prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「名探偵コナン・銀翼の奇術師」

2004年05月20日 | 映画
キッドが新一に変装して現れるところはすこぶる刺激的でどう展開するのかと思ったら、ひどくあっさり別人に変装してしまうのは物足りないが、子供も見るミステリとするとこれくらいに抑えておいた方がいいのかな。クライマックスの着陸用の誘導灯を何で作るかというアイデアもいいが、そこまで盛り上げるまでの細かい構成や演出が今一つ。キッドが飛行機から飛び立つ前に双眼鏡なんて覗いているので、暗視装置を使っているのかと勘違いして見ていた。紛らわしい。
劇場に現れたキッドの捕り物・飛行機の殺人騒ぎ・操縦士が操縦不可能になって無事着陸できるかというサスペンスと、三つのパートがやや30分ものをつなげた風。伏線は丁寧に張ってあるが、それがわかるところがいちいち説明的なのだね。
ファネティック・コードとか航空機の燃料補給パイプの弁の構造といった知識がちらちらと出てくるのがおトク感。
(☆☆☆)


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