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神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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東京浅草近くにて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

教室内容、お問い合わせはHPをご参照ください

Instagramにて教室風景やお茶のある風景を随時UPしています
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気仙茶を守り継ぐプロジェクト

2014-06-09 | 茶にまつわる文化・芸術
焙茶工房しゃおしゃん」の前田千香子さんに会いに盛岡に行ったのはかれこれ7年まえのこと。
その時にプーアールや紅茶、単そうと一緒に飲ませていただいたのが気仙茶の緑茶と烏龍茶でした。

前田さんは台湾で焙煎を学ばれ、岩手に工房を構え、自然に近い茶葉を探し焙煎するというこだわりの姿勢を貫いていらっしゃいます。
その活動の中で出会ったのが地元岩手の気仙茶だったそうです。
製茶工場を持つ茶産地としては北限である気仙茶、その伝統を守る活動を前田さんは10年前から続けていらっしゃいます。

その気仙茶の生産地区である陸前高田や大船渡、気仙沼が東日本大震災で大きな被害を受けました。
2012年11月6日、有志による「北限の茶を守る気仙茶の会」が設立されたそうです。

そして今回、その活動をさらに一歩進めるため、気仙茶再生プロジェクトが発足したことを前田さんのFBで知りました。

手入れができなくなったお茶の木を再生し、これまで受け継がれてきた知識や知恵をまとめた冊子300部を発行するために
クラウドファンディング「READYFOR?」のサイトで資金を募るというものです。

私も、前田さんの真摯ながんばりと気仙茶のおいしさと力強さを知っている者として、微力ながら応援させていただくことにしました。


陸前高田や大船渡の伝統ある”気仙茶”を後世に守り継ぎたい!
https://readyfor.jp/projects/kesencha

まずは↑のページをお読みになってください。
そこからご自身の判断で賛同いただけるかどうかを決めていただければと思います。

購入型の支援で、支援金の額に応じて引換券の内容が変わっていきます。
サイトの新着情報では生産現場の様子も知ることができますよ。

謝謝!

(トップ写真:「北限の茶を守る気仙茶の会」提供)



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Bouquet of YのCooking Class 台湾料理

2014-05-25 | 茶にまつわる文化・芸術
久しぶりにyuri先生の「Bouquet of Y テーブル&ライフコーディネートサロン」へ。

隔月で開催される料理教室は募集開始と共に即満席になってしまうほどの人気。
いつも行きたいなと思いながら、なかなか都合が付かなかったのですが、
今回はちょうど日程が合って、その上テーマも台湾料理!

日頃中華料理系はよく作りますが、
台湾料理と限定すると意外と自信を持ってこれ!と言えるレパートリーがありません。

yuri先生の提案するレシピはいつもとても作りやすく、美味しさも保証付き。
今回は特に私の好きなもの、作ってみたかったものがメニューにあったので、楽しみにしていました。



■メニュー
 台湾風切り干し大根のオムレツ
 お手軽大根餅
 三杯鶏
 豚と干海老の台湾おこわ
 豆花(ブラックタピオカ、フルーツトッピング)

もちろんテーブルコーディネートも楽しみの一つです。
茶器も新しく揃えていらして、美味しい高山烏龍茶を食後にいれてくださいました。

レシピは日本でも揃えやすい素材を使い、
時短も考慮しています。
その上味は本格派!
このメニューを参考に、うちのサロンでも台湾パーティをやりたいな―♪

yuri先生、素敵な講座をありがとうございました!
ご同席の皆さまも楽しい時間をありがとうございました!


