『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

老い・・・

2019-08-21 06:37:00 | 
きのうは午前中に
老母の退院のために
迎えに行った。

ベッドに伏した姿は、
骨と皮だけになって縮こまり、
点滴やぶつけて出来たアザだらけ
皺だらけの腕を見て
「老い」の悲惨さを見せつけらて
気が滅入りそうだった。

三人部屋の病室から
外の風景を眺めると
子どもの頃、
旧医大の小児病棟に
長いこと入院していた時のことを
思い出した。

その時は、
母親が付き添いで
自分がベッドに伏していた。

年月を経て、
それが逆転の構図になり、
その老母の晩年をどう看取るか
という人生のステージに来た。

ベッドから車椅子に
移そうという時に、
大量の粗相をしていたので
看護婦さんがカーテンを引いて
清拭して下さり、
病棟のパジャマを貸してくれた。

子どもの頃、
ネションベン垂れで
よく母親から叱られていたが、
それも逆転構図になり、
垂れ流しを目の当たりにすると
「悲哀」と「無常」を
感じずにはいられなかった。

「生病老死」の姿を
亡き祖父母・父たちが
それぞれ見せてくれたが、
いずれの姿も
目で見せてくれた「教育」だと
受け止めてきた。

祖母も認知症で
よく垂れ流しては
始末したこともあったが、
25年来同居していた祖母を置いて
大阪に赴任した時に心情を句にした。

 フクシマで
  死ぬまで生きよ
   クソ垂れババア

看護師や介護士たちが
それぞれプロの手馴れた手つきで
声かけをしながら
老母を取り扱うのを見ていると、
なんだかその手間と大変な事を
金で解決しているような
後ろめたさを感じないでもなかった。

でも、
四六時中それに付き切りで、
心身疲弊し、思考停止になって、
しまいには身内が手にかけるという
哀れな事件が少なくないので、
「金で解決」というのは
「次善策」なんだ・・・と、
思うことにしている。

なにより、
その負担金は
老母自らが年金をきっちりと
払ってきてくれたことで
すべて賄われているので、
これは子ども孝行であったと
ありがたく思っている。

2週間の入院の
請求書の実費は77万で、
実質は一割負担の7.7万だったが、
その高額医療を見るにつけても
ビンボー人は老後の治療も
ままならないなぁ・・・と、
ため息が出た。

もっとも、
ナマポ(生活保護)は
医療費がタダにはなるのだろうが・・・。



看護婦さん二人が
エレベーターまで
退院の見送りをしてくだすったが、
「また、近々、
お世話になるかもしれません」
と、挨拶しておいた。

二回目の入院だったが、
微細な脳梗塞と脳溢血を
交互に発症しているので、
Dデイまでは
また度々世話になる予感がしたので、
その時は、子として、
粛々と看取り介助をしようと
覚悟した。



カミさんが買っていた
【本屋大賞】の
『そして、バトンは渡された』を
借りて読んでみた。

【大賞】物は、
おととしの
『蜜蜂と遠雷』以来である。

あれはピアノ・コンクール物で
抜群に面白かった。

『そしバト』は、
ライトノベル風の
軽味のある作品で、
笑わせもし、エンディングでは
泣かせもしてくれた。

例によって、
ワルイ癖で
アマゾンのレヴューで
世間のコンセンサスを
覗いてみた。

星5つ 45% *****
星4つ 20% **+
星3つ 13% *+
星2つ 13% *+
星1つ 9% *

…という、
概ね「良評価」に傾いていた。

〈くさす派〉は
常に一割は居るもので、
これらは〈くさし〉と
呼ぶことにしている(笑)。

曰く・・・
「薄っぺらい、中身のない内容」
「まったく現実的でない夢物語」
「羞恥心のない乞食根性のクソガキに共感できない」
と、クサシは様々。

映画化しやすい
素材のようにも思えたので、
それも近々、現実化するかもである。



明け方に、
久しぶりに、中学時代に
恋焦がれた女の子の夢を見た。

ほとんど
言葉を交わしたことのない子だったが、
夢んなかでは
意識しながらも
けっこうしゃべっており、
しかも、結末は、
その子が性転換していて
男性器まで顔の皮膚を移植して
整形したと聞いて愕然とする。

