今日は7月1日で北海道では鮎の解禁日です。
私自身は鮎釣りはしないのですが、ニセコの近くの蘭越町にいる友人は鮎釣りの名人。
そのうえ、解禁日には日付が1日に変わった瞬間から釣り始めて、まだ体の柔らかい若鮎を食べようというイベントを仲間でやっているのだそう。
私はその話を聞くたびに「行きたい、行きたい」と言いながらなかなか参加できず、「いつも来る来る詐欺だよな(笑)」と言われていました。
しかし、今日こそと思い、明日はもう単身先の中国に帰ってしまう婿さんも連れて蘭越町まで出かけてきました。
勇んで行ったのは良かったのですが、北海道は昨日から夜半にかけてかなりの雨。
道南の川はどこも水かさが増して濁流となったために出かけて行った仲間も釣りは断念。
若鮎会は焼肉パーティに変わってしまいました。
それでも一緒に連れて行った孫は、同じくらいの子供たちと一緒になって駆け回り、川エビやカエルに触ったりおもちゃを貸してもらったりしてとても楽しそう。
【川エビに触れるかな】
私が行くといつも吠えられる番犬がいるのですが、それにも孫は餌をやれるくらいにまでなり、少しずつ成長を感じられる思い出ができました。
しかし鮎釣りをしきりに勧められて、なんだかむずむずしてきました。うーむ。
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ところで蘭越町と言えば今ホットな話題が、地熱発電の調査現場から大量の水蒸気が噴出している問題です。
これは去る6月29日の昼頃から始まったもので、道内では大きな話題になっていました。
友人の家についたところで、「ところで蘭越では水蒸気噴出で大変なんじゃないの?」と冗談めかして訊いたところ、「裏から見えるよ」とのこと。
「ええ?どこどこ?」「ほら、あそこ」
【水蒸気の立ち上る様子が見えました】
見ると確かに遠くの山並みの中に垂直に伸びる細く白い筋が見えます。
「危ないことはないんですか?」「直接の危険はないけど、あそこから出た水に何が混じっているかわからないので田んぼへの取水は止めてるんだ」とのこと。
野次馬的に面白がるのではなく、農業や川への影響が心配です。早く解決してほしいものです。