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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

寝室にエアコン設置完了 ~ これで夏も秋も

2023-10-14 20:59:21 | Weblog

 

 ひと月ほど前から準備を進めていた寝室にエアコンをつける工事を今日やっていただきました。

 北海道とはいえ、もう夏の暑さで眠れない夜を過ごすのは耐えられないと、エアコン設置を決意。

 これで来年からの夏も安泰です。

 一方真夏のエアコンへの期待とともに、今の時期や晩冬から初春もエアコンには働いてもらわなくてはなりません。

 雪が降るような冬になれば灯油によるセントラルヒーティングで家中を温めるところですが、今のこの秋~冬あるいは冬~春の端境期は灯油を焚くほどではないにせよ、やはり家の中でも寒い、ということがよくあります。

 この部屋だけでも暖かければ過ごせるのに、と思うこともしばしばで、そういうときに暖房にもなるエアコンはありがたいというわけです。

 逆に言えば、それさえあればかなり寒くなってもセントラルヒーティングを稼働しなくてもよいわけで、家の中の年間を通じた快適さが増しました。

 
     ◆


 以前のブログで、「どうやらエアコンと食洗器が同じ配線になっているらしい」と書いたのですが、今日あらためて電気屋さんが入って確認をしてくれたところ、そうではなかったことがわかりました。

 我が家の配電盤には、12個のブレーカーがついているのですが、どうやらそれでは足りなかったようで、「とりあえず使わないのなら」ということで、食洗器への配線とエアコン用のコンセントの配線を同じブレーカーにぶら下げていたのだそう。

 その結果、当初は配線を分けて改めて家の外へ電線を回さないといけないか、と考えていたのが、ブレーカーを増設してそちらへエアコンの配線をつなぎ直せば、外回りの工事はいらないと判明しました。

 おかげで当初の予定から1万円以上工事費が節約できたのはラッキーでした。

 そろそろ寒くなる秋後半に向けて、家の備えがまた一つ充実しました。

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歳を取ってできること、できないこと

2023-10-13 23:04:35 | Weblog

 

 実家の93歳になる父は、年金支給日になると「通帳に記入しなくちゃだめだ」とそのことに固執しているのだという。

 とはいえ、認知機能の衰えが顕著で、「爺ちゃん自分でATMへ行って記帳できるかい?」と母が言うと「できない」ともうそのことには自信が持てません。

 父はまだ歩くのは一向に問題がないのですが、ATMの前へ行っても何をどうするかがもうわからず、一方母は家の近くのショッピングセンターのATMへ行くだけの足腰の体力がありません。

 先日は弟が母を車に乗せてATMへ行って記帳してきたということですが、たったそれだけのことももう老親には難しいことになっています。

 弟はATMで記帳してそのまま母がカートを押しながら買い物をするのをサポートし、家に帰ってきてからは洗濯した大物の布団を物干しに干すのを手伝ったそうで、「どれだけ時間がかかった?」と訊くと「ちょうど1時間だね」とのこと。

 なるほど、要支援1の夫婦が日常のちょっとしたことを手伝ってもらうのに、週一度1時間のヘルパーさんがいれば何とかなるのかな、と思わせる出来事でした。

 
 両親は今でも週に一度地区の会館で開催される麻雀大会を楽しみにしていて、それに出るのですが、「お父さんはもう打つのも遅いし数えられないからゲームには参加していないんだ、ただいるだけ」なのだそう。

 でも弟はたまに高校生の息子を連れて四人でマージャンをしていたはず。

「父さんは会館ではできないけど、家での家族麻雀ならできるのかい?」
「家ならやれているね。この間は四暗刻の役満で上がったよ」


 認知症ではできないことが増えても、できることは案外そのままできたりするものです。

 麻雀はいつまでできるのでしょうね。


     ◆


 母は先日「通信販売で自宅でできる足踏みの健康器具を申し込んだんだ」と言います。

 よくある、ペダルが二つ付いていてそれに乗って右足、左足と交互に踏めば片方が下がった時に反対側が上がるという単純な健康器具です。

「ええ?いくらしたの?」
「それだけなら1万円くらいなんだわ。だけどその本体に、なんやかやの付属品も追加すると2万5千円くらいになる」

「うわ、そんなのホントに使うかい?階段を上り下りすればいいんじゃないの?」
「いや、ほんとさ。それでね、一回申し込んだんだけどやっぱり馬鹿らしくなって解約しようとしたのさ」