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アジアの茶産地事情

2014-03-03 | 茶にまつわる文化・芸術
2月28日、横浜の「香流茶文化空間」にて須賀努氏のセミナーが開催されました。
香流の加藤さんと須賀さん、そして私は学年は違いますが大学の同窓生。
在学当時は面識はありませんでしたが、府中に移転して今は無き西ヶ原キャンパスのどこかですれ違ったこともあるはず。
そんなご縁で今回は3名の企画によるセミナーとなりました。

午前と午後の二部構成で、午前中は「茶旅~中国茶産地事情」、
午後は「アジアの茶畑を訪ねて~「アジアで中国語」の舞台裏~」をテーマに
スライド写真を見ながらの楽しいトークセミナーでした。



午前はお話に合わせて、須賀さんが持参してくださった安渓鉄観音、梧州六堡茶、雲南下関の沱茶をお入れしました。



午後はタイ産の烏龍茶、ダージリンマカイバリの紅茶、セイロンティー、インドネシアのチアトルティーをお出ししました。

お昼は須賀さんを囲んで中華街保昌のカレーライスを。
牛バラが柔らかく煮てあり、味もちょうどいい辛さでした。



ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。



★お知らせ★

Salon de Leecha 麗茶では3月11日(火)午後からベーシックコースのクラスを新規開講します。
詳しくは当ブログ記事をご参照ください。


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テーブルウェアフェスティバル2014

2014-02-06 | 茶にまつわる文化・芸術
毎年この時期に東京ドームで開かれる「テーブルウェア・フェスティバル」、
年々人気が高まっているようにも思えます。
今年もうらりんさんをお誘いして行ってきました。

去年に続き、中国茶友の「cha-bliss」鈴木香代さんがテーブルウェア大賞のテーブルコーディネート部門に出展されています(トップ写真)。
飛天の切り絵が素晴らしく、柔らかくやさしいお茶のひとときを演出、審査員賞を獲得されました。

今年のコーディネート部門のテーマは「MY HOLIDAY ~リゾート気分でおもてなし」だったせいか、
バリスタイルや富士山をモチーフにしたものが目立ちました。

特別審査部門(小さなテーブルセッティング)は「私流スイーツタイム」。
全体的な傾向としては桜を用いたピンクのテーブルが多かった気がします。
数年前まで一大勢力だった中国茶席は今年は全く見られなかったのが少し寂しかったですね。


今回は事前予約のできるサロンセミナーというものに申し込んでみました。
塩貝起志子先生の「テーブルスタイリングスキルアップセミナー」。
普段は選手たちの食堂に使ってる?一部屋での1時間のセミナーです。

内容は今年の特別企画「Style of New York」について、会場の内容と合わせての講義。
実践的なスタイリングセミナーがあるのかと期待したのとは違っていましたが
(HPの説明をちゃんと読んでいなかったこちらの間違いですが)
このセミナーを聞いてから会場を回ったので、見所がわかって良かったです。

NYスタイルのキーワードはカジュアルモダン。
自由度が高く、家庭の食卓にも応用できそうです。


日本橋三越本店にショップがオープンしたマッケンジー・チャイルズ。
これも塩貝先生のコーディネートです。
こんな楽しいテーブルのガーデンパーティに呼ばれてみたい。



企画展やブランドショップ展のコーディネートは今の傾向を知るヒントになります。

ハンドメイドのガラス「スガハラ」のテーブルは毎年楽しみにしています。


ノリタケのコーナー。
今年はアクリル板を使ったコーディネートが目立ちます。



ほぼ半日歩き回ってかなり疲れましたが、やはり毎年はずせない楽しいイベントですね。



★お知らせ★

2月28日横浜の香流サロンにて須賀努氏のセミナーをを企画しています。
詳しくは当ブログ記事をご参照ください。



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須賀努氏の「アジアの中国茶」講座のお知らせ

2014-02-01 | 茶にまつわる文化・芸術
「お茶」をキ-ワ-ドにアジアを旅するコラムニスト須賀努氏の講座が
2月28日(金)、横浜中華街「香流茶文化空間」にて開催されます。 

須賀さんの旅は「茶縁」をたどる予定表のない旅。
お茶好きにとっては本当に憧れのような旅のスタイルです。

当日は私ちょしも裏方として参加いたします。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。

(以下、香流さんのHPのお知らせを引用させていただきます)

*********************

今回は、須賀氏をお迎えして、「アジアの茶産地事情」について、様々なお話を、映像と共に伺います。
午前の部では、中国を中心に。午後の部は、タイ、インドネシア、スリランカ、インドなど中国以外のアジア事情を中心に。(詳細は、下記をご参照ください)
現地からのお茶をいただきながら、ひととき、緑眩しいアジアの茶畑に思いを馳せてみませんか。

