昨年の私の記録では、3月25日から鼻炎の症状が出た、とありました。
北海道の春は、杉の花粉こそありませんが先にハンノキの花粉が3月中旬から飛び始め、続いてシラカバの花粉が4月中旬頃から飛び始めます。
今シーズンはちゃんと病院へ行って、アレルギー性鼻炎の薬をもらい早めに飲み始めて体を慣らすという準備もきっちりとしているのですが…、ふうむ、なかなか花粉が飛んでいる感じがありません。
札幌の花粉情報をお知らせしてくれるサイトでも、明後日にかけてもまだ花粉指数はゼロのまま。
ここへきて最高気温が5℃前後と、温かくなりきれずに春が足踏みしているという感じがあって、木々もまだ芽吹きが遅いのかもしれません。
体としては楽なので、少しでも花粉の時期が遅れてくれることはうれしいのですが、なにかちょっと変な感じもします。
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通勤にはいている靴がようやく冬の靴から夏の靴に替わりました。
まだちらちらと雪が舞うこともありますが、もう積もることはありませんし、積もってもすぐに解ける季節になりました。
花粉はまだ飛んでいないとしてもこの季節の札幌の空気はホコリ交じり。
何のホコリかというと、冬に路面のすべり止めのために撒いた細かい砂利が砕かれて細かくなったものが空中を舞っています。
これもまた路面を管理してくれる人たちが順々に掃除をして片付けてくれます。
昭和の60年代ころには自動車はスパイクタイヤで走っていて、それがアスファルトを削って空中に舞う粉塵公害が社会問題化しました。
スパイクタイヤがなければ凍った路面を走ることができなかった時代の話。
それを禁止しようとする動きとともにスタッドレスタイヤが登場して、タイヤにピンを打ったスパイクタイヤでなくても冬の路面が走れる時代になりました。
私は札幌市のスタッドレスモニターに参加して、スタッドレスタイヤ4本のうちの一本を市が補助してくれるという制度を使ってごく初期のスタッドレスタイヤを履き始めました。
冬の初めの超ツルツル路面で車がスリップして半回転した怖い思い出もありますが、そうやって少しずつ技術は進歩して今日に至ります。
今思うと隔世の感がありますが、時代が求めているものは技術が進歩して必ず適切なタイミングで登場してくるという好事例の一つのように思います。
花粉も飛ばないような技術が開発されないかな、と思うのですが、どうでしょうか。
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