「えー、ちゃんと解約してくれた?」
「それがさ、電話したら自動音声で、『〇〇なら1へ、解約なら2へ…』って案内があって、言われた通りに数字のボタンを押したら解約できたよ。便利だねえ」


 いやはや、また懲りずに悪徳とは言わないけれど、新聞広告の通信販売の商品に手を出したかと思いました。

 ちゃんと解約できたかは後々確認したいところですが、自分も一度「これは良い」と思ったらつい買ってしまう質なので、このまま歳を取るとああなるのか、という手本を見た感じです。

 自分の親の姿を見て、自分が年を取った時のことをシミュレーションするのが良いのかも知れません。

 明日は、いやあと20年後にはわが身です。

 

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現場に中学生が来ました…なぜ?

2023-10-12 23:55:45 | Weblog

 

 今日も午前中は昨日に続いて実際の道路をお借りして新しい素材の試験施工を行いました。

 今回の試験施工にあたっては、この試験施工を行う路線の維持管理を請け負っている地元の維持事業者さんの作業員の方に作業をお願いしています。

 維持業者の責任者である現場代理人の方は早朝の作業開始時にはいなくて、10時過ぎになって現場へ作業見回りにやってきました。

 するとその方の後ろに見慣れない若い二人の男性がいます。

「この方たちは誰ですか、新入社員?」

 すると答えは「いえいえ、地元の中学生ですよ」とのこと。

「中学生! なんでまたこんな日中にこんなところにいるんですか?」
「それはですねえ、中学校が地元を良く知る総合学習ということで、地元に受け皿となれる企業や職場を募っていて、そこで行きたいところとしてうちの会社に手を挙げた二人を連れてきたというわけです」

「それはいいことですねえ」
「いえいえ、こういう地域貢献も仕事をいただくうえで、発注者の評価対象項目になっていますからね(笑)」

 
 そんなことで評価されることが主目的ではないでしょうけれど、そういう動きを手伝いながら中学生が道路維持の現場や土木会社と言う企業に興味を持ってくれることはありがたいことです。

 中学生の男の子二人はちょっとブカブカのヘルメットを被って現場の作業を見ているので、今何をしているかを説明してあげました。

 そして「こういう現場とか土木会社に興味があるの?」と訊くと「はい」と言ってくれました。

「ほかにはどんな職場や会社があったの?」
「はい、道の駅とか牧場とか、キノコを作っている会社なんかもありました」

 やがて現場代理人は、「それじゃ、次の現場もありますんで」と言って二人を車に乗せて次の現場見学に向かいました。


 今いろいろな職場で「インターン」と称して、大学生を1~2週間にわたって受け入れて職場体験をしてもらうという事がありますが、大学生ではもう人生の方向を決めた子たちが、どの会社や職場にするかと言う選択をしている段階です。

 もっと早く若い時から、人生の進路の一つとして「世の中にはこういう職業で社会や暮らしを支える人がいる」ということを知ってもらうことはとても意義深いことだと思います。
 
 大学生よりも高校生、さらには中学生、もしかしたら小学生でも良いかもしれません。

 地元の会社が地域の子供たちの社会学習の受け皿になっていることは将来の就職希望者のタネを撒くうえでも大切なことだと思いました。

 子供たちにもっと社会を見せる機会を作りましょう。
 

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北海道の道路管理の問題 ~ 舗装の修繕と車にぶつかるエゾシカ問題

2023-10-11 23:33:55 | Weblog

 