なんじゃ~、
この夢は~ッ!!
と、起きしなに
驚いた。

ε=ε=ヾ(*。>◇<)ノ

夢分析の専門家なので、
今日一日かけて
ぽつぽつと
分析するつもりではいる。

自由連想法と
ウォッチワード・テストという
ツールを用いて
自己分析してみると、
意外な無意識からのメッセージを
受け取ることがある。

まずは、
現状の意識を列挙して、
それとの関連性や、
世界情勢を俯瞰して
懸念材料との関連性を
探ってみようと思う。

〈あおり事件〉の低脳犯の
劣悪・凶暴な犯行シーンや
卑劣・卑怯な逮捕シーンを
ニュースで何度も見せられて、
不快に感じ、ここ数日、
心穏やかでなかった。

自分も過去、二回も
ヤンキーや暴走族に
胸ぐらをつかまれて脅されたり、
土下座させられた、
という恐怖と屈辱の〈闇史〉があるので、
それで抑圧・忘却していた
「悔しさ」や「殺してやりたい」
というシャドウが
賦活したのかもしれない。

それにしても、
なんで美少女のSちゃんが、
男に性転換して、
しかも、魔術で部屋を猛回転させて、
それをストップさせると
お払い用の「お札」を
撒きちらす…。

【・_・?】ナンデ







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無事退院

2019-08-20 06:46:00 | 風景
きのうは
老母の退院前の
カンファレンスがあり、
再検査で出血部位は
吸収はされていないものの
無症状なのでホームに帰っても
いいということになった。

なので、
今日は午前中に
退院手続きやら
ホームへの移送を
しなくてはならない。

脳出血と脳梗塞を
交互にしているので、
いつまた病院に戻ってくるかも、
という覚悟はして
粛々と介助するよりない。

読了したばかりの
『騎士団長殺し』には、
「人間ひとりが死のうという時には、
それなりに大変なものだ」
というようなセリフがあったが、
まさに晩年を看取るのに
相応しい言葉に思えた。



おとついの「海行き」が
少しは気晴らしになったようで、
夏休み中に何かをせねば・・・という、
モゾモゾ感が少し収まってくれた。

きのう、今日と、
老母の退院手続きがなければ、
裏磐梯にも出かけて来ようと
思っていた。

今週は、猛暑も一段落しそうで、
天気はいまいちのようだが、
合間を見て「山行き」も
果たしてきたい。

ハルキ物の長編
『1Q84』3巻と
『騎士団長』2巻を
続けて3.000頁ほど読んだ。

まだ、未読のものも数冊あるので
これから読破したいと思っている。

「海行き」の記念に
相馬市内の古書店で
『海辺のカフカ』を
買ってきた。



Y中への通勤でも
トンネルを幾つか
潜って行くので
特段に珍しくはないのだが、
高速内でのトンネルでは
夜間モードのコクピット風景になり
「運転」でなく「操縦」気分になる。

たまに、
高速では100km/hで
窓を開けて、
片手を宙に浮かせて
角度を変えて「揚力」によって
浮き上がるのを感じて遊んだりする。

『おっぱいバレー』
というコミカルな邦画では、
100km/hで手の平を広げると
風圧を受けて、
それをグリップすると
オッパイを握った感触になる
と言っていたので
実験したこともある(笑)。

