サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ダーチャツアーの心得

2006-09-19 | ダーチャツアー2006
今年のダーチャ訪問ツアーは無事終了しましたが、
今後の参考までに、反省点、留意点など……。

●ロシア語要員の必要性

今回は3軒のダーチャに分かれて宿泊したのですが、
うち1軒はロシア語がわかる参加者がいなかったため、
ホストファミリーとコミュニケーションがとれず、苦労する場面が。
幸いだんだん打ち解けて、交流が深まったようですが、
やはり1軒に一人はロシア語が多少でもわかる人にいてほしいもの。
しかもあとから、別のダーチャにはロシア語勉強中の方が
複数名いらしたことが判明したので、今後は事前に
ロシア語レベル確認のうえで、部屋割りを考えたほうがよさそうだ。

●植物検疫について

ダーチャに行くと畑の作物をおみやげにもらうことあり。
だがこれ、いっさい日本には持ち込み(=輸入)できない。

☆詳しくは植物検疫所HP参照。
☆ロシア渡航の際の諸注意はこちら

でもムゲに厚意を断れないので、こんなときはどうするか?
現地にいる間に消費してしまうのが一番ですが、
一例を示してくださったのが、ツアー参加者の某氏。
その場はいただいておいて、別れたあとに
現地のガイドさんや運転手さんにお譲りして分けてもらう…。
これだと、ホストファミリーの気持ちを傷つけなくてすむし、
お世話になったガイドさんたちへのお礼がわりにもなる。

最初からきっぱり断る際は、生態系保全のため
「ロシアから日本」だけでなく「日本からロシア」へも
植物は持ち込めないというイーブンな関係であることを説明すれば、
先方の厚意を損ねずに納得していただけるかと思う。
が、ここでもやはり問題はロシア語なので、
何か例文を作成しておいたほうがよいかも。

*なお、植物検疫の対象となるものには、野菜・果物のほか
種や苗、切花、ドライフラワー、香辛料、薬用植物なども含まれるそう。
(余談だが、沖縄から本土への植物移動にも規制ありとのこと。)

●体験プログラムについて

作物の収穫、料理や保存食づくりの手伝い、釣り…などなど、
事前に想定されるプログラムは組まれていたものの、
3ヵ所に分かれて滞在していたため、それぞれのダーチャで
なりゆきに任せて過ごす格好に。
そのため、滞在したダーチャによって体験内容が異なり、
物足りなかった方もいらしたかも。

団体の場合、自由時間を文字どおり自由に過ごせる方と
そうでない方が混在するのが常であるし、ましてや
ダーチャの敷地内でできることは限られてしまう。
団体ツアーという形で継続するなら、ダーチャ間で不公平感が
ないよう、なんらかの配慮が必要と思われます。

●どこまで「お客さん」?

一般に日本人は日本人同士で固まってしまう傾向があるので
ダーチャがペンション化してしまわないかと不安でしたが、
今回の参加者のみなさんは、旅慣れた方が多く、
ホストファミリーと積極的に交流をもとうとしていたので一安心。

ただ、食卓のスペースの関係もあるのだけれど、
ロシアのみなさんと一緒に食事をとれなかったのが残念。
ホストファミリー=つくる人
ツアー参加者=食べる人
になってしまう場面が多々あったので、
食卓を囲んでの交流を楽しむためにも
日本側人数があまり多すぎないほうがよいかも。

●持って行くべきだったもの!

☆懐中電灯

参加者のお一人が懐中電灯を持参されており、
これが、屋外の「ぽっとんトイレ通い」に大いに役立った。
ドアを閉めれば真っ暗だし、夜は明かりなしではたどりつけない。
そのうえダーチャ村全体が夜をまたいで停電!という事態が発生。
もちろんホストファミリーが懐中電灯やロウソクを
用意してくれたが、各自で持っていたほうが何かと心強い。

☆蚊取り線香、首タオルなど蚊よけグッズは万全に

アムール河近くのダーチャ地帯は、聞きしにまさる蚊の多さ!
今年はとくに大発生しているとの事前情報があったおかげで、
携帯蚊取りを各自持参するなどしたが、とても追いつかず。
屋外にいるときだけでなく、就寝時にも対策が必要なので、
滞在したお宅にあった蚊取り線香を相当数消費させてしまった。
各自多めに用意しておけばよかったと思うことしきり。

とくに、むきだしの首や素足は集中攻撃を受けるので要注意!
蚊よけ薬を塗っても万全とはいえないので、
蚊が多い時間帯は、ハイネックのシャツやタオルで首を隠し、
暑くても靴下を着用したほうがよさそうです。

以上……といったところでしょうか。

ところで今回またしても聞き忘れてしまったのが、
ダーチャ村のゴミ処理と排水について。
ツアー参加者も当然ながらゴミを出し、水を流すことになるので、
その行方を知っておくことは行動の指針となるでしょう。
これについてはまたいつか。
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