 昨日から道東の町へ来ております。

 仕事の内容は、道路舗装の修繕を行う試験施工の立ち合い。

 北海道の冬の寒さはアスファルト舗装にとっては非常に厳しい環境条件で、割れたりひびが入ったりして傷んでゆきます。

 早めに修繕ができればよいのですが、それがついつい遅くなると傷みは進行して自動車での走行中に段差での衝撃や振動、揺れなどが発生してドライバーの疲れや不快な思いにつながることでしょう。

 本来ならば表面の数センチを剥がして、そこに新しいアスファルト舗装をすることで新設時に近い走行感を取り戻すこともできるのですが、それには非常にお金もかかるという事で、傷んだところを中心にした部分補修で済ませることの方が多くなります。

 その部分補修も、より長くもつ方が良いし、施工が簡単な方が良いし、費用が安い方が良い、ということでいろいろな要望が寄せられるところでもあります。

 民間の舗装会社では修繕のためのいろいろな素材や製品を作って、より良い道路の路面を守りたいと思っていますが、実験室でのデータは実際の現場ではどうなるのかを試すために実際の道路お借りして試験施工を行うことがあります。

 今回もその一環で、新しい製品が北海道の実際の道路で段差の補修や割れ目の補修に使えるのかどうか、また施工の効率はどのような感じかなども実際にやってみることで分かることは多いのです。

 今回は天気にも恵まれて、順調な進行で、今後の様子をフォローアップして見守ってゆこうと思います。


     ◆


 今回の試験施工をお手伝いしていただいた地元の維持業者さんと道路維持に関する苦労話を聞きました。

 そんな話題の一つは車が動物とぶつかること。

 アニマルアタックと呼ばれますが、道東ではエゾシカや熊との接触事故も多く、今日も現場へ行く途中で狸が一匹倒れていたのを目にしました。 

 シカなどは図体が大きく、運ぶのも大変ならば処分するもの大変です。

 シカが車と接触して道路で死んでいたりすると、ドライバーから道路管理者へ連絡が行き、そこから指示を受けた道路維持業者さんが回収に走るということになります。

 呼ばれるのは日中に限られることはなくて、深夜でも平気で電話がかかってきます。

「ところが、そうやって呼ばれて行ってみるとあるはずのシカの死骸がない、ということがあるんです」
「へえ、それは死んだと思ったのが実は生きていた…とか?」

「まあそういうこともあるかもしれませんが、案外あるのが、シカを欲しい人が持ち去っているじゃないか、ということです」
「持ち去る!? なんでまたそんなことを?」

「シカって欲しい人にはありがたいものですよ。特にペットを飼っているような人たちは、シカの肉や骨は最高の餌になりますからね。それを缶詰でも骨でも買おうと思うと結構お金がかかりますから」
「はあ~、確かに肉や骨はペットの餌と思うとありがたいのかもしれませんが…、ふうん」


 実は車にぶつかって死んだエゾシカなども欲しい人がいるというのは驚きでした。

 また道路管理者の方でも、「誰かが引き取ってくれるなら、こちらも処分費用が掛からないので助かりますね」というスタンスだそう。

 欲しい人がいてあげたい人がいる、ということは双方にとってwin-winなわけですから、もしかしたらビジネスにもなるかもしれませんね。

 欲しい人は事前に登録をしておいて、手に入ったら連絡が行き早い者勝ちとか、あるいはオークションにしても良いのかもしれません。

 北海道ならではの新しいビジネス、「エゾシカ取引」、いかがでしょうか。
 

 夜は久しぶりの味を堪能です。

 

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週末は大曲の花火を見るツアーに参加しました

2023-10-09 23:50:23 | Weblog

 

