prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

仕事はじめ

2005年01月05日 | Weblog
仕事始め。人と会うのに買ったばかりのコートを着てみることにする。
靴ではないから、気ならしということもないが、買った時店員が「中国製ではなく、国産ですから仕立ては上等です」と売り込んでいたのを急に思い出す。
昔はメイド・イン・ジャパンが安かろう悪かろうの代名詞だったことがあるらしいが、メイド・イン・チャイナが今それという感じ。はっきり言って。

「ウェイキング・ライフ」

2005年01月05日 | 映画
実写映像をデジタル処理でアニメ風に画像化した実験映画。人物と背景がずれながらぐらぐら揺れ続ける不安定感や、突然体の一部が大きくなったり小さくなったりするなど、飲んだことはないけれどLSDによる幻覚のよう。外人は動作が大きいし、姿形も大作りだからアニメ(?)化しやすいか。
人物が階層に関わらずウディ・アレン映画の人物のように小難しい話を相手構わず、あるいは相手がいなくても勝手にえんえんと喋り続け、そして突発的に暴力が憤出する。
インテリによるインテリのための映画という印象で、それに合わせてもっともらしい言い方をすると、肉体の喪失感というモチーフの上に、その復権を試みているとでもいうことになるか。
(☆☆☆)


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