また、午前と午後の講座の間では、サロン近くの横浜中華街にて、今ブ-ムの「中華街カレ-」ランチを予定しております。 
なんと、来年度のNHKテキストコラムのテ-マで「アジアの中華メシ」を予定されているという須賀氏も、中華街のカレ-に興味津々…ランチタイムにも、面白いお話が伺えそうです。
ご参加ご希望の方は、講座のお申し込み時にご一緒にご連絡ください。


●日時:2月28日(金)

★午前の部:10時30分~12時30分
「中国茶産地事情」(安渓、六堡、安化、そして最新の雲南省下関)

★午後の部:14時30分~16時30分
「アジアの茶畑を訪ねて~「アジアで中国語」の舞台裏~」(タイ・メ-サロン、インドネシア・バンドン、スリランカ、インド・ダ-ジリン)

★ランチ:13時~14時
「須賀さんと歩く横浜中華街~中華街カレ-」
お店は未定ですが、後ほど須賀さんと話し合って決定いたします。予算は、1000円前後。
午前の部、午後の部ご参加の方、どちらもご参加いただけます。
午後の部のみの参加の方は、13時までにサロンにいらしてください。

●場所:香流茶文化空間 アクセスはこちらをご参照ください→

●参加費:各回2500円
午前の部と午後の部は内容が異なりますので、連続参加も歓迎致します。

●定員:各回12名

●お申込み締切:2月21日(金)までに、ご参加ご希望回(午前の部・午後の部・午前午後連続)、
 ランチご参加ご希望の有無を明記の上、お問い合わせフォ-ムにてお申込みください。
 お申込みを頂いた場合、一両日中にはこちらから確認メ-ルを出させていただきます。
 確認メ-ルをお受け取りにならなかった場合は、tazukokjp@yahoo.co.jp まで、ご連絡ください。

<須賀努氏プロフィ-ル>

須賀 努 すが・つとむ/1961年東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。
金融機関在職中に、上海語学留学、台湾、香港、北京で合計17年の駐在を経験。その中で中国茶と出会い、3年前の早期退職後お茶をキーワードにした「茶旅」で、中国、台湾、インド、スリランカ、トルコ、タイ、ミャンマー、ベトナムなどアジア各地の茶畑、茶荘を訪ね歩く。また各地で10年以上に渡りお茶会を開く。現在はバンコックで定期的に開催中。
『地球にやさしい中国茶交流会(通称エコ茶会)』で2年連続、講師を務めるほか、その分科会を随時開催し、『茶旅のみやげ話』を披露。最近は日本各地も回り始め、茶友を広げている。
NHK「テレビで中国語テキストコラム」で『アジアで中国語を使ってみる』を執筆中。来年度は『アジアの中華メシ』を予定。霞山会「東亜」にアジアの茶に関する連載あり。「茶旅」を通じて、その国、地域の経済・社会・文化・歴史などを独特に視点で読み解き、ビジネスへのヒントも提供している。

ブログ 寺子屋チャイナ 
HP 茶旅 



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創造の美がくれるもの

2014-01-28 | 茶にまつわる文化・芸術
「私がぬかづくのは,美しいもののみにございます」
というのは映画『利休にたずねよ』の中のセリフです。

私はもちろん美しいもの以外にも美味しいモノとか面白いモノとか
時には本当につまらないモノにもぬかづいちゃいますし、
自分の生活も美しいにはほど遠い様ですが、
だからこそ、と言っては何ですが、
「美しいもの」を見る時間を大切にしたいと思っています。


先日は三井記念美術館の「楽茶碗と新春の「雪松図」」展(既に終了)と
出光美術館の「板谷波山の夢みたもの」(3月23日まで)に行ってきました。

三井記念美術館は去年11月に茶陶三昧 三館めぐりをしたときにいただいた入館券があったことと
五島美術館で見た光悦の楽茶碗が印象的だったので
楽家の茶碗も見たいと思ったからでした。