 7(土)~8(日)の一泊二日で秋田県大曲の花火を見るツアーに参加してきました。

 昨年日本三大花火の「長岡の花火」を見る機会があり、大きな花火大会に魅了されました。

 日本三大花火とは、「長岡の花火」「大曲の花火」そして「土浦の花火」と言われます。

 秋田県の大曲は、かつての大曲市を中心に平成17年に1市6町1村が合併して誕生した「大仙市(だいせんし)」の中心都市。

 大仙市の人口は現在7万5千人ほどで面積は866平方キロメートルとかなり広い町ですが、なんといっても「大曲の花火」が有名です。

 大曲の花火大会は年に何度か開催されているのですが、今回は「大曲の花火~秋の章」の札幌発のツアーがあるとのことで妻と二人で参加してきたものです。 

 
 旅は阪急交通社さんのツアーで添乗員さん付き。

 移動は朝8時に札幌駅集合で、特急北斗で函館新北斗駅~北海道新幹線で盛岡駅~大曲花火会場まではバス、となり出発日の夜の花火大会を見るという花火メインの旅でした。

 盛岡から大曲までは一般道で2時間ほどの距離なのですが、花火を見た後は再び盛岡まで戻り盛岡市内のホテルに泊まるという強行軍です。

 花火メインとはいえ、翌日は盛岡からバスで移動をして八幡平~道の駅鹿角~十和田湖~奥入瀬~新青森駅から新幹線とJRで札幌駅まで戻るという東北の背骨観光が入ります。

 このような添乗員さん付きのツアー参加って、最近はほとんどなかったので新鮮な感じでした。

 添乗員さんも若くて元気はつらつ、話術が巧みでユーモアもあり任せて安心、楽しい旅になりました。

 ただ途中のバス旅ではバスガイドさんが付きません。

 最近はバスの運転手さんの不足が問題になってきていますが、バスガイドさんもどんどん減っているようで、添乗員さん曰く、「先日は82歳のバスガイドさんとお仕事をしましたが健脚でびっくりしました」と言い、車内の参加者を笑わせてくれました。


     ◆


 花火大会は、それなりに人が集まるのでバスは会場近くの公共施設の構内に停めてそこからは徒歩で会場まで移動。

 花火会場ではパイプ椅子があって全席指定。

 夜6時からの花火大会に間に合うように移動したものの、花火会場となっている雄物川の河川敷に着くころにはかなり暗くなっておりました。

 事前に「会場は暗い」と知らされていればキャンプ用のライトを持参したところですが、そのアナウンスがなかったため暗い中での行軍となりました。

 配られたお弁当を食べるのにも暗くて良く見えず、バランを口にしてぺっぺっとなる始末。まあこれも旅の笑い話です。


 花火の方は7号玉(21㎝)と10号(=尺)玉が中心で、1時間半で8千発が打ち上げられたそうです。

 構成は、職人の皆さんが名前を出したうえでそれぞれのオリジナルな花火を一発ずつ打ち上げて見せるコーナーと、創造花火という音楽とシンクロして様々なタイプの花火を打ち上げて数分のドラマを見せるコーナー、それに花火仲間の土浦の職人さんたちが参加したコーナーがあり、最後に尺玉100発を打ち上げる怒涛のフィナーレという展開。

 花火と観覧席の距離が近いので目の前の画角の縦横一杯に花火が広がるさまは壮観で、いいものを見せてもらったと感動でした。

 何よりも星が見えるほど天気が良くて、また少し風もあって煙が良い加減に移動してくれて、花火を見るには好条件の部類で非常に幸いでした。

 雨が降ったりしたらおそらく会場はぬかるみになって大変なことにいたことでしょう。

 実際花火の日も午前までは雨が降ったようで、一部に水たまりがあるようでしたが、私たちは助かりました。

 翌日からのバス旅も天候には恵まれましたが、行程としては移動に時間がかかり、休憩ポイントなどでもお土産をゆっくりと吟味するだけの時間が取り切れず、お土産選びに苦労しました。

 また団体旅行なので、集合時間に遅れて周りに迷惑をかけてもいけない、という心理も働いて、ちょっと焦り気味の感じだったのが旅慣れないところでしょうか。

 とにかく花火を見る旅で、花火がちゃんと見られたのですから満足度は90%以上です。


     ◆


 今回の旅は、途中からの合流組も併せて30人ほどの参加者でしたが、実は札幌駅集合・解散のもう一班が別行動で動いていたそうで、バス2台分のお客さんがいたわけです。

 我々のグループではご夫婦連れが私たちを含めて4組くらいで、あとは親子連れ、お友達連れ、おひとり様旅もいました。

 最高齢と思われる方は86歳の男性とその奥様で、ちょっとした会話になり、「もうこれが最後の旅だねと言って参加したんです」とのこと。

 旅は体が満足に動けるうちにしておかなくてはいけませんね。

 また一つ良い思い出ができました。

 

