男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

ケンネ脂の焼きめし

2011年09月21日 | ご飯類

ケンネ脂=牛脂です。これをベースにした焼きめしで、コレステロールが
多い動物性脂肪食品はイヤ!という健康志向の方から、ソッポを向かれ
そうなレシピです。じつは、わたしもそのように思っておりました。

レシピに紹介したタネ本は、だいぶ前に読みましたが、コレステロールの
ことが気になって、試作しませんでした。先日、ものはためし・・とお昼に
つくってみたら、目からウロコもおいしさでした。普通のオイルを使うより
味がよいうえ、何より「におい」がよい。中華飯店で食べる「やきめし」の
においがして、味とにおいに感激しました。

このレシピのコレステロールと熱量はいくらだろう・・と、計算してみました。
焼きめしに使った牛脂12gのコレステロールは12mg、熱量は113kcal.
でした。これを、お昼によくつくる玉子チャーハンと比較してみます。
玉子チャーハン(玉子1ことオイル大さじ1をつかう)のコレステロールは
210mg.熱量は157kcal.で玉子チャーハンのほうが数値は上でした。

ケンネ脂は「コレステロールのかたまり!」という思いを捨て、うまく使えば
おいしい料理ができて、しかも安い!と実感したのでした。
(ケンネ脂は、たいていのお店で、サービス品としておいてあります。)
  
ケンネ脂は、牛脂のかたまり・・すき焼きをするとき、最初に入れる四角な脂のことです。
これを使って焼きめしをつくる・・というと、健康志向の方から敬遠されそうですが、使う量
が少ないから、気にせずにやってみましょう。びっくりすること請け合いのおいしさです。


材 料 ケンネ脂 1こ 12g   こまかくきざむ
にんにく 1かけ 10g   みじん切り
玉ねぎ 小 1/2こ 50g   みじん切り
マシュルーム 8こ 50g   縦に薄切り
しお・こしょう 少々
ごはん 1杯分 180g
量は1人分・・これで熱量は456㎉、コレステロールは12mgです

作り方 牛脂は、冷蔵庫にいれて固くなったのを使うときざみやすい。
ごはんは、あたたかいのを用意する。
冷やごはんは、チンしてあたためる。
・・・あたたかいごはんがポイント・・・

フライパンを強火にかけて、きざんだ牛脂を入れる。
脂が焦げてから、にんにく・玉ねぎを入れて炒める。
次にマシュルームを入れて炒め、塩コショウを振る。
しんなりしてきたら、温かいご飯を加える。
火を中火より弱目にして、10~15分炒める。
箸を使ってかきまぜると、ご飯がダンゴ状にならず、
まぜやすい上、きれいでおいしくできあがる。


火は中火より弱目、炒め続けるともっちり感が出る。
醤油小さじ1~2杯を振りかけて、火をすこし強める。
かきまぜるうち、醤油の香りが立ったら、できあがり。
しおあじだけのもあっさりしておいしいですよ。



レシピは、森須滋郎著「本当は教えたくない味」、
森義文著「ごちそうものがたり」を参考にしました。
ポイントは、ごはんの量とフライパンの大きさで、
24cmのフライパンなら、茶碗2杯分くらい。
1回に作るのは2~3人分までが限度とあります。



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