20代の頃通っていた茶道の先生に「一楽二萩三唐津」と教えられ、
その時には「私はだんぜん萩焼のほうが好きだけどな」と思っていたのが
最近になって楽の良さを感じることができるようになりました。
あの手の中にふと収まる感じ、深い色合い、茶をたてて初めて完成する美という気がします。


板谷波山は7年前笠間の茨城県陶芸美術館「景徳鎮千年展」に行ったときに立ち寄った常設展で
葆光彩磁の花瓶を見たときから注目するようになりました。
去年茨城で開かれた没後50年記念展には行けなかったので、
今回の出光美術館の展示はとても楽しみにしていました。

今回は青磁や窯変なども展示され、
写生や図案も見ることができたので、
波山の旺盛な製作意欲を肌で感じると共に
オリジナリティに到達するまでの道筋をたどることができます。


戦国時代、それまでの唐物など名物を尊ぶ風潮を変えた楽茶碗。
近代日本陶芸の第一人者であり、陶芸家も芸術家であることを身をもって訴え続けた波山。
既存の価値観をくつがえす創造性とパワーはその作品を見るだけでも静かに伝わってきます。
私にとっては一種のパワースポットかもしれません。



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tea 茶雑誌

2014-01-14 | 茶にまつわる文化・芸術
昨年12月に台北に旅行したときに
『tea 茶雑誌 2013 秋季號』を購入しました。

「人澹如菊」のEvaさんの投稿記事が出ているので買ったのですが、
なかなか見応えのある雑誌でした。

台北の麗水街に事務所のある、華藝文化事業有限公司の発行で
罐子茶書館と同じ系列です。

Evaさんの記事は去年の夏、滋賀~京都訪問の際に
京都で滞在した「好日居」のことを綴ったもの。
店主横山さんのもてなしに感動されたお話です。
とてもいい記事でした。

この雑誌、季刊で三冊目なのでご覧になった方も多いかもしれませんが、
最近の台湾茶藝の方向性をよく表わしている内容になっています。
茶席や茶器の写真も豊富でとても綺麗。

茶会の記事は景徳鎮や蘇州など、大陸での開催を取り上げているものが多く、
台湾茶藝関係者の向いている方向というものが見えてきます。

驚くのはその広告です。
台北、上海、北京の骨董店のものがほとんど。
それもかなり洗練されたレイアウトです。

特集記事は東京中央オークションや正倉院展などもあり、
日本の古物市場を見据えた顧客向けの内容です。
表紙の金瓶は東京中央オークションの目玉商品。
オークション自体が中華圏の顧客を意識したものなので当然と言えば当然ですが。

この趨勢は台湾茶藝の広がりの中の一つの方向であって、
それだけ多様化したのだと思うのですが、
最近の老茶ブームや古物至上主義、
そして精神世界に傾倒しことさらにそれを強調する茶人が増えたことは
台湾の茶文化にとってプラス方向なのかどうか?
少し客観的に見てみたいと思っています。

※この雑誌、日本で購入できるかどうかは調べていないのでわかりません。
 台湾、北京、上海の罐子書館で取り扱っています。
 台北では「人澹如菊」「誠品書局」「金石堂網路書店」に置いています。



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アジアの純真

2013-12-07 | 茶にまつわる文化・芸術
今、時代は「アジア」である。

私の回りのパワフルな女性たちも「アジア」に目を向けている。
誤解を恐れずに言ってしまえば、アジア好きは知的で格好いい女性が多い、と思う。

で、「an・an (アン・アン) 2013年 12/11号」である。
最新号は副題がアジアの純真。Asian Power。

アジアの純真と言えば私にとってはパフィである。
公園ママ友と忘年会でコスプレして歌った持ち歌である。

いや、そんな事はどうでもいいんである。

上海、台北、香港、ソウルなどの既に女性誌の定番となっている都市に加え
今回の特集ではバンコク、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタにもスポットがあたっている。

アジアンパワーはどんどん広がっている。
これからはカンボジア、ラオス、ミャンマーなどの国にも派生していくに違いない。

アジアは今、面白い。


このan・anには台北最新ガイドも載っていて、
まあ私もそれが付いているから買ったのだけれど、
結構新しいお店が載ってます。
茶旅向きというわけではないけれど、面白そうな雑貨のお店情報アリ。


