男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

なすとインゲン豆の山椒醤油漬け

2010年10月12日 | 野菜類
「秋茄子は嫁に食わすな」と言うことわざがありますが、出典は
鎌倉時代の和歌集にあるつぎの一首といいます。

「あきなすびわささの粕につけまぜてよめにはくれじ棚におくとも」

わささは「若酒」と書き新酒のことで、鎌倉時代には酒粕に漬けて
食べたいたことがわかります。なすの原産地はインド東部とされ、
日本につたわったのは奈良時代のことです。

秋風がたつころに出まわる露地もののなすは、実がしまり、どんな
料理につくってもおいしいが、中でも「漬物」が一番・・とおもいます。
レシピは、一こ40g前後の小ナスとインゲン豆を「山椒醤油」に漬け
こんだもので、ヒントは剣客商売「包丁ごよみ」からいただきました。

池波正太郎さんの名著「鬼平犯科長」「剣客商売」は筋の面白さも
さることながら、食べ物のことが随所にでてくるので、読んでいて
二倍におもしろいのであります。

からし醤油に漬けた「なすのからし醤油漬」
おいしい・・・これも温かいご飯と食べるのがbest・・とおもいます。
なすは年中手に入る野菜ですが、露地ものの秋なすは今の季節に
かぎられます。手軽にできるので季節の味をおためしください。

畑のすみに植えた「まんじゅしゃげ」がようやく花をつけました。またの名「ひがん花」のしめすとおり、
例年は9月20日ごろには咲くのに、今年は半月遅れました。猛暑は花のカンも狂わせたのでしょう。
レシピは山椒醤油で、なすとインゲン豆でつくりました。なすは小なすをつかいます。
「剣客商売」の一編を参考にしたのでインゲン豆も使いましたが、なすだけで作ると簡単にできます。


材料
小なす 5こ 200g
インゲン豆 1パック 100g

調味料
山椒醤油 1/2カップ 90cc
または
濃口醤油 1/2カップ 90cc
粉山椒 小さじ1/5 3g
日本酒 1/4カップ 45cc

作り方
なすは薄塩の水(2.5%くらい)に一晩漬ける。
なすはあと、醤油に漬けるのでごく薄塩にする。
インゲン豆は、塩一つまみ入れた湯で茹でる。
熱湯につけたら1分程度、茹ですぎないこと

なすをたて二つに割り、長いのは半分に切る。
インゲン豆は両端をおとし、なすと長さをそろえる。
漬ける器になすとインゲン豆をならべ山椒醤油を注ぐ。
重石をして冷蔵庫へ・・・なすは1日おくとおいしくなる。
インゲン豆は2~3日たってからのほうがおいしい。

山椒醤油漬けは、単品のほうが作りやすい・・・
野菜ならいろんなものが応用できます。
みずなの山椒醤油漬けが有名みたいですが、
ほかの青菜でもおいしく漬かるとおもいます。

きゅうりは水が出るので・・と逡巡するかも知れませんが、
それなりにおいしいし、セロリ、にんじんなんかもよろしいと
おもいます。
山椒醤油は、めんどうなレシピにこだわらず、粉山椒と濃口
醤油でつくってもおいしくできます










コメント
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