の目で見るとスタイル悪いので損している。
谷崎好みのフット・フェティシズムに適応する足の持ち主は、今だったら見つかるかもしれない。
三浦光雄の撮影は、特に室内シーンで表の明るさとのコントラストで夏の暑さをよく出した。
舞台は芦屋らしいのだが、地平線が見える。踏み切りにバーがなく、列車が近づいていても平気で横断できる。ともに今では考えられない情景。
本ホームページ
猫と庄造と二人のをんな - goo 映画
出演 森繁久彌 山田五十鈴 香川京子 浪花千栄子
森繁の女たちに尻に敷かれっぱなしのダメ男ぶりが見事。尻に敷かれっぱなしのくせに、結局ワガママを通しているのだからほとんどご立派。
猫を溺愛して女たちよりよっぽど大事にしているのだが、当人が猫みたいなところあり。一方で、女たちがほいほい猫をぶん投げたりしている。アレ、今の猫好きが見たらひきつるかも。
題名は「二人のをんな」だが、浪花千栄子の母親が凄くて、お引きずり気味の女の山田五十鈴と三人に包囲されている観。
香川京子が享楽的な現代娘役っていうのが意外。初め誰だかわからなかったぞ。享楽的といったら、今は当時とは比較にならないくらいエスカレートしているし、今の目で見るとスタイル悪いので損している。
谷崎好みのフット・フェティシズムに適応する足の持ち主は、今だったら見つかるかもしれない。
三浦光雄の撮影は、特に室内シーンで表の明るさとのコントラストで夏の暑さをよく出した。
舞台は芦屋らしいのだが、地平線が見える。踏み切りにバーがなく、列車が近づいていても平気で横断できる。ともに今では考えられない情景。
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