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茶陶三昧 三館めぐり

2013-11-22 | 茶にまつわる文化・芸術
この秋、東京の美術館各所で茶碗の名陶が展示されているのを知りつつ
日頃の忙しさにかまけてグズグズしていたら、
三井記念美術館の『国宝「卯花墻」と桃山の名陶』がもうすぐ終わってしまうことに気付き、
重い腰を上げて行くことにした。

ネットで調べてみると、根津美術館の『井戸茶碗 ―戦国武将が憧れたうつわー』と
五島美術館の『光悦 ―桃山の古典―』と三井記念美術館の三展覧会全てを回ると
三館の次回展覧会いずれか一つの入館券をプレゼントしてくれるという、
三館合同キャンペーンをやっていた。

よし、全部回ろう!ということで、午前中から行動開始。
前売り券を買っていないのでネットで割引クーポンが入手できる三井から回り、
五島、根津の順番で移動することにした。
後の美術館は前の半券を見せれば100円割引になる。

かなり歩き回ることになるので、運動靴にジーンズというラフな格好。
会場は展覧会の性質上、和服率がいつもよりも高い。
五島美術館に向かう途中の道では前を歩いていたご夫婦が
「このへんは土地柄か、歩いている人の服装が違うね」と話しておられて
心の中で「田舎から出て来ました。スミマセン」と恥じ入った。

志野、黒楽、赤楽、大井戸、小井戸、青井戸、どれも素晴らしかった。

なかでも黒楽(銘 時雨)に惹かれた。
吸い込まれるような深い色合いと神秘的な釉が何とも言えず、
手に持ってみたいと思った。

志野はとても好きな焼き物だ。
川端康成の『千羽鶴』を読んだ中学生の頃からの憧れでもあった。
今回は何故か大ぶりの茶碗よりも香合や水指のほうに目が行った。

根津美術館の井戸茶碗は圧巻だった。
70余りの井戸が並び、眺めながら戦国武将たちが愛でている姿を思い浮かべた。
別展示室に展示されていた野々村仁清作の芋頭水指も素晴らしかった。

三館を駆け足で回り、無事に次回の入館券をゲット。
でも、考えてみれば一日で回る必要は無かったんだよね。
万歩計は1万歩を超えていた。。。


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マルかバツか?

2013-11-06 | 茶にまつわる文化・芸術
横浜のサロン「茶文化空間・香流」で開かれた
台湾茶ドットネット店主、大倉健太氏によるセミナー
「茶商の鑑定眼」に参加してきました。

このセミナーはもともと先月の「地球にやさしい中国茶交流会」で行われた
大倉氏による「よい茶葉とは何か ~茶商の視点から~」の内容を踏襲したもの。
講義時間も増え、受講者定員が少人数なのでより詳しい内容になっていたようです。


目の前に置かれた5種類の台湾烏龍茶の荒茶。
最初はその茶葉がそれぞれどういう来歴かは明かされません。

茶商の立場として考えて、マルかバツか、いいか悪いか、
つまりは仕入れるか仕入れないか。

クイズ形式に皆で話し合いながら、
外観を観察し、茶湯の様子を見て、
香りと味を判定し
最後に答えが知らされます。

最初の外観の拝見だけでほとんどの情報が出ていたのも面白い発見でした。
茶商の方々がどのような鑑定基準でお茶を選んでいるのかを知ることができ
とても勉強になりました。

通常、自分で手に入れる茶葉は既に茶商のふるいにかかっています。
店頭で試飲するかサンプルを飲んでみて口に合うか合わないかで購入を決めるわけですが
消費者サイドにいる私たちのポイントは鑑定眼のしっかりした茶商の店を選んでいるかどうかにありますね。
そのためにも客観的な鑑定基準を理解しておく必要性を感じました。


これだけのサンプルを揃えてレジュメを作るのは大変な作業だったと思います。
エコ茶会ではエントリーする時間がなかったので、
今回横浜まで足を運んで正解でした。

大倉さん、有意義なセミナーをありがとうございました。
企画し裏方も担当してくださった香流の皆さま、ありがとうございました。


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