その説にウソはなかった・・・(笑)。



「海行き」のたびに、
グルメハンターよろしく
あちこち違った処で食事しているが、
今回は結婚式場併設のレストランに
寄ってみた。

青空に白亜の建物と噴水が映えて、
瞬時、行った事もない
地中海のリゾート地と
錯覚しないでもなかった。

唯一、相馬産の「丸蟹」を
取り入れたパスタがあったので、
迷わず〈地産地消物〉として選んでみた。

見た目もインスタ映えしそうだが、
味も、カニミソがソースに合えてあり
濃厚で旨味が強かった。

なかなかに「アタリ!」の
逸品だった。

この蟹は、
子どもたちとの釣行で
何匹か釣り上げたことがある。



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海へ

2019-08-19 06:48:00 | 風景
猛暑日の毎日で、
3週間以上もの
お籠もり生活が続き、
さすがに読書三昧にも飽いてきた。

きのうは、
ふと、海にでも行ってみべぇかと、
家人がまだ寝ている日曜の朝に
ひとり松川浦めざして出発した。

出掛けに頭痛がしたので
鎮痛剤を呑んでの
ドライヴとなった。

でも、
出勤時にもよくあることなので、
気にせず、プチ・レジャーを楽しもうと
フラメンコを聴きながら
久しぶりの高速に乗った。

まだ、
未完成の無料期間なので
ボンビー海行きには
ありがたい。

かつて、
子どもたちと
朝まずめ(日の出時)の釣行に、
朝4時に一般道をぶっ飛ばして
40分で着いたことがあるが、
高速区間を用いると
60kmの距離は
1時間かからなくなった。

もっとも、
原発までも
同様の距離なので、
3.11時には
汚染被害を受けたわけである。

海にも
国立公園の山々
(磐梯朝日)にも
1時間で行けるし、
温泉、スキー場は
30分圏内だから
いい処に棲んでると
言えなくもなかろう。

事実、原発事故以前には、
土地や売り家も安いので
都会からの移住先として
「ベスト1」だった時代も
あったようだ。



ナビの海の画像と
実際の風景が似ていて、
高度計が海抜0mを
デジタル/アナログ共に示していて
なんだか「特異点」に居るような
不思議な気がした。

車内のコクピットから
窓越しに太平洋と空の青を眺めるのも
なんだか気が晴れて
とってもいい感じだった。



子どもたちの幼い頃から
我が家のホームビーチであった
原釜海水浴場では
車載のサンダルで波打ち際を歩き、
久しぶりに海の水に浸ってみた。

従妹家族や
知人家族たちとも
何度も来て、
子どもたちが海水浴に興じる様を
一緒に楽しんだ日々が
懐かしく蘇ってきた。

首にアイスバンドを巻いて降りたが、
海浜でも32℃もあったので、
あまり長居は出来ず、
一通り散歩して
熱中症にならないように
気を使った。

子どもたちと
カニ釣りをやった
磯にも足を入れ、
ひんやりした海水を楽しみながら
小魚なぞを見つけては
しばし観察に興じていた。

大勢の家族が
カニ釣りに興じていたが、
アキ/ナツ/トーチャンで、
二百数十匹も釣り上げて、
それを砂浜にぶちまけた時には、
よその子どもたちが寄ってきて
大騒ぎで手づかみしたこともあった。



むかしは、
お盆過ぎはクラゲが出るので、
海水浴は出来ないと言われたものだが、
イモを洗うほどではなく
パラパラと家族連れが
水遊びを楽しんでいた。

海の家がまだあったので、
久しぶりに、浜辺で
焼きトウモロコシを齧ってみた。

スーパーで買えば
150円ほどのものが、
400円もしたので
“お祭り”値段である。

でも、
素朴な醤油味の
よく焦げた黄色い粒が
青い空や海、白い砂浜、
色とりどりのビーチテントに
よく合って、
晩夏の風物詩に見えた。

気がつけば、
いつしか頭痛は癒えており、
短パン姿で腿まで海水に浸り、
沖を眺めながら
トウモロコシを無心に食べていた。



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かわゆい

2019-08-18 06:29:00 | TV・ドラマ
お盆も過ぎて
平常モードに世間は戻るが、
まだ来週いっぱい夏休みで、
もう、曜日の感覚が失せてきた(笑)。

