シーズンの始まり

今シーズン初めての
クラブ・テニスに参加して
16ゲームもやってきた。

なので、今朝は
久しぶりの筋肉痛である。

テニス大好きのカミさんは
仕事が忙しくて
珍しく出なかった。



小高い山の中にあるコートは
桜がちょうど散り際で、
ときおりそよ風に
花吹雪がコートに舞い降りて、
一瞬プレーを中断して
見とれるほどだった。

きのうはポカポカの陽気で
薄着でも汗ばむほどで、
ウグイスは
「ホーホケキョ」
と鳴くわ、
キジは
「ケンケン」
と鳴くわ、
まさしく春爛漫
といった風情であった。

そのような中で
親しい方々とテニスに
興じることができるのは
幸せな老境といっても
いいだろう。

みなさん、先日の
リサイタルにも
全員が来てくださり、
お祝いまで頂戴した。




コートから見える
吾妻山の雪ウサギにも
しっかり目が出来てきて、
すっかり冬は遠のいた感じである。




会長代理のムトー先生が
リサイタルの記事が載っていた
地元紙をわざわざ持ってきて
下さった。

やっぱり「復興支援」の名目が
ニュースヴァリューが
あるようだ。

この記事も昨年同様に
アンケート冊子の
巻末に収録しようと思う。



夕方になっても
二階の寝室は
24℃もあった。

CD作製

ようやく昨晩から
コンサート音源の編集を
始めている。

リサイタルの疲れが抜けないうちから
各校で仕事が始まったので、
なかなか平日の晩は
細々とした機械操作は
やる気になれなかった。

2台のデジタル･レコーダーを駆使して
録りっぱなしの音源を
まずは1曲ずつにトラッキングして
タビングしていく。

2時間半のライヴを
CD1枚分に編集するには
MCをカットして、
昨年と同じプログラムも
割愛した。

また、
ライヴ演奏なので、
弾き直しの箇所もあったが、
そういう部分は修正して
ダビングする。

20代の頃、
デジタル･シンセサイザーで
曲作りをして
機材操作には習熟したことが
現在、役に立っている。

その後、
デジタル･リバーヴという
残響効果を加えながら
マスターCDを作る。

最後に、
パソコンのCDライターで
コピーする。




ダビング用の
ピンコードは1本
7.000円もする無抵抗の
最高級品を用いている。

これで、音の複製劣化が
かなり防げている。

音の編集と併行して、
CDに印刷するポートレートを
画像処理でデザイン化していく。

最終的に完成するまでには
今週いっぱいはかかりそうである。

完成品は、また来年の
リサイタルの頒布会で
ワンコインで出品する。

オシャレ小物

オーディンで
黒いカットガラスの
カフリンクスとタイピンが
300円だったので、
即買いしてきた。

タイピンはラペルピンにも
転用できるので、
さっそく委嘱状交付の時に、
ダブルのスーツに付けてみた。

どうも、昔から
カットガラスに偏愛が
あるようである。





ヤフオクで
中古のドレスウォッチを
ワンコインで2つ落札し、
それぞれパープルと
ピンクのバンドに付け換えた。







先日、PLANT5で
パープルのドレスシャツを
購入したので、
パープルのウェストコートと
パープルタイに
パープル・ドレスウォッチをコーデして、
「パープリン」おじさんで
今日は行きつけの鮨屋に行こう。