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ATMで振り込みができないことの、案外知られていない理由

2023-10-06 21:08:38 | Weblog

 

 先日ようやく実家の家にエアコンが付いたというので行ってみることにしました。

「今日行きたいけどいいかな?」と母親に電話すると、「いいよ、ちょうどSちゃん(弟です)も来ているよ」とのこと。

 兄弟とは言え、この歳になるとなかなかお互いに会えなくなるもので、これは良い機会だと出かけてきました。

 今回のエアコン工事は割とおおがかりで、家の配電盤に新たに200Vの動力を引き込んでエアコン近くまで室内配線を施し、また室外機も冬でも雪に埋まらない高さに設定してもらうなど重厚なしつらえです。

 今回取り付けたエアコンはなかなか良いもので、冬でもがっちり暖房として使えるものにしてもらいました。

 今までは「備え付けのセントラルヒーティングが古くて暖かくならないんだよ」とのことで、家の暖房をつけつつ煙突のない室内用灯油ストーブも炊いていました。

 今回の暖房エアコン設置で、もう灯油ストーブはいらなくなり心配の種が一つ減りました。


 ただお値段もそれなりで手続きから配線工事、機械設置などで総額50万円を少し超えるくらいの額になりました。

 支払いについては弟が親のカードと通帳を持って、母親を買い物に連れて行きがてら、ショッピングセンターにある銀行のATMでお金を振り込んでくれることになりました。
 

      ◆


 ショッピングセンターで弟は親の通帳とカードをもってATMへ向かいました。

 ところが数分して戻ってくると、「ダメだった、『お支払いできません』となったわ。ATMの限度額だなきっと」とのこと。

そして「いいよ、後で銀行の窓口で直接支払ってくるよ。それならATMの限度額はないからね」と言って銀行通帳を預かっていきました。

 その後どうなっていたかな、と思っていたところ今日になって弟から「銀行へ行ったら支払いができなかった理由が分かった」というメールが入りました。

 曰く、「支払いの限度額は100万円だったんだけど、振込詐欺対策で、直近の一年間にキャッシュカード振り込みをした実績がない場合は自動的に振り込み自体ができないようにしているんだって。まあこちらには正当な理由があるので、業者からの請求書を見せてATM制限を解除してもらって振り込みました。そんなことになっているなんて知らなかったよ」

 銀行も銀行なりに振込詐欺対策をしているのでしょうが、知らされないとちょっと驚きますね。


 ところで、「あれ?あなたがちゃんとした通帳の持ち主だとか、持ち主の身内だとかいう確認はあったの?」と訊くと、「ああ、そう言われるとそういうのはなかったなあ。請求書を見せただけで信じてくれたね」

 通帳を持ち込んだのが悪い人だったらどうなったでしょう。

 詐欺対策も大変ですね。 

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歯は五面と四面

2023-10-04 22:19:36 | Weblog

 

 先日4カ月ぶりに歯科検診を受けて歯のチェックをしてきました。

 お世話になっている歯科医院では、月初めに必ず歯垢の状況をチェックされるので、こちらも真剣に歯を磨いてチェックに臨みます。

 前回は歯垢の残っている歯の割合が14%とちょっと成績が悪かったのですが、今回は頑張って5.5%にまで減らしました。

 歯の94%までは歯垢がきれいに取れているのですが、そこから先を伸ばすのが非常に難しいのです。

 歯科衛生士さんによれば、「これだけきれいに磨いていれば歯垢もあまりつかないので3~4か月でのチェックは期間として短いかもしれませんね」とのこと。

 ただ私の場合はインプラントをしているので、その周辺の歯茎のチェックを怠るとインプラントにも悪い影響を与えるので、歯科医の先生も気にしてくれているのです。

 前回の磨き残しの成績が悪かったことは私としてちょっとショックでした。

 特に歯と歯の間はタフトブラシという、先が尖ったブラシを使って磨いているのですが、それでも歯の側面の汚れが取れていませんでした。

 歯科衛生士さんに「タフトブラシを当てても汚れが取れないようではどうしたらよいでしょう」と相談すると、「タフトブラシの当て方にもう一工夫されたらどうですか」と返されました。

