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ロシア・ヴィザ申請

2007-04-11 | ロシアコラム
某日、自力ヴィザ申請のため十ウン年ぶりにロシア大使館領事部へ。
受付時間は9時半から12時半まで、たったの3時間勝負である。
銀行のように順番札をとって呼び出しを待つシステムに、
ようやくロシアも効率性を追求するようになったかと一瞬感心したが、
窓口の対応は相変わらずのソ連式であった。

男性職員が書類一式に目を通し、形だけの請求書をポイとよこす。
それを隣の窓口の女性職員に渡し、ヴィザ申請手数料を払う。
「いつできますか?」と尋ねれば、女性はプイと横を向いて完全シカト。
出た、懐かしの無愛想! つまりあなたはあくまで会計係であって、
書類のことは書類係に聞けってことですね!
おお、無言でモノを言う見事な目力!!
……って、こんなところで感激していてどうするのだ。
二人いるなら二人で書類と金銭受取りを同時にすればいいのに!

1週間後、ヴィザ受取りのため再度領事部へ。
GW前のせいか、なんと30人待ち!
ただでさえロシアペースなので待てども待てども順番は回ってこない。
そのうちに受付終了時間の12時半が迫りくる。
個人申請らしき男性と、旅行社の人との会話。
「12時半になるとどうなるんですか?」
「閉まりますね」
「え! 順番札とっててもですか!?」
「受取りはできますが、申請はだめです」(あーよかった)
「私申請なんですけど、どうすればいいんです?」
「あした来るんですね」
……と領事部に通いなれた人はにべもない。

そして12時半! 残された十名余が窓口ににじり寄る。
こういう時に限って窓口でつかえる要領の悪い人がいて、
皆、腹のなかで悪態をついているのが空気でわかる。
12時40分。ついに順番来たりてヴィザゲット!!
なおも続く窓口対応に、先の旅行社の人が言う。
「珍しいですねぇ。今日はまだ続けている!」
……それって感心することなのか??
日本ではそれが普通なんだってば!
かくしてロシアに関わる人は、世間からズレていくのだ。


尊敬する客様……。
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