サヴィル・ロー＝背広

近頃、定期的に
チェックしている古物商で、
かの世界的テーラー街である
ロンドンのサヴィル・ローの
スーツを見つけて驚いた。

サヴィル・ローと言えば、
背広の語源ともなった
紳士服の代名詞的老舗街である。

すべてオーダーメイドであるから
一着数十万円は下らないはずである。

服飾漫画『王様の仕立て屋』にも
何度も登場してくるので
その仕事ぶりを知っていた。





それが、1.200円という
信じられない値段で
出ていたので、
チャイナ製のパチモンかと
訝しくも思ったが、
よくよく検品すると
仕立てはまともである。

ところが、
ブログ･ビジターから
コメントを頂いて、
これは「青山」の
ブランド商品と知って
ナーンダ･･･であった。

＿|￣|○ ｶﾞｯｸｼ･･･




それでも、
前ポケット上の
不思議なステッチや、
ラペルに対して
エレガントな右上がり曲線の
胸ポケットなど、
独特のデザインが見て取れる。




惜しむらくは
右肩に虫食い箇所があり、
それで前オーナーは
捨てたのであろう。

店員に虫食いがあるから
500円にならないか
交渉してみたら、
「こんなのでいいんですか?」
と申し訳なさそうに言うので、
まさか、
「じゃ、タダでくれる?」
と言うのも図々しいから
「補修の練習用にするから」
と言ってワンコインで購入した。

内ポケットを探ってみると
幸いに端切れが入っていたので、
これでなんとか補修を
試みたい。

500円で修復作業を楽しめて
それで着れれば
丸儲けである。





海上自衛隊の
「碇に桜」のカフリンクスと
タイピンが480円であったので、
それもついでに購入してきた。

昨日、K高で委嘱状交付が
校長室であったが、
ダブルのスーツをビシリと着て、
これを付けて行ったら、
作業着を着ていた校長が慌てて
ロッカーからスーツを取り出して着替え、
同席していた教頭、事務長らも
妙に緊張して気圧されていた様子が
面白かった。

ダブルのスーツは
マフィアの親分ぽくて
やはり威圧感があるのかもしれない。

疲れが･･･

歳のせいか、
リサイタルが終わって、
三日もたった今頃、
どっと疲れが出て、
今朝は、床から起き上がれなかった。

2週間、ボクサー並みに
キビシイ減量をやっていたこともあり、
体力が衰えていたのかもしれない。

リサイタル終了後は、
普通食に戻したが、
体がダイエット･モードになったかの、
どんどん体重が減り
けっきょく3㎏減になった。

爆喰いして
リバウンドもしたくないから、
六割食くらいにして、
もうしばらくダイエット･モードを
維持しようかと思う。




中学の同級生の
Rちゃんが、
『まちなかイベント紙』に
リサイタル情報が載っていたと
知らしてくれた。

これは知らなかったが、
いい宣伝にはなってくれた。

ただ、
「復興支援」という
冠が抜けているのが、
残念ではある。




Hさんご夫婦から
プレゼントに頂いた
素敵な色のポケットチーフは、
来年のリサイタルまで
大切にとっておいて、
そこで使わせて頂こうと思う。

今年度も、これからまた
500円貯金を始めようと思う。

去年は1年でこれが2本になり、
コンサートの運営資金になってくれた。




アンケートの中に、
サンプルで弾いた
『グリーンスリーヴス』が
サワリだけだったのが残念だった、
という声があったので、
来年のプログラムの中に、
以前、発表会でやった
『グリーンスリーヴス変奏曲』を
取り入れようかと考えている。

プログラムの基本は、
自分が胸キュンになった曲しか
取り上げていない。

自分が感動した曲だからこそ、
聴く人にそれを伝えることができる。

ただ、こないだの演奏は
ミスが多すぎて、
自分的には忸怩たる思いに
苛まされた。

うつ病や強迫神経症を
患ったことがあるから、
元来、完全癖や潔癖症があるのだろう。

でも、事、楽曲に関しては
完全なる姿を再現し、
尚且つ、そこに
魂と気迫を込めて
生命エネルギーの
波動の揺れを現出させたいと
思ってギターを弾いている。

コスキンのプロMCの
飯塚さんからは、
「ファルーの洗練と
サラーテの土俗性を兼ね備えた
川俣の宝石」
と再三称賛されたが、
まさしく「泥臭さ」「人間臭さ」と
「天上の楽の音」の間を
ヴァイヴレートする演奏家でありたい。