コロナで再々延期になっていたモイセーエフバレエ日本公演、ついに開幕!
この日を待つこと2年、いや、1994年の前回公演から数えるとじつに28年!
2022年10月17日、初日の新宿文化センター大ホールへ。
開場17:30のはずが遅れたらしく、ロビーは大混雑。
ロシア系イベントはえてして年配客が多いが、この日は比較的若い層も。
モイセーエフバレエ日本公演プログラム。
全14演目2部構成で休憩をはさみ約2時間。素晴らしい!の一言でした。
民族舞踊特有の複雑な足さばき、驚異の跳躍と屈伸、華麗なる高速輪舞、
クラシックバレエの素養に裏打ちされたダンサーの技術は無論のこと、
色とりどりの民族衣装の得も言われぬ美しさと愛らしさ、
そして緩急巧みにして一時も飽きさせない振付の見事さ。
とりわけ静から動への転換は素晴らしく、炸裂する祝祭感に
こちらまで胸躍り、自然に手拍子が沸き、会場は一体感に包まれる。
まるで各地の村祭りに居合わせたかのような高揚感。
何よりも、問答無用に楽しいのだ。
これぞエンターテイメントを知り尽くした巨匠モイセーエフの置き土産。
1曲踊り終わるたびに鳴りやまない拍手は、もちろん第一には
一級の演技に対してのものではあるけれど、それだけではないだろう。
コロナ禍に耐えに耐え、待ちに待ったがゆえの歓喜の爆発。
そして、ウクライナ侵攻によってロシアの文化芸術までが
排斥される風潮に対するアンチテーゼを、声高には叫べないかわりに、
せめてもの喝采で罪なき芸術に称賛の意を表したいという思い。
さまざまな感情が入り混じった雄弁な拍手のように思えた。
今回の来日公演に反対する声も少なくなかったと聞く。
85年前にこのバレエ団を設立し、2007年に101歳で逝去した
振付師イーゴリ・モイセーエフ氏は、ウクライナ出身でもある。
さまざまな意見があってしかるべきだが、
モイセーエフバレエ団が超一流のエンターテイナー集団であり、
素晴らしい踊りを見せてくれたことは紛うことなき事実である。
3度目の正直。2020年版から3枚たまったチラシも捨てがたく。
この日を待つこと2年、いや、1994年の前回公演から数えるとじつに28年!
2022年10月17日、初日の新宿文化センター大ホールへ。
開場17:30のはずが遅れたらしく、ロビーは大混雑。
ロシア系イベントはえてして年配客が多いが、この日は比較的若い層も。
モイセーエフバレエ日本公演プログラム。
全14演目2部構成で休憩をはさみ約2時間。素晴らしい!の一言でした。
民族舞踊特有の複雑な足さばき、驚異の跳躍と屈伸、華麗なる高速輪舞、
クラシックバレエの素養に裏打ちされたダンサーの技術は無論のこと、
色とりどりの民族衣装の得も言われぬ美しさと愛らしさ、
そして緩急巧みにして一時も飽きさせない振付の見事さ。
とりわけ静から動への転換は素晴らしく、炸裂する祝祭感に
こちらまで胸躍り、自然に手拍子が沸き、会場は一体感に包まれる。
まるで各地の村祭りに居合わせたかのような高揚感。
何よりも、問答無用に楽しいのだ。
これぞエンターテイメントを知り尽くした巨匠モイセーエフの置き土産。
1曲踊り終わるたびに鳴りやまない拍手は、もちろん第一には
一級の演技に対してのものではあるけれど、それだけではないだろう。
コロナ禍に耐えに耐え、待ちに待ったがゆえの歓喜の爆発。
そして、ウクライナ侵攻によってロシアの文化芸術までが
排斥される風潮に対するアンチテーゼを、声高には叫べないかわりに、
せめてもの喝采で罪なき芸術に称賛の意を表したいという思い。
さまざまな感情が入り混じった雄弁な拍手のように思えた。
今回の来日公演に反対する声も少なくなかったと聞く。
85年前にこのバレエ団を設立し、2007年に101歳で逝去した
振付師イーゴリ・モイセーエフ氏は、ウクライナ出身でもある。
さまざまな意見があってしかるべきだが、
モイセーエフバレエ団が超一流のエンターテイナー集団であり、
素晴らしい踊りを見せてくれたことは紛うことなき事実である。
3度目の正直。2020年版から3枚たまったチラシも捨てがたく。
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