サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ナチノイ・ダゾル

2006-04-02 | 映画
“ロシア発ダークファンタジー”と呼び声も高い
映画『ナイト・ウォッチ(ナチノイ・ダゾル)』日本公開。

原作を読んでから見るか、見てから読むか、迷っていたが、
ちらっと本を開いてみたら、のっけからモスクワ・メトロの描写。
うーん、懐かしい。長い長いエスカレーターが目に浮かぶ。
もしやこの駅は「ヴェーデンハー」!?
と思ったら、やっぱりそう!
思わずモスクワ・メトロの本を引っ張り出して、
文中に次々出てくる駅名を路線図でたどってみる。
「プロスペクト・ミーラ」。おお、懐かしい!
この駅で何回乗り換えしたっけなー。
無機的なアナウンスの声まで思い出せるよ。
「アスタロ~ジュナ(ご注意ください)。ドアが閉まります。
次の駅は、プロスピェクト・ミ~ラ」、だっけ?

……などと道草ばかりしててぜんぜん先に進まん!
結局、先に映画を見てきてしまいました。

下馬評ではCGを駆使した映像ばかりが取りざたされていたが、
とことんロシア映画だったので安心する。
ロシア映画を見たことがない人が、この映画に新鮮さを感じるのは、
『マトリックス』と比較される映像における試みよりもむしろ、
生々しいディテールや呪術的幻影、役者の生身さなどなど
ロシア的なるものに初めて触れるからだと思う。
つくづくロシアは深いのである。

個人的には冷凍ペリメニとバレエ公演中の停電に反応。
原作はこれからゆっくり読もう。
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