ソ連、北朝鮮、中国(上海だけですが)、ベトナム……ときたら、
次の社会主義国探訪はキューバでしょ!
と、きわめておたく的ミーハー心からこの国に興味をもち、
9年前にゲバラの故郷アルゼンチンを訪ねたときも、
次こそキューバだぁー!と息をまいたが、未だ機会を得ず。
そうこうするうち、この国はスゴイことになっていた。
アメリカの経済封鎖と崩壊したソ連からの援助喪失によって
ジリ貧に追い詰められたキューバは、独裁者政権ならではの
トップダウンの強みを活かして、決死的対抗策をぶちあげた。
そして今や、国をあげての都市農業と循環型エコ社会の実現に
世界で最も近いところに位置する国になってしまったのである!
コレに関しては吉田太郎氏のサイトや著作に詳しく記され、
ちょうどダーチャの本を書いたころに知ったのだが、
つくづく土・自然・環境に直結する問題は
社会主義的思考がないと解決できないものだと思う。
しかしそれを実践できるのは、コンパクトでフットワークの軽い国。
ソ連・ロシアのように象のごとき大きさでは、政府にできたのは
「土地をタダで与えること」どまり。
ダーチャを今日のような心豊かな農的空間に変えたのは、
むしろ無政府主義と個々人の自助努力の賜物である。
よって、個人の幸福が達成されれば、全体の幸福はどうでもよくって、
じつはダーチャはスローであってもエコではなかったりするのだ。
その点キューバは、食料確保と環境保全を対のものとしてとらえ、
環境にやさしい地産地消国家モデルを、わずか15年で構築。
首都ハバナの空き地という空き地は菜園と化し、失われた森は蘇り、
どんな辺境の学校でもソーラーパネルによる自家発電が可能とか。
もちろん現実はそう甘くはないだろうし、
プロジェクトのトップにいる人と底辺にいる人とでは
温度差もあるだろうけど、目指すところのものはかなり正しい。
それだけにカストロの容態と今後が気にかかる。
次の社会主義国探訪はキューバでしょ!
と、きわめておたく的ミーハー心からこの国に興味をもち、
9年前にゲバラの故郷アルゼンチンを訪ねたときも、
次こそキューバだぁー!と息をまいたが、未だ機会を得ず。
そうこうするうち、この国はスゴイことになっていた。
アメリカの経済封鎖と崩壊したソ連からの援助喪失によって
ジリ貧に追い詰められたキューバは、独裁者政権ならではの
トップダウンの強みを活かして、決死的対抗策をぶちあげた。
そして今や、国をあげての都市農業と循環型エコ社会の実現に
世界で最も近いところに位置する国になってしまったのである!
コレに関しては吉田太郎氏のサイトや著作に詳しく記され、
ちょうどダーチャの本を書いたころに知ったのだが、
つくづく土・自然・環境に直結する問題は
社会主義的思考がないと解決できないものだと思う。
しかしそれを実践できるのは、コンパクトでフットワークの軽い国。
ソ連・ロシアのように象のごとき大きさでは、政府にできたのは
「土地をタダで与えること」どまり。
ダーチャを今日のような心豊かな農的空間に変えたのは、
むしろ無政府主義と個々人の自助努力の賜物である。
よって、個人の幸福が達成されれば、全体の幸福はどうでもよくって、
じつはダーチャはスローであってもエコではなかったりするのだ。
その点キューバは、食料確保と環境保全を対のものとしてとらえ、
環境にやさしい地産地消国家モデルを、わずか15年で構築。
首都ハバナの空き地という空き地は菜園と化し、失われた森は蘇り、
どんな辺境の学校でもソーラーパネルによる自家発電が可能とか。
もちろん現実はそう甘くはないだろうし、
プロジェクトのトップにいる人と底辺にいる人とでは
温度差もあるだろうけど、目指すところのものはかなり正しい。
それだけにカストロの容態と今後が気にかかる。
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