prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「クリムゾン・リバ-2  黙示録の天使たち」

2004年05月27日 | 映画
カミーユ・ナッタという準主役級の女優さんがキレイなので雑な作りもさほど気にしないで見ていた。どうもどこかで見たような顔だちだと思ったら、アンヌ・パリロー(「ニキータ」)とか、ミラ・ジョヴォヴィッチ(「ジャンヌ・ダルク」)とよく似ているのだね。リュック・べッソンの趣味かい、とも思うが美人は美人なので、まあカンケイない。

クリストファー・リーがフランス語とドイツ語(? 自信なし)を話しているのがお楽しみ。七か国語を話せる、というのがプロフィールにたいてい入っているのだが、実際に英語以外聞いたことないもので。
(☆☆★★)


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「死に花」

2004年05月27日 | 映画
トロい映画だなあ。今どき銀行強盗って、金庫の中に現金があるとは限らない、とか、金庫室ってぶ厚い壁で囲まれていて、爆弾でも破れないようになっている、とかいった知識が一般的になっている時代にナニやってるのかと思わせる。主役たちが爺さんばっか(婆さんがまるで描かれていないのがヘン)だからといって、外の設定まで古めかしくすることないだろう。
トンネルを掘るのは銀行が目当てではなくて実は、いう構成もいかにも弱い。戦時中の防空壕の中にあった人形がハローキティみたいなのはどういうつもりか(赤いちゃんちゃんこを着ているつもりなのだうか。歳が合わないと思うのだが)。一目で古いとわかる人形がいくらでもあるだろうに。とにかくディテールが生活描写を含めて雑すぎる。
爺さんたちが自分の身体のことをまるで気をつけていないで、変なタイミングで発作を起こしたり治まったりする軽々しい扱いは、かなり不愉快。ベテランの出演者たちのこれまでのキャリアを生かして見せる洒落っ気も見られない。
それでも、場内は年輩の客が結構入っていた。
(☆☆★★)


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