サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

食べられる建物

2006-06-17 | 都市農業。
エディブル・ランドスケープ(食べられる景観)から転じた
「エディブル・ビルディング」なる言葉に遭遇。
食べられる建物、といったってお菓子の家じゃないですよ。
野菜や果物を育てるための工夫を盛り込んだ建物のこと。

その一例としてイギリスのサイトに出てたのが、
ロシア第二の都市サンクトペテルブルクの屋上菜園。
これは多分、アメリカ主導のNGOがバックアップした
プロジェクトのことを指しているんじゃないかと思う。
そのプロジェクトとは……。

ソ連崩壊後のいわゆる物不足の時代、都市住民の野菜不足を補うために、アメリカのとある組織の呼びかけでサンクトペテルブルク・アーバン・ガーデニング・クラブを発足。タダで使用できる市内のアパートの屋上を利用し、希望者を募って野菜を育てる実験的試みをしたところ、市場で買う野菜やダーチャで採れる野菜よりも〝安全な〟野菜の収穫に成功したという。

ううむ。都会の屋上菜園といえば、数年前に日本の某テレビ番組で
ジャニーズJr.もやってましたねー。
いっそ娯楽ネタとして提示されたほうが「ほほう」と思うのに、
イノセントな善意の押し付けって正直苦手。
ダーチャ文化のあるロシアに、余計なお世話って感じである。

現代の「運動」は往々にしてNGOやNPOが率先する形となり、
それはそれで決して悪いことではないのだけれど、
なんか違う。うまくいえないけど、違うと思ってしまうのである。
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