神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

台湾茶講座第三弾 ~坪林の祥泰茶荘四代目・馮懷謹氏に学ぶ~

2019-04-18 | 麗香茶課
麗香茶課では先週末に坪林・祥泰茶莊四代目の馮懷謹(フォン・ホアイジン)氏と弟君の馮青淞氏をお迎えし、
『台湾茶史を変えた、ふたつの茶葉の真実』をテーマに講座を開いていただきました。
一昨年・去年に引き続き、三回目の講座です。
コーディネートと通訳はいつも通りルハンさんが担当してくださいました。

講座は台湾茶初期の重要輸出茶の二つ、包種花茶と東方美人をテーマに、
午前の部は「包種窨花茶――花の香りと茶の香りの出会い」
午後の部「東方美人――ウンカに噛まれた茶、蜜香の物語」
をお話しいただきました。


包種花茶の講座では台湾茶輸出史の中での花茶の起源と成長、そして現在について
中国大陸の花茶の状況も交えながらのお話で、とても興味深いものでした。

また、ジャスミンだけではなく、キンモクセイやジンチョウゲ、クチナシ他
様々な花の香りを着けた花茶を10種ほど試飲させていただきました。
花の香りと茶の香りの見事なコンビネーションに花茶への認識を新たにした方も多かったのではないでしょうか。




東方美人茶の講座では製法やウンカに噛まれた茶葉の様子などを
豊富な写真資料を見せていただきながら詳しく説明していただきました。

試飲はウンカ被害の多いものと少ないものの比較から
珍しい品種で作った東方美人茶まで、12種飲ませていただきました。

いつもながら惜しみない情報の提供と他では味わえない豊富なテイスティングは
参加された皆さまからも大好評でした。

馮さんご兄弟とルハンさんに心より感謝申し上げます。

ご参加の皆さま、ありがとうございました。

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