紙と墨でしたくはありません

 「 長老から、選ばれた夫人とその子どもたちへ。私はあなたがたをほんとうに愛しています。私だけでなく、真理を知っている人々がみな、そうです。
 ……
  あなたがたに書くべきことがたくさんありますが、紙と墨でしたくはありません。あなたがたのところに行って、顔を合わせて語りたいと思います。私たちの喜びが全きものとなるためにです。」(2ヨハネ1:1-12)

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 電子メールは事務連絡には便利だが、それ以上のことを書こうとすると相手の感情を互いに読み間違えてしまう。だいぶ前に互いが気付いた。
 それどころか、ウソの文面を書くことがたやすい。知人に会った妻は「また会いたいねー♡♡♡」とガラケーに書いていたときに、苦虫を嚙み潰したような表情で「♡」を押し続けていた。こういうことは多いと思う。
 「紙と墨でしたくはありません」というのはもっともなことで、顔と顔とを合わせた時の相手の表情はとても分かりやすい。それで「顔を合わせて語りたい」のである。
 SNS全盛のこの時代、私たちは、感情のやり取りをしたいのか情報のやりとりをしたいのかをはっきりさせる必要があると思う。この感情のやり取りがない状態を孤立というのかもしれない。

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 健やかな一日をお祈りします!

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