ロンバケもいいが、
あんまり休み過ぎてると
学校に仕事に行きたいなぁ・・・
と思ってしまった。

家でも、
カウンセリングやギターレッスンで
いちおう仕事はしてるのだが、
「出勤」という形で
社会の中に入って
緊張したいのかもしれない。

日本人の性(さが)なのか、
昭和人の性なのか・・・。

梅雨明け以降の
猛暑続きで、
熱中症体質のジジイは
ウチんなかでじっと
冷房つけて籠もってるよりなく、
読書と音楽ばかりで
少々飽きがきた。

秋は来ぬのに、
“飽き”がきた(笑)。

この夏は、
海にも山にも
旅行にも
まったく出ずである。

見事なお籠もり生活。

もっとも、
叔母さんの別荘が
裏磐梯にあった頃、
よく家族で避暑に出かけたが、
やっぱり外出は暑くて、
家んなかで読書したりと、
あんまし変わらなかった。

周囲の風景と
高原の空気感だけは
違ったが・・・。



土曜の楽しみのひとつが、
『大草原の小さな家』である。

むかしは
一度も視たことなかったので、
毎回、新鮮にエピソードを
楽しめている。

アメリカの西部開拓時代を舞台とした
70年代のドラマで、
それはまさに
「古き良きもの」そのものである。

近頃では、
三姉妹のお姉ちゃんの
メアリーがすっかり
オキニになり、
その美少女ぶりに
心ときめかせている。

ウィキってみたら、
メリッサ・スー・アンダーソンは
1962年生まれの57歳で
2人の子がいて
現在はモントリオール在住のようだ。

今も当時の面影があり、
やっぱり美人のまんまだった。



気温の上がらないうちに
ぶらりと散歩に出てみた。

近所のパチンコ屋には
ムーヴの黒を見つけて、
(へぇ~。こんな感じなんだぁ・・・)
と自分の白ムーヴとは
いささか見栄えが違うのに感心した。

プレオのハーブコーナーに寄ったら
セルフィーユがまだあって、
買おうか迷ったが、
もうフレンチ創りも飽きたので、
ま、いっか・・・と、
買わずじまいだった。

英名は「チャービル」だが、
仏名は「セルフィーユ」と呼ぶ。

**

BSプレミアムで
『怪奇霊場』を見てみたら、
“姥捨て山”伝説で
『六十を捨てる山』
というタイトルに
ムッとした(笑)。

ステラレテ、タマッカヨ~ ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3



フミが
パートナーさんと
二泊して帰京した。

もう30になり、
そろそろオッサン化してきたが、
我が家の長男として
アキが生れるまでの4年間は
一人っ子として
両親・祖父母の愛情を
独占していた。

本人は知らないが、
赤ちゃんの頃の呼び名は
「デコッチ」だった。

京都生まれで
5歳まで保育園にいたので、
ネイティヴ京都弁を
しゃべっていて、
その頃のビデオには
まだそれが残っている。

ナツは
M1(院1年)になり、
二本松の企業での
三週間のインターンシップで
家に山ほどの滞在用荷物を
持ち帰ってきた。

もともとの自室が
足の踏み場もないので、
ベッドの上で暮らしている(笑)。

もう、
とーちゃん、かーちゃんよりも
アタマひとつ大きくなったので、
あの珠(たま)のような
赤ちゃん時代があったなんて
ウソみたいな感じである(笑)。







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認知症

2019-08-17 06:48:00 | 風景
「被殻」という
脳の奥まった部位の
微少出血で入院している老母は、
10日くらいが退院の目安だったので、
月曜日に主治医の病状説明を
聞くことになった。