 歯科衛生士さん曰く、「歯と歯の隙間にまっすぐ当てると側面にまでブラシが届かないところが出てきます。なので歯の側面に対してできるだけ直角に尖った部分を当ててみると良いと思います」とのこと。

 その場で歯医者さんのタフトブラシを借りて、着色された歯の汚れに当ててみると、確かにまっすぐだと届かないのが、歯の側面にできるだけ直角に当てるようにすると、汚れが取れるのが分かります。

「立体の形でいうと奥歯は磨くところが5面あって、犬歯から前は4面なので、その面を意識すると良いですよ」とも。

 前回のそのアドバイスからは、歯の面とタフトブラシの当て方を意識して、前回汚れが取れていなかったところを磨くようにしたので、今回は汚れ落具合の成績が向上しました。

 しかしあろうことか、側面を意識しすぎた余り、奥歯のかみ合わせのところの汚れが取れていない歯が何本かありました。

 歯全体を意識するのってなかなかむずかしいものです。


     ◆


 さて、こうやってタフトブラシを自在に使うようになりましたが、それでもなお汚れの取れない歯と歯の間の細い隙間があります。

「小松さんは歯間ブラシは使っていますか?」
「はい」

「どんな太さですか?」
「歯の隙間にぴったりな感じのものでこすってます」

 すると衛生士さんは、「それならば歯の隙間にジャストサイズのものではなく、ワンサイズ小さいものを当てて側面をしっかりこすり落とすのも良いかもしれませんね」というアドバイス。

 なるほど、歯間ブラシって歯の隙間に入れてこするのが気持ち良いところがあるのですが、そうではなくてもっと細いものでさらに細い隙間まで意識するということを教えられました。

 次回までにさらにステップアップしたブラッシングを身に着けたいところです。

 歯磨きは相当に奥が深いです。
 

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自分の脳が嫌がっている ~ メタ認知で自分を冷静に見る

2023-10-03 23:32:36 | Weblog

 

 仕事にはやって楽しい仕事と苦しい仕事があります。

 かくいう私もつい先日、(これはやらねばならない仕事から逃げているなあ)と思う瞬間がありました。

 それは依頼されている研修講義の資料作りでした。

 そもそも講演とか講義というのは、自分が何を伝えたいのかをまずしっかりと固めたうえで、導入部、展開部、確信部、そしてエピソードなどと進めてゆくのですが、この構想を練るのは実はかなり脳に負担をかけます。

 そんな負担を脳は嫌がって、資料作りの作業をしようとしません。

 気がつくと机の上の書類を片付けたり古い資料を捨てたりとそんなことをしていて、創造的な仕事から逃げようとしています。

 そういう自分自身の脳の嫌がり方がわかっているので、こちらも敢えてパソコンの画面に向かって、アイディア出しを始めて脳に抵抗します。

 少しそうやって脳をアイドリングさせてやると、そこから先は少しずつ作業が積み上がってゆくのが分かります。


 こうやってあたかも脳が自分の外にいるかのように書いていますが、脳は自分自身を動かしているようで実はその働きに癖があるということが私には分かっています。

 その「私」とは脳内の自分みたいなもので、最近になってようやく自分自身を俯瞰的・客観的に眺めることができるようになりました。

 こういうことを「メタ認知」と言いますが、自分自身をそんな視点で見られるようになって、自分自身や脳を制御できるようになりました。

 これってある種の訓練でできるようになります。

 自分自身がパニックになったり焦っていたりする時に、そんな感情のど真ん中にいないで、そんな自分を上から眺めて「おいおい、そんなに焦るな」と声をかけてやるようなもう一人の自分をイメージすると良いでしょう。

 メタ認知ということを知っているだけでも一歩前進です。

 

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