出血が微少なので
自然に吸収されれば
治癒ということである。

幸いにして
麻痺などの症状や障害もなく
穏やかに過ごしているが、
リハビリ計画書の
認知テストの結果を見て
驚いた。



国試勉強の時に、
自分でも体験学習としてやってみた
MMSEというテストで
「3点」という重症なので、
抽象的な概念操作がほとんど
機能していないということである。

幸いにして、
家族や友人知人の面識は
保持されてる様だが、
見舞いに行ったフミのことは
判らなかったようだ。

病院の食事時に
何度か面会に行ったが、
テーブルを囲む老婆/老爺たちが
いずれも認知度が低下した人々ばかりで、
ここそこで、唸り、つぶやき、奇声を発し、
ヨダレを流し、薄ら笑いをし、
能面のように動かない・・・
という様を観ていると
暗澹たる気分になった。

もっとも、
脳を病んでの入院患者たちであるから、
介護ホームよりも
病態が重いのは当然なのだが、
目の当たりにさせられ、
老いて病む・・・
という人間の不可避性に
釈尊の四苦八苦にある
「生病老死」を改めて
考えさせられた。

亡父はそうなる前に
惜しまれつつ逝きたい、
という願い通りに、
癌で一年苦しんだが
サッとこの世から退場した。

安らかに死ぬ・・・
というのは
老後の生にとっては、
切実な問題のひとつである。



散歩のたびに
近所のダイソーに寄っては、
昔懐かしい「ソースせんべい」を
買ってきては、紙芝居のオジサンに
よく作ってもらったような
「うさぎ」なぞを作って遊んでいる。

安もんのソースと
ペラペラした駄菓子せんべいは、
貧しき昭和30年代の味で、
紙芝居の「カチンカチン」という
拍子木の音が耳に蘇ってくる。

***

ツタヤの駐車場で
驚くほどシャコタンで
斜めったタイヤの車を見て、
よくこんなんで走れんなぁ・・・と、
感心した。

むろん、不正改造車で、
すぐにも白バイに
捕まりそうな代物である。

最近では、
どの車屋や整備工場でも
コンプライアンスが厳しくて
ちょっと何かを付け足しても
取り外さないと整備してもらえなくなった。

改造車を扱っただけで、
法的処罰が厳しくなったようである。

なので、
この車は自分でやったのか
モグリか不正業者の手に
よるものなのだろう。



500頁もある
『騎士団長殺し』の
一巻目を読了した。

この時点で、
アマゾンのレヴューを
“チラ見”してみたら、
最低評価が20%もあって驚いた。

「これじゃ、ノーベル賞なんて有り得ない・・・」
という辛辣評が多いのが
意外だった。

超常現象を出しといて
それが霊的現象でなく、
「イデア」が実体化するという
アイディアには驚いたが、
違和感を感じつつも
読み物「物語」としては
ハルキ氏お得意の道具立てで
読ませてはくれた。

星5つ 35% ***+
星4つ 19% *+
星3つ 15% *+
星2つ 11% *
星1つ 20% *+

満遍なく評価されつつ、
〈傑作:駄作=3.5:2〉
と両極に割れているのは、
「問題作」という
範疇にあるのだろうか。

もっとも、
ラーメンだって
万人に好まれる逸品というのは
ざらにはないものである。

今ん処、
自分的には星2つ半くらいが
妥当かなぁ…。

これから、
完結編(…のはず)の
第二巻目を読み始める。

***

散歩路に
長い暗渠(あんきょ)があるが、
そこを歩くたびに、
『ねじまき鳥』に登場する
〔暗渠を怖がる福島の女の子〕
というのを思い出す。

回想のサブキャラの一人に過ぎないが、
なぜ“福島の”なのか、
不思議に思った。

『騎士団長』にも、
〔狭く暗い穴〕が出てきて、
事によると作者の「閉所恐怖症」が
投影されているのかと想われた。




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